1981

タモリ + 宮間利之&ニューハード (1981/5/16)

この年の 4月、無事に大学生になることができた私は本格的にライブ通いを始めるのでした。そんな時、埼玉会館にタモリがやって来た。 それも今考えるとかなり珍しい、日本のビッグバンドを従えてのコンサートとして。

高校時代に吹奏楽部でトランペットを担当し、元からの軽音楽好きに加えて、その当時コーチとして教えに来てくれたOBがニューハードの 現役メンバーだったことで興味が加速して、大学でもジャズ研究会に入会した私が、このコンサートを見逃すわけはありません。
タモリはまだいいとも(1982〜)が始まる前で、既にそれなりの知名度はあったけど「密室芸」を好むコアなファンがほとんどという時期だったので、こんなコンサートが 開催できたんだろうと思います。いずれにしてもこれを観ることができたのはラッキーだったなぁと思いますね。


スペクトラム Final Concert (1981/9/22)

トランペットを吹いていた私がスペクトラムをチェックしていないわけがない。だってこの方達は、MMPとしてあの後楽園のステージにいた 人達なんですから。でも高校時代は部活も忙しいしお金もないし、で観られなかったスペクトラム。大学に入ってついに!と思ったら解散という。 でも、間に合ったことに感謝しましょう。

考えてみるとキャンディーズが解散したのが高校入学直前、そしてスペクトラムは大学入学して半年後に解散。スペクトラムって実質 3年も 活動してないんですね。でもインパクトが強烈だったから絶対忘れないなぁ。だからやっぱり、最後にライブを観られて良かったんだよ。


Miles Davis (1981/10/2〜4)

このライブは厳密にいうと観ていません。聴いていただけです。
なぜかというと、客ではなくバイトとしてこの場にいたからです。だから 3日間なんですね。

大学に入ってジャズ研に入ったところ、ライブの警備会社に知り合いのいる同級生がいまして。彼がマイルスの復帰ライブでバイトがあるよと 紹介してくれたので、これ幸いと応募しました。だって、あのマイルスの、しかもしばらく表舞台から消えていたマイルスの、復帰ステージを 3日間も、しかもお金をもらって聴けるんですよ。こんな美味しい話はないっしょ。

バイトの担当場所は毎日変わりましたが、なにしろ新宿の空き地なのでホールと違って音はダダ漏れ。どこにいても聞こえます。
そんな中でも一番良かったのは、会場内のエリア警備。具体的にいうと S席エリアと A席エリアの間に立って、チケットチェックする係です。 この仕事をするには、S席の一番後ろ、A席の一番前の位置にいないと出来ないわけで、位置的には程々にいいところですよね。 ただバイトなので、ステージに背を向けないといけないんです。でもねぇ、そりゃずっとステージ見てたら怒られますけど、作業中に瞬間的に 後ろを振り返る程度のことは当然あるわけで、おかげで結構な近さでマイルスのお姿を拝むことができました。


Pioneer Live Special - M.J.Q. (1981/10/19)

マイルスのバイトが終わって 2週間ほど後に、MJQを観に行きました。この辺のセレクトはいかにもジャズ初心者って感じですよねぇ。
でもこれも今考えると、観ておいて良かった。しかも一度ラストコンサートまで開いて解散した MJQですから、本来は観られるはずもない 演奏を聴くことができたんだから、貴重な体験です。

この日は MJQワンマンではなく、他にも Joe Williamsとか出ているんですが、そこはジャズ初心者。全然覚えておりません。お許しください笑


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