「ゆず」初の体育館ツアー ゆずの幸(せ)拍(手)歌合戦 大盛況で終了!

北川悠仁と岩沢厚治の二人から成るユニット「ゆず」。98年を駆け登った感の彼らの98年最後のライブツアーが何と体育館で行われた。横浜文化体育館(12/12)、大阪中央体育館(12/16)、愛知県体育館(12/18)の三本。時間的にも構成的にもかなり厳しいものがあったのだが、今の「ゆず」の勢いというか見事に彼らのステージになった。そこには「ゆずっこ」と呼ばれる彼らのファンの温かい声援も大きな要素だと思った。

いつものようにみんなで構成を考えた。ステージ美術はいっさいなし。バックにスクリーンの白い幕のみ。そこに後半、いくつもの作り込んだ映像とライブの映像を映した。そして特効として「雪」「シャボン玉」を使い、5メートルもある「ゆずマン」の風船人形を造った。それに今回はチアリーディングも取り入れるという大仕掛けになった。また、オープニングには、各会場を考えてプロレスの要素を入れて、登場から紹介そして1曲目へつながる流れを作った。横浜と大阪には本物のリングアナウサーも呼んだ。レフリー役には毎度恒例になったマネージャーの吉井 亮君が、そして名古屋のリングアナウサーには事務所の宣伝担当マネージャーの中川 岳さんが登場するという身内ウケのする相当濃い内容になった。もちろん、「ゆず」の二人のパフォーマンスは素晴らしいものがあった。彼らのその成長の度合いには本当に驚かされる。アンコールは、今回はっきりナシと決めていたのだが、やはり各会場で、やらない訳にはいかなくなってしまった。ライブが終わった直後には立てないほどの全力投球の彼らの面白く語り、歌い、泣かせるライブは見終わった後に、何かとても素晴らしい何かが残ってる様な気がする。良いライブだった思う。

そして、その後日に代々木で行われた「冬至の日」ライブ(12/23)にも1万5千人もの人が来た。こうして1998年の「ゆず」のライブはすべて大盛況で終わった。99年には、もっと飛躍するであろう「ゆず」に、そして彼ららしいライブにも期待して行きたい。楽しみである。

   

『幸(せ)拍(手)歌合戦』の演奏曲目

M-1大バカ者 M-2ところで M-3四時五分 M-4春三

M-5連呼 M-6いこう M-7雨と泪 M-8境界線 M-9巨女

M-10街灯 M-11月曜日の週末M-12からっぽ M-13いつか

M-14てっぺん M-15地下街 M-16岡村ムラムラブギウギ

M-17夏色 M-18少年M-19シュビドゥバー

アンコール  贈る詩