「モリナオヤ」中野サンプラザ、ワンマンライブ

またもや路上出身のギター少年の仕事をする。今度は、行き成り中野サンプラザで一人だけのライブをやろうというのだ。

モリナオヤという原宿、渋谷を中心にゲリラ的に路上ライブを展開してる少年である。何度か路上ライブを観に行ったのだが、粗削りながら自分をしっかり持ってるように感じた。自分で絵も描き、唄いながらのパフォーマンスも楽しい。まだ、正式にはどこのレコード会社とも契約をしてないのだ。つまり、今度のサンプラザが、業界初お披露目なのだ。そしてのチケットは殆どが手売りなのである。

それでももう1000枚以上のチケットををさばいてるのだから、、。彼のパフォーマンスは良く動くことだと思う。つま先立ちしながらの独特のリズムで唄い、ハープもなし。全くの歌とギターだけなのである。そんな彼の初めての大きな舞台である。非常に楽しみでありながら不安要素も多い。彼自身が非常にエンターテイメントが出来るのだが、初舞台だからこそ歌を伝えて欲しいのだ。最初にこの話を聞いたときにはバンドも付けてみたいとも言われたのだが、僕はあえて反対をした。行き成りだからこそ一人で勝負をして欲しいのだ。そして、この日来た人しか語れない伝説を。

全くお金をかけないでのサンプラザがどうなるのか。やりたいことが山ほどある彼の要望を剃り落としての舞台。一日だけの舞台。それは始まりへの序曲にしか過ぎないと僕は思ってる。彼にはまだまだ可能性があり、これからの展開が非常に楽しみである。今後モリナオヤがどのように羽ばたいていくのか楽しみである。8月20日(金)歴史が始まる。