●ミューズ オペラ・ガラ コンサート
2000年2月6日(日)17:00/所沢ミューズ・アークホール
(出演)
ソプラノ :エレーナ・ミルトヴァ
メゾ・ソプラノ:坂本 朱
テノール :錦織 健
バリトン :吉野 資
指揮 :秋山和慶
司会 :軽部真一
合唱指揮 :時任康文
東京交響楽団
所沢ミューズ・オペラ・ガラ合唱団
(プログラム)
ヴェルディ
「アイーダ」第2幕第2場〜行進曲<エジプトの栄光>(合唱)
「トロヴァトーレ」第1幕第2場<静かな夜だった>(ミルトヴァ)
「トロヴァトーレ」第2幕第1場<炎は燃えて>(坂本)
「椿姫」第2幕第1場<プロヴァンスの海と陸>(吉野)
「ナブッコ」第3幕第2場<行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って>(合唱)
「リゴレット」第1幕<あれか、これか>(錦織)
「リゴレット」第2幕<悪魔め、鬼め>(吉野)
「運命の力」第4幕第6場<神よ、平和を与えたまえ>(ミルトヴァ)
−休憩−
「運命の力」序曲
プッチーニ
「トスカ」第2幕<歌に生き、恋に生き>(ミルトヴァ)
「トスカ」第3幕<星は光りぬ>(錦織)
「マノン・レスコー」間奏曲
「ラ・ボエーム]第1幕<私の名はミミ>(ミルトヴァ)
ビゼー
「カルメン」第1幕ハバネラ<恋は野の鳥>(坂本&合唱)
「カルメン」第2幕闘牛士の歌<諸君の乾杯を喜んで>(吉野&合唱)
「カルメン」第4幕フィナーレ(坂本&錦織&合唱)
(アンコール)
プッチーニ:「蝶々夫人」<ある晴れた日に>(ミルトヴァ)
ヴェルディ:「椿姫」<乾杯の歌>(ミルトヴァ&坂本&錦織&吉野&合唱)
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今日は特にコンサートに行く予定は無かったがミューズのオペラ・ガラへ行ってきた。2階席正面の座席は音が良くて視界も良好。オーケストラ後方に組まれた段々畑に合唱がずらりと整列。合唱はこのコンサートのために編成され昨年の9月から練習されているとのこと。その成果は、立派なもので最初のアイーダの行進曲はかなりの迫力だった。
オーケストラは偶然にも昨日と同じ秋山&東響のコンビ。アークホールの響きの良さがオーケストラサウンドを一層引き立たせせていた。スペクタクルで豪快なものから、ロマンチックなものまで多彩なオペラ・ピースを聞くのも良いものである。
歌手ではキーロフ・オペラのミルトヴァを筆頭に、個性豊かな4人がそれぞれの持ち味を発揮。特にミルトヴァは今回のキーロフ・オペラ公演のキャストに名前が載っていないようだが、オペラと一緒に来日したのだろうか。坂本のカルメンはきりりと引き締まった歌でなかなかのもの。錦織の美声も印象に残ったし、吉野のバリトンも良かった。今日は歌手へのインタビューがあり多彩である。特に錦織&吉野のテノール対バリトン対談はバトル状態で面白かった。