近況報告!!(1999/11/15)



多分、今年最大の仕事の「山」を越えた。

「ゆず」の秋(音)楽旅行ツアーも前半戦を無事終え少しの間、休みになった。そのツアーの間に他の大事なライブが目白押しにあった。毎年恒例のムーンライダーズ、原田知世ちゃん、そしてカントリーロック。モリナオヤの渋谷の「屋根裏」もあった。

ただ、今回とても残念だったのは、「ゆず」以外のライブは観には行ったが仕事としてはやらなかった。TNのレコーディングが毎度の如く延々に延び、スケジュール的に出来ないと思ったから。どの仕事も非常に大事で自分自身としては全てをこなしたいのだが、現実的にライブが重なった場合、自分の信頼できる人にお願いするしか無いのだ。それはとても大きな悩みで、出来れば本当に全てのライブをやりたいのだが、、、。

今、僕の中では「ゆず」のツアーはとても大きなウェイトをしめている。大きな会場へとあまりに早くステップアップしていった彼らには不安も多く、僕自身も彼らと共に「良いライブ」を一緒に摸索しながら創っていきたいのだ。この1年間で彼らも僕も確実に世界が変わってきてるのは明確だと思う。先日の広島で前半戦を振り返りながら北川悠仁と打ち上げで話したが、まだまだ頑張って「良い曲」も「良い詩」も書いて欲しいのだ。そう「ゆず」はまだまだこれからなのだ。


ムーンライダーズのライブは良かったと思う。追加の新宿リキッドルームに行ったのだが、開場開演時間が早いため、リハーサル時間が足りないにも関わらず、本番は凄く説得力があった。それにしても鈴木慶一さんと白井良明さんのDJはオミゴトでした。

原田知世ちゃんのライブは初日の渋谷クアトロに行ったのだが、楽曲的に少し難しいものがあったと思う。トーレから離れてのセルフプロデュースに注目が集まったと思うけど、、、。バンドメンバーに知り合いが居たので、リハーサルから立ち合ってればな〜とふと感じてしまった。とても残念だった。次回はぜひやりたいです。

モリナオヤは面白かった。屋根裏を題材にしたモリワールドを創っていた。もう少し経験を積めばかなり面白い物が出来てくるだろう。彼自身、目指してるライブがあるのが素晴らしいと思う。あとは彼のブレーンだろうな〜。早く彼を良い方向に向かわせて欲しい。もちろん僕も一緒に彼とライブもレコーディングもやりたいのだが、、、。頑張れモリナオヤ。


さて、先日の11月11日新宿ロフトに於て第2回「Country-Rockin' Trust」が行われた!!今回のメインは「ザ・ラストショウ」と「センチメンタル・シティ・ロマンス」の夢の共演だった。他にも「TEQUILA CIRCUIT」というアコースティックのバンドが共演した。場所が非常に狭いためツインドラムが出来なかったが、島村英二さんグッチャン(野口さん)の共演に近いことも出来て非常に楽しいライブだったと思う。メンバーの入り時間の関係(この辺の意味深し!!)でザ・ラストショウが先で始まり、テキーラ・サーキットを挟んでセンチメンタル・シティ・ロマンスの順で進んだ。ザ・ラストショウは村上 律さんと松田幸一さんの微妙なトークで盛り上がった。この日、僕にとって1番の驚きが「テキーラ・サーキット」だった。このバンドは良いですよ。ニール・ヤングありジャクソン・ブラウンありで泣けます。聴けるチャンスがあれば生ギター好きな人は絶対お薦めです。そして、センチメンタル・シティ・ロマンスはやっぱり良いです。一人ひとりの個性が良いですね。ハーモニーも素晴らしく良いです。


とにかくこのカントリーロックのイベントは大変だけどアンコールが始まるとそれまでの苦労が爆発するみたいで楽しくなります。それほど圧巻なのですから。この日ツアー中の僕は本来徳島から広島への移動日なのだが、東京に帰ってきてこのライブの仕事をやった。で、明くる日は広島へ行ったのだが、ボロボロの身体とは裏腹に乗りまくってしまった。良いライブでした。

そうそう、毎度無理なお願いを承諾して司会をしていただいた萩原健太さん毎度ありがとうございました。
能地祐子さん徳武弘文さんKYONさん佐橋佳幸さんまたやるんですよね、きっと。僕もまた誘って下さいね。宜しくです。楽しみましょう。


そんなこんなで僕は今年最大の仕事の「山」を越え少し休めます。気が付いたらもう11月も中旬。もう年末がすぐですね。予定していた沖縄旅行が中止になって残念だけど、ボチボチしっかり生きてます。みなさんも風邪に気を付けて下さいませ。

   



今年はいつまで仕事かな〜?