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 ザワ、と。
 小さな一軒家を囲む木々の葉が風に揺れる音を拾い上げて、三蔵は意識をふわりと浮上させた。
 ローテーブルが自分の視線と垂直の位置にある。コーヒーカップが水平に、重力に反してローテーブルから『生えて』いる。胸の上には本日の朝刊。視界を遮る細いラインは、ズレた眼鏡のフレームだろう。
 不自然な世界と、ゆるやかでいて決して不快ではない気怠さと、どこか霞がかかったような己が意識に、眠っていたのだと、気付く。
 そのままゆったりと微睡みに身を委ねながら、三蔵は、『今、この場所で眠ることの出来る不思議』を思った。

 

 

『なあっ、三蔵。29日って、仕事忙しい?』
 問いかけてきた悟空に
『……別に』
 と答えたのは、1週間ほど前のことだった。
 忙しくなければ何なのだ、と、声には出さずに視線だけで問いかけると、嬉しそうに悟空が笑った。
『八戒と悟浄が、ワインの新酒のいいのが手に入ったから飲みに来ないかって』
 八戒がバイトしている喫茶店の、29日が定休日なのだそうだ。
 ──悟空に持って帰ってもらってもいいんですけど、せっかくの新酒を、お寺でまともな料理もつまみもナシに飲むのはちょっともったいないでしょう?
 とはもちろん、喰えない片眼鏡笑顔魔人の言である。
 11月29日、という日付に、心のほんの片隅のちいさな場所の温度が下がるような気がしないでもなかったし、その日を八戒と悟浄が指定した意味も薄々ながら判ったが、自分自身に対しても傲岸不遜を貫く金髪紫眼の最高僧は、定休日の一言でそれら全てを封じてしまった。
 ──何よりも。
 その日を過ごすには、寺院よりも森の中のあの家の方が、きっと幾分マシだろう。と。
 そう思った理由にまで、そこならマシな料理と酒があるからだ、などという言葉をどこか言い聞かせるように胸の内で羅列する心理に、三蔵自身気付いているのかいないのか。
 なんとも言いようのない気分のまま、
『ふぅん。』
 ただそれだけを呟くと、悟空はまた、笑う。
『行くよなっ?』
 絶対に行くはずだと信じて疑わないその笑顔に、
『新酒を逃す手はねぇからな』
 とそんな言葉を返したのは、笑顔の中心の金色の瞳に、わずかだけ滲んだ祈りの色を、読み取ったから、かもしれなかった。

 

 

 窓から差し込むやわらかな晩秋の光を、見つめて三蔵はフッとちいさな溜め息をこぼす。
 身じろぎすると、静まりかえった沙家のリビングに、カサリ、と、胸の上の新聞が立てる音が奇妙に大きく響いた。
 せっかく手に入れた上物の新酒には、料理もつまみも良いものを合わせたいから、と、買い出しに出かけた八戒はまだ帰らない。
 荷物持ちとして同行を言いつけられた悟浄と悟空も、だから当然帰ってこない。
 そうして、そんな風に彼らがただの買い出しに出かける時には、いつからか決まって三蔵が留守番を頼まれるようになっていた。
 カチャリ。
 ずれていた眼鏡を外してテーブルに置く。
 横になっていた身体を起こすと、ソファのスプリングがキシリとちいさな音を立てた。
 普段は気にも留めないはずの音に、『ひとり』を思う。
 馴染んだ空気のはずだった。
 馴染んだ空気になるはずだった。
 師を喪って金山寺を下りた時には全てを、むしろ望んで受け入れる気でいたそれは、だが今とても馴染みの薄いものになっている。
 そうなった理由など考えるまでもない。
 あの日を境に自分を包むようになった喧噪、あの頃を境に賑やかさを増したそれに、けれど本当の意味での不快感を感じたことは1度もなかった。
 嫌悪を感じたこともない。
 この喧噪は、寺院の阿呆な僧侶どもの発するものとはまるで違う。同じように、今自分を包む静寂も、寺院のそれとはかけ離れている。
 ──いや、寺院に限らず、他のどんな場所のそれとも違った。
 たとえ周りがどれだけ静かでも、悟空と暮らすあの離れ以外の場所でうたた寝したことなど1度もなかった三蔵が、今、この家では、こうして眠る。
 ──何故だ?
 と、うたた寝から目覚める度にふと考えるのだけれど、考える度、自分的になんとも寒い結論に辿り着きそうになって、その度傲岸不遜な最高僧は
(アイツらが煩すぎて疲れるからだ)
 と無理矢理自分で結論を導き出した。
 その度に、どこかで、懐かしい笑顔が揺れる気が、した。
 覚えていたい顔。忘れたくない顔。決して忘れられなどしない──そうして同時にそう思う度、自分の心の動きに痛みを覚える、懐かしい懐かしい、優しい顔。
 自分にはその資格はないと、懐かしむことすら常には禁じ、遺された言葉を戒めとして心に抱くその人の笑顔を、今またこんな風に思い浮かべるのは、今日という日のせいだろうか。
 師匠であり養い親だった人が、自分の誕生日と定めた、この日の……?
『誕生日おめでとう、江流』
 師匠にそう言われる度、いつも自分は
『はあ』
 とだけ返していた。
 めでたいと思ったことなど1度もない。あの雨の夜からはいっそ厭わしいとすら思う。
 それは今年も変わらなかった。
 強くあれと彼の人は言った。
 そこには『誕生日を祝える自分』も、ひょっとして含まれていたりするのだろうか?
 それならば──もしもそうなら、まったくもって、自分はこんなにも強くない。
(……やれやれ、まったく)
 このままだと思考が蟻地獄のような暗い深みにはまって行きそうで、呆れ混じりの溜め息がこぼれた。
 思考を明るい場所へ引きずり出すために、窓の外へ視線を向ける。
 その、窓枠に切り取られた、抜けるような青空を。
 橙色の影が、よぎった。
「?」
 首を傾げて立ち上がると、一度真青の枠の外に出た橙色が、今度は真上から落ちてくる。
 同時に賑やかな声が響いた。
「あー、ちっくしょ、落ちた!」
「わはは、下手くそ! 2秒も飛ばせねーでやんの!」
「そう言う悟浄は長く飛ばせるんですか?」
 すっかり馴染んでしまった声たち。
 今、自分の側にいて、自分と真向かう存在たちの。
 リビングの窓を開けると彼らの声が近くなる。
「……ナニやってんだお前ら?」
 問いかけると、金眼の猿が駆けてきた。
 窓の真下に落ちていたモノを拾い上げ、嬉しそうに、笑う。
「これこれ!」
 そうして目の前に差し出されたモノは、橙色の折り紙で折られた紙飛行機だった。
 売り物ではない。こんな紙飛行機1つだけなど、どこの店でも売りはしない。
 となると、それは、悟空が文房具屋で折り紙に心惹かれでもしたか、街で遊んでいた子供達から分けてもらったかのどちらかで。
 いずれにしろ10代も後半になる少年の行動ではない、と、思った瞬間、三蔵は、自分でも感心するほどのスピードで悟空の頭にハリセンを炸裂させていた。
「こンのお子さま猿!」
 手には荷物があるから、と、多少加減をしたのだが──もちろん荷物が地面にぶちまけられてはもったいないからだ──すかさず悟空が抗議の声を上げる。
「いってー! ナニすんだよ暴力ボーズ!」
「うるせぇっ、貴様どっからソレを手に入れた? まさかガキどもにねだってぶんどったんじゃねぇだろうな!?」
 もしもそうなら、今すぐこの場で2度とそんなことが出来ないようにしてやろう。
 半ば以上本気で言うと、荷物を抱えてゆったり歩いてきたこの家の主と同居人から、クスクスと笑いながらのフォローが入った。
「くっく、信用ないのね、小猿ちゃん」
「違いますよ三蔵。それはね、悟空がもらった、いわば勲章なんです」
「勲章?」
「そうですよ」
 聞けば、買い物の途中で、木の枝に引っかかった紙飛行機を見つけたのだという。手も届かず、かといって最初の枝も登れるほど低くなくで、子供達が途方に暮れていたところを、通りかかった悟空が持ち前の身の軽さで枝から下ろしたのであるらしい。
 そうして、感謝することしきりの子供達のリーダーらしき少年から、
『ありがとう! これはコイツが一生懸命折ったものだからお礼にあげるわけにはいかないけど、代わりにこれ、もらってください』
 と、今悟空の手にある橙色の紙飛行機を手渡された、のだそうだ。
「なのに三蔵、何にも訊かないでいっきなり殴るんだもんなー!」
「日頃の行いが悪いからだろ」
 恨めしげな悟空の声に素っ気なく答えると、あっさり気分を切り替えたらしい小猿が「でもさ」と笑った。
「でもコレ、キレーだよな」
 ほら、と、悟空が紙飛行機を空にかざす。
「あいつらが持ってた紙飛行機、いろんな色のがあったんだけどさ、コレが一番空に飛ばしてキレーだなって、思ってたんだ」
 言って悟空は更に高く紙飛行機を持ち上げる。
 良く晴れた小春日和の青空に、紙飛行機の橙色がハッとするほど鮮やかに映えた。
『江流……』
 懐かしい声が甦る。
『綺麗でしょ?』
 声は言う。
 気が付けば、思いがけず浮かび上がった、すっかり忘れていた師匠の言葉を、知らず繰り返す自分がいた。
「……橙色は青をさらに美しく見せる。相反する色だからこそお互いの持ち味を引き立てあう──」
「三蔵?」
 呼ばれて視線を戻せば、肩越しに自分を見つめる悟空の金の眼があった。
「なーんか意外。お前がンなこと言うなんて」
 もしかして三蔵サマってばロマンチスト?
 どこかに真摯な色を滲ませながら、それでもからかう口調の悟浄に、
「うるせぇ」
 とだけ言葉を返すと、先の三蔵の言葉を補うように、八戒が保父ぶりを発揮した。
「補色って、言うんですよ、悟空」
「ホショク? ……ってナニ、八戒?」
「さっき三蔵が言った、相反するからこそお互いの持ち味を引き立てあう色のことです。補い合う色、って書くんですよ。辞書的な説明をすると、『二つの色を適当な割合で混ぜあわせて、それが光の時に白、絵の具なんかの時に灰色になる、そういう場合に、片方の色をもう一方の色に対していう言葉』、ってことになるんですけどね」
 でも、混ぜ合わせてそうなる色は、隣り合わせに持ってくると、お互いがお互いを引き立てあって、お互いをもっと綺麗に鮮やかに見せるんです。面白いでしょう?
 告げて笑う八戒の横から、口元にやはり笑みを刻みながら
「ちなみに赤の補色は緑よんv」
 と悟浄が言った。
「ふぅーん……じゃあさ……」
 言ったきり黙り込んだ悟空が何を考えているのか、三蔵にはなんとなく判る気がする。
 果たして、しばらくの沈黙の後悟空が発した問いかけは、三蔵の予想通りだった。
「じゃあ……紫は?」
 ──やっぱりか、この猿……。
 あまりに判りやすい言動にいささか呆れた三蔵ではあったが、そういえば自分もその答えを知らない。
 けれど悟空の問いかけは、悟浄にも、八戒にとってもしっかり予想の範疇だったようで──というか、他にない、気がする──悟浄は「ククク」と八戒の肩口に顔を埋めて小さく笑い、八戒は八戒で、少しも考える素振りを見せずに悟空に答えを与えて見せた。
「紫の補色は、黄色です。……ああでもそういえば、『黄金』という言葉がありますから……その線でいったら三蔵と悟空の目の色も立派に補色関係ですよね」
 バックに『にっこり』と大書してありそうなその見事な笑顔に、一瞬三蔵は
(コイツわざとか!?)
 とも思ったけれど、ことこういうコトに関して八戒は悟空にウソは教えないから、きっと本当に紫の補色は黄色なのだろう。
「紫の補色は、黄色?」
「ええ」
「互いに引き立てあう、色?」
「ええ」
「俺と三蔵の目の色が……?」
「そういうことに、なりますね」
 八戒の言葉を受けて、悟空が身体ごと三蔵に向き直る。
 その金色に輝く瞳を。
(コイツのこの目と、俺の目が……?)
 うっかり三蔵も見つめてしまった。
「イヤンおふたりさんったら見つめ合っちゃってv」
 途端飛んできた悟浄のからかい声に、素早く反応して三蔵の手がS&Wを取り出す。
「キサマのそのめでたい頭をこの場で綺麗に撃ち抜いてやる」
 言うより早く発砲していた。
 きっちり狙ったはずなのに、当たらないのはいつものことだ。
「ちっ」
 小さく漏らした舌打ちに、悟空の声が重なった。
「ふぅーん、補色なのか……」
 微妙に嬉しそうなのがなんだかムカツク。
 イヤな予感にふと眉をひそめると、真面目な顔で悟空がこんなことを言った。
「そっか……俺、頑張る。」
 何を、とも、何のために、とも、悟空は言わなかったけれど。
 ──何となく、判ってしまった。
 それを認めるのがなんだか癪で……判ってしまったのもなんだか癪で、
「沸いてんのかバカ猿。猿語喋ってねぇで人に判る言葉で喋れ」
 と、三蔵は、不機嫌丸出しで言った。
 ……それなのに。
 八戒は「そうですか」とふわりと笑った。
 悟浄は何も言わずにただポンポンと、悟空の頭を軽く叩いた。
 そうしておいて、微笑うのだ。全て見通しているような顔をして、八戒も悟浄も……悟空まで。
 ムッとした。
「ナニ笑ってやがんだキサマら? 大体お前らナマモノ買ってきたんじゃねーのか? 入るんならさっさと家へ入れ!」
 誰が家主なんだか判らない三蔵の発言に、八戒は
「あはは、そうですね」
 と笑い、悟浄は
「へーへー。まー照れちゃってv」
 素直じゃないねぇ、と、やはり笑いながら余計な一言を付け足す。
 それにきちんと弾丸を見舞って、ふと見れば悟空だけがまだ先ほどと同じ場所にいた。
「悟空?」
 八戒が呼びかけると、悟空は
「ん、でもちょっと待って。コレもっかい飛ばしてみたい」
 と、手の中の橙色の紙飛行機を、空に向かってもう一度放つ。
 悟空の手を放れた紙飛行機は、何故かまっすぐ上に上がり、50cmほど上がったところでいきなり宙返りを披露して、ほとんど前に進むことなく飛んだとほぼ同じ場所へ真っ逆様に落ちてきた。
「ぶはは、下っ手クソー! 1mも飛んでねーじゃんソレ!」
「んだよちっくしょー!」
 悟浄に遠慮会釈なく笑われて、ムキになった悟空が何度やっても、結果は同じ事だった。
 橙色の紙飛行機が、澄んだ青を背景にして、トンボ返りを繰り返す。
 互いを引き立てあう色の効果を、楽しんでいる暇もなかった。
「……貸せ」
 ボソリと吐き出された言葉に、3人が目を見開く。
 己が発言を一番意外に思ったのは、実は三蔵自身だったのだが、そんなことはおくびにも出さずに、もう1度同じ言葉を繰り返す。
「貸せ、と言っている」
 窓越しに手を差し伸べると、悟空がパタパタと駆け寄ってきて、三蔵の手にそっと紙飛行機を置いた。
「こうやるんだ」
 相変わらず口調も表情も不機嫌そうに、けれどそれでも三蔵の手は、とても綺麗な動線を描いて、紙飛行機を風に乗せた。
 ──橙色が空を行く。
 ヒュー、と、悟浄が小さく口笛を吹いた。
 八戒が「意外な特技持ってるんですね貴方」と真顔で言った。
 悟空は「スゲェ」とだけ呟いて、後はただ紙飛行機の航跡を見ている。
『江流……』
 懐かしい声が聞こえる。
『綺麗でしょ?』
 忘れていた笑顔が甦る。
 つまらない話だけれど、と薄く微笑ったその人に、自分が返した答えまで。
 あの時自分は答えたはずだ。
 師に向かって、『綺麗です』と。
 ずいぶんと長い間忘れていた、その笑顔と言葉と感情を、今、さほどの痛みもなく思い出すことの出来る自分がいる。
 あの時の空も紙飛行機も、自分は確かに綺麗だと思った。今この空と紙飛行機を、自分は確かに綺麗だと思う。
 そう思うことが出来る自分は、少しは強くなれたのだろうか。
 ──あの血の色の夜の記憶だけに縛られることなく、師を思えるくらいには?
 感傷に浸りかけた三蔵の意識を、賑やかな声が引き戻した。
「あー、落ちる落ちる頑張れ紙飛行機!」
 紙飛行機を応援してどうなると言うのだ。
(やっぱりバカだこの猿)
 クスクス笑うこの家の住人2人と、呆れ混じりの最高僧と、至極真面目に応援を続ける金眼の小猿の視線の先で……。
 三蔵の手を離れた紙飛行機は、青空を背景にして己が色と空の色を互いに引き立てあいながら、15mほどの距離を飛んで、ふわりと草の上に舞い降りた。
「あーあ」
 残念そうな悟空が紙飛行機を取って戻ってくるのを待って、買い出し部隊が森の中の家に帰ってきた。
 キッチンのテーブルに荷物を置きながら、嬉しそうに八戒が言う。
「さっ、料理、作るとしますか」
 「手伝ってくれますよね?」と笑顔で告げる八戒に、ホールドアップで「はーい」と答える悟浄と悟空も、どこか嬉しそうだった。
 きっと彼らは言うのだろう。
 告げる言葉の片隅に、探るような色とごくわずかの不安を潜ませながら、それでも
『誕生日おめでとう』
 と、三蔵に。
 そうしてそう言われた時、
『……ふん』
 とだけ、自分はきっと返すのだろう。
 そこまで考えて、三蔵は、そう考える自分の心に、以前ほどの痛みも嫌悪もないのに気付いた。
 あの夜に繋げることなく師の言葉を思い出せたように、いつか自分の『誕生日』にも、嫌悪を覚えずにすむ日が来るのだろうか。
(──馬鹿馬鹿しい)
 こんなコトを考えるなんて馬鹿馬鹿しい。
 心の中で吐き捨てて煙草を取り出そうとした三蔵に、キッチンから悟空の声が飛んできた。
「三蔵っ、1人だけズルイぞ、手伝えよ! はたらかざるものくーべからずって、いっつも俺に言うクセに!」
「やかましい。そういう言葉は、ちゃんと意味も字も理解して使えるようになってから言えこのバカ猿!」
 一気にまくし立て、それでも煙草に伸ばした手を引っ込めた三蔵は、いつの間にか『誕生日』に対する嫌悪感が薄くなっている自分の心に、気付かないフリをしてキッチンに向かった。

 

 

  

 

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あとがき(もしくは言い訳・^^;)

と、いうわけで、八戒さん、悟浄に引き続き、三蔵へのお誕生日おめでとう小説第2段です。
またしてもやっぱりあんまりめでたくない雰囲気の話になってます(苦笑)。まあ、ウチの年長組(笑)の『誕生日』に対する感じ方は、旅から帰るまではこんなかな、というわけで、これがウチの三蔵の22才のお誕生日です。
掲示板メールでご感想などいただけると、茶寮主、泣いて喜びますのでよろしくお願いいたします。