カントリー・ロックの逆襲 '98 1998/9/25 渋谷CLUBQUATTRO

 THE LAST SHOW vs THE HOBO KING BAND

多分、今年最大の思い出に残るイベントライブになると思うであろう凄いイベントだった。

とにかく凄いゲストが参加して、カントリー・ロックを楽しんじゃおうというイベント。THE LAST SHOWとTHE HOBO KING BANDがゲストを呼んでそのバックをやったり、自分達が唄ったり、、。僕自身も聴いてた音楽だったし、毎年恒例になったあのベンチャーズナイトにも似てる通じるルーツ探し的なライブだった。

まず、この企画の規模の大きさというより参加者のそれぞれが楽しさを全面に出せたことが大きいと思った。僕自身、企画段階から参加できたことがとても嬉しかった。それにしてもあの渋谷CLUBQUATTROにこれだけの出演者が出たこと自体凄いと思う。イベントの総合プロデューサー能地祐子さん。メンバー代表の徳武弘文(THE LAST SHOW)、KYON (THE HOBO KING BAND)のお二人。そしていつもながらの司会までしてしまった萩原健太さん。このふたつのバンドを中心に賛同して参加して下さった多くのミュージシャンのみなさんにも感謝です。そして、上記のメンバーを中心に、出演者を始めとする広い音楽・マスコミ関係者のカントリー・ロック愛好家たちが集まって「Cuntry-Rockin' Trust(略称・CRT)がオーガナイズされ、このプロジェクトは、今回のイベントに限らず、今後もさまざまな方面でカントリー・ロックを盛り上げていこうというのが目的なのです。

ただひとつ今回のイベントで残念だったのが、ギターの大村憲司さんが体調不良で参加出来なかったことです。能登の門前町でのライブが一緒だっただけに、また憲司さんのプレイが見れると思ってたのですが、、、残念でした。

THE LAST SHOWは、昨年の年末の忘年会以来でした。律ちゃん(村上 律)カッコ良かったで〜。リハーサルに3時間も遅刻してきたあたり流石の大物って感じ。他の方々以上に輝いてました。ラストショウ本当に良かったです。佐野元春さんも良かったです。まぁ、皆さんよかったので何も言えないのですが、出演者全員が楽しそうに演奏してたのが僕には最高の事なのです。忘れられない出来事として、本番でのアンコールでの事。あの細野晴臣さんと佐野元春さんがアンコールに出てくれたこと。佐野さんは前日にアンコール(予定では唄ってくれる)を断ってきてたので。また、細野さんは自分の出番が終わったら帰ると思ってたから。アンコールが始まって、かまやつさんが唄ってるときに、健太さんから「アンコールの出演者はどうしようか?」と言われて、ダメもとで良いと楽屋にいる方々に出演を頼みに行った時に、快く承諾してくれたのでした。嬉しかったですね、やっぱり。そして、あのフィナーレの舞台上に全ての出演者が並んだのだから。

そして恒例の打ち上げは朝まで渋谷で盛り上がったのでした。僕はといえば次の日の朝1番の飛行機で札幌に飛び立つために徹夜で羽田に向かったのでした。でも、それくらいに疲れたけど至極充実出来た一日だったのでした。

出演者(敬称略)

CRT Unit =kyon、高橋まこと、河合徹三、小田原 豊、尾崎 孝、坂本 健、玉城亜弥、佐橋佳幸、徳武弘文

THE LAST SHOW=松田幸一、村上 律、徳武弘文、島村英二、河合徹三、坂本 健

THE HOBO KING BAND=KYON、佐橋佳幸、井上富雄、小田原 豊、西本 明

ゲスト=かまやつひろし、The Suzuki(鈴木慶一、鈴木博文)、ル・クプル、Swing Slow (細野晴臣、コシミハル)、佐野元春

    中野督夫、鈴木祥子、直枝政太郎

 

     THE LAST SHOW(今度はいつかな?)         アンコールのリハーサル風景