●東京交響楽団定期演奏会
2000年1月30日(日)18:00/サントリーホール
指揮 :飯森範親
チェロ:アンリ・ドゥマルケット
(プログラム)
ドヴォルザーク:序曲「フス教徒」作品67
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調作品104
−休憩−
ベルリオーズ :幻想交響曲作品14
モーツァルト :バレエ音楽よりパントマイム(アンコール)
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先ほどのグラスの壮大なコーラルシンフォニーの後はコンサートは差し控えたいもの。とはいえ今日は東響定期が重なってしまい、やむなくサントリーホールへ。で手渡されたプログラムを開いて、びっくり。随分重たい曲が並んでいる。グラスの曲では一睡も居眠りしなかったので、今度はきっとどこかで居眠るなと予感した。
ところが、最初から随分と快調に飛ばした演奏。ドヴォルザークのフス教徒に凄い勢いがあって、久々に東響のサウンドもフル回転。続くドヴォルザークのチェロ協奏曲も中々素晴らしく、無事1楽章を終了。やはり予感は的中し第2楽章から居眠。第3楽章終わり間際から気合を取り戻しドゥマルケットのソロに聞き入る。
後半の幻想交響曲は、飯森の100%全力投球で大いに盛り上がりを見せた。特に第2楽章の舞踏会は聞き所のひとつだが、軽やかさが素晴らしく、こういった演奏を聞きたかったと納得できるものであった。さて次回の東響定期は3月まで飛んで、ラッヘンマンの「マッチ売りの少女」。