MS-18F ケンプファービーム兵器装備型

(KAMPFER with Beam Weapon)


ケンプファーシリーズには数少ないながらも若干のヴァリエーションが計画されていた。ビーム兵器を装備したこのF型もそうした一つである。しかしE型が1機実戦投入されたという情報以外、信頼性のおけるものは少なく、このF型については戦線投入はおろか、実際に建造されたかどうかすら定かではない。そこで周辺に散逸する資料を元に、この機種の概要を追ってみたい。

MS-18Fは18Eの主武装をビーム兵器に換装したMSである。元来ケンプファーは強襲用という性格上、ジェネレーター出力を消費し爆発的な加速を殺すビーム兵器の使用を取りやめていた。しかしビーム兵器の持つ強力な破壊力は同時に強襲用向きとも言え、ビーム兵器を搭載したケンプファーの開発が進められた。

まずビーム兵器の使用を可能にするため、ジェネレーターの大幅な出力アップが図られている。主武装にはMS-14JGゲルググイェーガーが使用したビームマシンガンの改良型が採用され、パルス状のビームを連続発射することが可能となっている。一方、ジェネレーター出力を向上させてもケンプファーが本来持っている爆発的な加速力はどうしても得られかったため、窮余の策として取り外し可能な外装式の使い捨てブースターが計画された。

これはプロペラントタンクと一体型で背部に装着し、使用後は邪魔にならないよう切り離す。結果としてこのブースターにより、18Eよりも大きな加速を得ることができたと思われる。なお、このMSのコンセプトは外装式ブースターも含めて、UC0083年にアナハイム・エレクトロニクス社が「ガンダム開発計画」の一環として開発したAGX-04ガーベラ・テトラと全く同様である。


MS-18F ケンプファービーム兵器装備型

全 高 ? m 自重量 ? t 総出力 ? kw センサー

有効半径

? m
頭頂高 ? m 総重量 ? t 総推力 ? t


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