新橋演舞場2月公演
「夫婦善哉」
めおとぜんざい




新橋演舞場
2005年2月1日〜25日
松竹座
2005年3月3日〜28日




おまちかね、浪花のゴールデンコンビが
ほんまかいな!の東京・大阪連続公演。




"柳吉"と"蝶子"は伝説になる。




時は大正の末、大阪は梅田新道の維康商店という
化粧品問屋の若旦那・柳吉(沢田研二)は、
女房、子供がある身だが、
根っからの遊び好きで無類のお人好し・・・。

そんな柳吉に、心底惚れているのが、
曽根崎の「春乃家」の芸妓・蝶子(藤山直美)。

上塩町の路地裏で、細々と一銭天麩羅を
商っている気のいい種吉、お辰の娘である。

周囲の心配をよそに
二人の思いは熱く盛り上がるばかり・・・。

そんなある日、堪忍袋の緒が切れた大旦那から、
柳吉に勘当の鉄槌が振り下ろされた。

行き場を失った柳吉は、
蝶子を連れて東京を目指し駆け落ちをするが・・・。

間の悪いことに、関東大震災に遭遇!

命からがら、二人は蝶子の実家、
一銭天麩羅屋に帰り着くしかなかった・・・。

が、借金取りが日毎、夜毎、
押しかけてくる天麩羅屋に二人の寝る部屋はなかった。

証拠となしに黒門市場で間借りし同棲をしたものの、
ボンボン育ちの柳吉には自立するだけの甲斐性はない。

苦労人で芯の強い蝶子がヤトナ(遊芸中居)
になって働く稼ぎを頼りに、
おかしな二人の新所帯は始まった。

はてさて、人生支え合って・・・
仲睦まじくと行きますことやら。

いつの世も変わらぬ・・・しっかり者の女房と、
たよんない亭主。

上方流夫婦愛の決定版・・・。

転んでもすべってもいつしか
ほのぼのとした笑いに変わって行く・・・。

道頓堀、法善寺さんに舞い散る小雪も、
その夫婦愛のぬくもりには、
溶けゆくばかりだった・・・。




→STORY←









STAFF
CAST
原作 織田作之助 蝶子 藤山直美
脚本 土井行夫 柳吉 沢田研二
土井陽子 蝶子の父 種吉 小島秀哉
潤色・演出 宮永雄平 維康商店番頭 弥助 小島慶四郎
美術 石井強司 ラッキョ(桐原) 笹野高史
古賀宏一 金八 土田早苗
照明 塚本 悟 蝶子の母 お辰 大津嶺子
音楽 甲斐正人 折箱屋女房 おたき 西岡慶子
効果 畑中富雄 付添婦 石井トミコ
邦楽 堅田喜三代 養子 太市 太川陽介
振付 北川佳世子 柳吉の妹 筆子 越智静香
舞台監督 浅香哲哉
助川順子
演出助手 濱中陽子
照明助手 大島祐夫
子役指導 上野三枝
制作 松本康男
吉川博宗
本田景久




- 松竹 株式会社 提供 -