長いツアーが終わった！　

去年からの長ーい長ーいツアーが奄美大島で終わった。

年々大それた仕掛けと大人数でのツアーに成っていき、ツアースタッフの主力も決まってのここ何年間、今回は特に安定してたツアーだったと思う。レコーディングからいやその前のデモから考えると、ほぼ１年をかけてのプロジェクトとだった。この後の多分出るであろうビデオが最後の仕事だが、僕にはあまり関係ない事だ。正直「疲れた」が感想だ。

大人数になればなるほど人と人との接点が増えるようで実は減る気がする。そのセクションごとに与えられた時間内での仕事だけすれば良いのだから。ある意味楽なのである。自分のところが完璧なら良いのだから。でもツアーとはそうでないと思う。人と人とが助け合い励ましあいながら続けていくものだと考える。

だから僕は今までツアー始まると違うセクションの人間となるべく話すようにしていた。今でもその考えは変わらないのだが、今回はジェネレイションギャップというのを感じるツアーだった。もう自分よりひとまわり（１２歳って意味だよ）も違う人間が多くなり、考えてる事、見てる所が違う気がした。それなりに真剣にやってるのだが、ツメの甘さが気になり、また数々の信じられない失敗を見た。それらを事前に防ぎまた失敗のファローに回るという疲れる仕事に成ってしまったなーという感じがした。以前は本当に自分だけで楽しめたのに。でも、そんな連中が若さなのか失敗をした次の日、平気で仕事をしてる振りをして見せてくれるのを見ると面白いものだなーと思う。ただ、どうしてもまだまだ現役とばかりにそんな連中に激怒する自分にも熱いものを感じたりもしたのだった。

思い返せばリハーサルの初日は、ワールドカップ予選の「日本一韓国の」の国立競技場での試合の日だった。その１カ月くらい前から準備を初めて、メンバーとの打ち合わせを済ませ大事な初日。なのになのに、僕はどうしても国立競技場に行きたかった。関係者の殆どが僕のサッカー好きを知ってるので、この日僕がリハーサルに来ないのではと当初から言われてたものだ。僕は黙ってその日姿を消した、、、。（打つ手はうってね）

そういえば４年前の予選の時も同じツアーをしてたなー。本当に時の流れは早いものだ。

ツアーは本当に順調だった。例年の始めの数回のダメだしも少なく、途中での問題も少なく。スケジュール的に雪での順延と本人の体調不良での順延というのがゴール前であったが、、、、。本当は一杯色んなことがあったんだけど、書く気になれないのでやめときます。僕の心の中にしまっておく事が年々大きくなっているのは、事実です。そして、やり終えた実感というのも年々時間が必要だということも。

そうそう今回も僕のセクションは打ち上げで何も当たりませんですした。どうしてなのでしょうね。きっと何かが足りないんでしょうね。もっと神様が頑張れっていうことでしょう。

最後に本当に自分自身に「お疲れ様」でした。