MS-14F ゲルググマリーネ
(GELGOOG MARINE)
ゲルググの機動性能向上機種として試作されたMS-14Bはすこぶる好評で、早速その高性能をフィードバックさせた量産機が望まれた。F型はこうした要求に応えて開発された内の一機種で、厳密にはB型の派生型ということが出来る。一般用量産機であるA型やA型の高機動ランドセルを装備しただけのB型と違い、機体本体の軽量化やバーニアの追加など機体構造にまで及ぶ改修も積極的に行っている。性能面ではJG型に劣るもののコスト面ではこちらの方が優れており生産台数も多い。
なお、このF型やJG型はB型の派生型ではなく、B型と並行して開発された高機動ゲルググの別プランである、とする説がある。というのも初めて戦略的レベルでゲルググの配備が整ったのはア・バオア・クー攻防戦であり、その攻防戦にすら十分なテストを経て参加することができなかったB型に果たしてヴァリエーションを生み出す時間的余裕があったかどうかは大きな疑問だからである。
それよりも、F型やJG型がB型とは違った形での機動性能向上機種を模索して生まれたものだとする方が、時間的な空白により説得力のある説明がつけられる。この件については未だ決定的な資料はなく、さらなる研究が望まれる。
このF型はジオン海兵隊を中心に配備されたため海兵型、マリーネタイプと呼ばれることもある。武装はまず固定武装として両腕部に110mm速射砲を1門ずつ、格闘戦用にビームサーベルを2本装備する他、主武装としてビームライフルが使用可能だが、機体によってはMMP-80型90mmマシンガンや360mmジャイアントバズーカを使用することも多かった。
MS-14F ゲルググマリーネ
全 高 | 19.2m | 自重量 | 45.1t | 総出力 | 1440kw | センサー
有効半径 |
? m |
頭頂高 | 19.2m | 総重量 | 81.3t | 総推力 | 55.0t | 180°
姿勢変換 |
1.6sec |
宇宙用モビルスーツに戻る
MS-14Bに戻る
MS-14Fsへ進む