原田知世 『Summer breeze』Tour
2001年7月3日大阪IMPホール、7月4日名古屋ダイアモンドホール、7月6日SHIBUYA-AX
原田知世 Summer breeze Tour
が終わった。3年ぶりに仕事が出来て嬉しかった。当初日程的にこの仕事を受けることが出来なかったのだが、どうしてもやりたい仕事だったので無理にお願いしてやらせてもらった。とても感謝してます。
今回のカバーアルバム「Summer breeze」を始めて聴いたとき、軽く聴けてそれ以来ヘビーローテーションで毎日聴いていた。仕事部屋でかかっていて全然邪魔にならない音楽って感じ。そしてライブにあたってサポートメンバーが決まって余計仕事がしたくなった。ギターにDR.Kこと徳武弘文氏、もう一人のギターが星川 薫さん。ベースが六川正彦さん。(この徳武さんと六川さんとは今年の3月にアメリカのナッシュビルでライブを観に行ったりしてお世話になった)そしてパーカッションがおなじみ三沢 泉ちゃん。それにゲストとしてGONTITIが決まった。アルバムのプロデュースがGONTITIの関係でライブにも参加してもらうことになった。
時を同じくして「ゆず」のドームというのがあったので正直辛かったのだが、リハーサルの初日ですでに殆どの曲を演奏することが出来た。凄い事だ。サポートメンバーが気心を知れたメンバーだったので立ち位置と進行の流れを決めて、後はゲストとの流れを後日決めた。今回はとてもシックな舞台というのがテーマで座って演奏して譜面もありでライブをやることにした。演奏曲目も彼女の懐かしい曲、カバーアルバムからのスタンダードな曲を奏でるスタイルになった。とても大人の雰囲気を感じさせるライブになったと思う。
久々の知世ちゃんとの仕事だったけど雰囲気は全然変わってなく、ライブではむしろ声とかもしっかり出てて歌い手としても良くなったと感じた。前回のライブは観に行ったのだが僕的にはあまり良い印象が正直無かったのでカバーという選択肢を今回持ってきたレコード会社のディレクター岡田さんの手腕が素晴らしいと思った。そしてライブでの演奏。良いメンバーだったと思うし楽しかった。お辞儀が大事ですね。(笑)
ツアー初日の大阪の当日にGONTITIのゴンザレス三上さんが「おたふく風邪」にかかった。参加が不可能になってしまった。ゴンチチのゴンが来れなくなってしまい、徳武さんにお願いして「トクチチ」を急遽結成した。これがまた良い味で、、。チチ松村さんの懐とでも言うかおしゃべりで良い雰囲気を出し演奏がしっかりしてるのでとても良い空間になった。GONTITIコーナーは急遽チチ松村さんのソロコーナーとなり2曲をオリジナル曲を演奏してくれた。
舞台セットは今回は全く無し。アルバムのジャケットをイメージしたメラ(アルミ箔に光を当てて反射をホリ(白い壁)に出す)を全面に、明るさを出そうとイメージしたが全体として「黒」のイメージがリハーサルを聴いていて感じてしまった。それで前半を「黒」で、後半にメラを中心とした明るさを出した。渋谷のライブは観客も楽しめたと思うし、良い雰囲気のライブが出来たと思う。
ツアーは非常に良かったと思う。折角なのでもう少し本数をやりたかった。メンバーもスタッフもとても楽しみながら良いライブが出来たと思う。また近いうちにぜひライブをやって欲しいです。宜しくお願い致します。
演奏曲目
I could be free
消せない大文字I LOVE YOU
アパルトマン
彼と彼女のソネット
早春物語
Tears of joy
Just when I needed you most
Scarborough Fair
That's the easy part
チチ松村コーナー
異邦人
ロマンス
シンシア
How deep is your love
Say you love me
Sunny
アンコール
Both sides now
You've got a friend
Moon River (原田知世+GONTITI)