ムーンラーダーズ「月面讃歌」 ツアー終了!!
ムーンラーダーズの「月面讃歌」ツアー大盛況で終った。今回のテーマは「月」だった。
鈴木慶一氏の今回のテーマは「月」と「蛍光灯」だった。東京公演のみになってしまったが、直径5メートルの大きな「月」を作った。その月をバックにメンバーがある時は月面に、ある時はコックピットで作業をしてるという舞台を見立てた演出になった。滑走路を思わせる直線の蛍光灯、その後ろには大きな月が浮かぶ。それらをバックに宇宙服(ジャケットで使用)を着たメンバーが「月面讃歌」をバックに登場する。正直この登場は凄く感動的で良かった。
途中アコースティックコーナーがあり、2度のアンコール。2度目のアンコールの最後の曲は「夢を見れる機械が欲しい」。この曲のエンディングで慶一さんの踊りがあり、武川さんの「mission complete」で終わる。慶一さんの好きな演出だ。東京では、この後にメンバー6人と観客6人との舞踏会があり、最後にはそのお客さんの中の一人だけを舞台に残しメンバー去っていく演出があった。お客さん次第の演出だったが堂々として良かったし、客電と共に客席に戻るときには会場全体からの拍手喝采があった。
この演出が実に僕はライダーズだと思う。普通、ライブの最初と終りは非常に大きなウエイトをかけるものだ。良い演奏はもちろんだが、演出の部分ではここが大事だと思う。素晴らしい終り方を考えそれをやり終えた場合、余韻を楽しむものだが慶一さんは違うのだ。この舞踏会が何を意味するのか僕には難解だが、月の前での舞踏会は絵になると思えた。で、メンバーが観客席に降りピックアップしに行く下りが慶一さんの好きなパターンのようだ。何が起るか分からない緊張感が好きなのだろう。ほぼぶっつけ本番ながら、楽しめたライブという感じが最後に出来上がった。
ツアーの最後の神戸と福岡でも同様なパフォーマンスを行ったが、緊張感は東京がやはり大きかった。どうなるのかという不安に似た次の展開を読みながらの進行が。でも楽しめたのだ。
最後に良いツアーが出来て良かったと思う。6人のおやじ達とそれを支えたスタッフと高い料金を払って観に来てくれたお客さんに多大なる感謝の気持ちです。次のテーマは何になるのでしょうか?楽しみです。
月面讃歌ツアー日程
7/22 札幌ペニーレーン 7/24.25 東京赤坂BLITZ 8/4 名古屋クラブクアトロ
8/5 大阪梅田HEAT BEAT 8/6 神戸チキン・ジョージ 8/8 福岡ドラムロゴス
演奏曲目
M- 1 月面讃歌 M- 2 気球と通信 M- 3 Who's gonna die first
M- 4 月曜の朝まで続くとるにたらない夢 M- 5 Sweet bitter candy
M- 6 海辺のベンチ、鳥と夕陽 M- 7 窓からの景色 M- 8 彼女はプレイガール
《アコースティックコーナー》
M- 9 青空のマリー M-10 9月の海はクラゲの海 M-11 幸せの場所
M-12 woo baby M-13 20世紀鋼鉄の男 M-14 工場と微笑
M-15 Beattitude M-16 恋人が眠ったあとに唄う歌
アンコール EN- 1 酔いどれダンスミュージック EN- 2 スカーレットの誓い
アンコール EN- 3 くれない埠頭 EN- 4 夢が見れる機械が欲しい