●ウィーン・リング・アンサンブル演奏会
2000年1月5日(水)19:00/王子ホール
(プログラム)
J.シュトラウスU:オペレッタ《くるまば草》序曲
ツィーラー:ポルカ「生粋のウィーンっ子」
J.シュトラウスU:ワルツ「芸術家の生涯」
ツィーラー:ポルカ「怒り」
J.シュトラウスU:ワルツ「ウィーン気質」
ツィーラー:ワイン畑のガロップ
−休憩−
レハール:ワルツ「金と銀」
J.シュトラウスT:ジプシーのガロップ
ランナー:ワルツ「求婚者」
ヨーゼフ・シュトラウス:シュネル・ポルカ「休暇旅行で」
ツィーラー:ワルツ「天国の生活」
レハール:オペレッタ《メリー・ウィドウ》より愛の二重唱のメドレー
(アンコール)
ヨハン・シュトラウスU:ポルカ「観光列車」
ヨハン・シュトラウスU:「ラデッキ−行進曲」
-----------------------------------------------------------------------
昨年のリング・アンサンブルはサントリーで聴いたが今年は王子ホールで。ここは座席数が少ないため、すぐに完売になってしまうが、発売日に運良くゲットできた。このホールのサイズは室内アンサンブルに最適なのは言うまでもないが、響きはデッド気味。そのためリング・アンサンブルの響きも今一つなのが残念だ。昨年の素晴らしさが印象的だったせいか、これがサントリーホールであればと思うのであった。
でプログラムはヨハン・シュトラウス、ツィーラー、レハール、ランナーらを並べた魅力的なもの。今回は、シュルツ&シュミードル・コンビのパフォーマンスがややおとなしいものの、時おり笑わせてくれるのは例年通り。後半からは大好きなレハールの「金と銀」が演奏された。これはボスコフスキー指揮の名盤で何度も聴いた名曲。やはりウィーン音楽はリング・アンサンブルに限ると実感させてくれた。アンコールはあっさりと2曲だけ。もっと聴きたいという余韻を残して終了となった。