●日本オペレッタ管弦楽団演奏会
2000年3月5日(日)15:00/紀尾井ホール
指揮 :榊原 徹
ソプラノ:宇佐美瑠璃
バリトン:坂本秀明
(プログラム)
オッフェンバック:「天国と地獄」序曲
アイヒベルク :アルカンタラの医者より「恋のために」
ブランケット :コルヌビルの鐘より「波をけり」**
グリーグ :ペールギュントより「ソルヴェーグの歌」*
ビゼー :カルメンより「前奏曲」
ビゼー :カルメンより「ハバネラ」*
ビゼー :カルメンより「アランゴネーゼ」
ビゼー :カルメンより「闘牛士の歌」**
マスカーニ :カバレリア・ルスティカーナ「間奏曲」
−休憩−
レハール :「金と銀」
スッペ :ボッカチヨより前奏曲
スッペ :ボッカチヨより「ベアトリ姐ちゃん」**
スッペ :ボッカチヨより「恋はやさしい野辺の花よ」*
シュランメルン :「ウィーンはウィーン」
佐々紅華 :カフェーの夜より「おてくさん」*、**
佐々紅華 :カフェーの夜より「そんな心知らないで」*、**
佐々紅華 :カフェーの夜より「コロッケーの唄」*、**
佐々紅華 :カフェーの夜より「君恋し」
作詞/竹久夢二 作曲/多 忠亮「宵待草」*
レハール :メリー・ウィドウより「女・女・女のマーチ」
レハール :メリー・ウィドウより「ワルツ」*、**
(アンコール)
J.シュトラウス:チクタク・ポルカ
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今日は気軽にオペレッタを楽しむ。プログラムはカルメンやメリー・ウィドウに加えて珍しい作品を取り合わせた内容。特に浅草オペラの日本作品は面白いお芝居がプラスされていた。日本オペレッタ管弦楽団は小編成の室内オーケストラで結構良い響きを出していた。面白のは二人でティンパニから太鼓、鈴、シンバル、木琴、ドラなど打楽器類を掛け持ちしていたこと。右手でティンパニを叩きながら、左手で他の打楽器をという場面が頻繁にあり、見ていて滑稽だった。たしかヨハン・シュトラウス管弦楽団の来日公演でも同じような打楽器奏者が大いに受けていたのを思い出した。歌詞はすべて日本語訳で歌われたが、歌手たちの美声に酔いしれることができた。指揮者の榊原氏によるトークも面白かった。