VAIOな私

各種増設



  1. 再インストール用起動ディスクの作成

    VAIOにはリカバリーCDというものが用意されているので、CD-ROM DRIVEさえ使用できる状態に
    なっていれば、何も苦労することなくシステムの再インストールを終了することが出来ます。
    ちなみにこのCDを使うと、HDDの状態を購入時の通りに戻すことが出来ます。

    私の家には、AdaptecのSCSIカード「APA-1460A」とMelcoのCD-ROM DRIVE「CDS-4E」があるので、
    これを使って再インストールが出来るようにします。
    この作業は必ずHDDを取り替える前に行いましょう。)

    まず、プログラム>アクセサリ>システムツールの中にある“Create System Disk”を実行します。
    ここで、本来ならPCCARD用起動ディスクを作成するんですが、CDS-4Eを使う場合、PRD-650/250用
    起動ディスクの方が都合がいいので、PRD-650/250用起動ディスクを作成します。

    次に、APA-1460Aのドライバディスク(Win3.1/DOS Disk2/2)を用意します。
    このディスクの中に、Expand.exeという実行ファイルと、圧縮されたaspicd.sy_aspi2dos.vy_という
    ファイルがあるので、これらのファイルを同一フォルダにコピーします。
    (必ずしも同一フォルダである必要はありませんが、分かり易くするために一応...)

    そして、DOS窓を開き、コピーしたフォルダに移動して、以下のコマンドを実行します。

    > rename aspi2dos.vy_ aspi2dos.sy_
    > expand aspi2dos.sy_ aspi2dos.sys
    > expand aspicd.sy_ aspicd.sys

    これで、aspi2dos.sysaspicd.sysという2つのsysファイルが出来ます。
    これを、作成した起動ディスクのcdromというフォルダにコピーすれば完了です。

    HDDを取り替える前に、一度SCSIカード&CD-ROM DRIVEをつないで起動ディスクから起動してみて、
    SCSIカードおよびCD-ROMドライブが認識されていることを確認します。
    起動が確認されたら、起動ディスクの作成は本当に完了です。


     
  2. HDDの載せ替え

    VAIOには厚さ8.45mmのHDDが載せてありますが、私が購入した頃には、まだ厚さ8.45mmのHDDは
    最大で1GBの容量しかなく、その1GBが標準で載っているので、それ以上の容量にするには、
    厚さ9.5mmのHDDを何とかして載せるしかなかったんですが、東芝が作ってくれたおかげで、
    2.1GBと3.2GBに増やすことが出来るようになりました。
    (未だに3.2GBHDDは見たことがありませんが。)
    そこで、予算と必要と思われる容量を考えて、2.1GBのHDDを購入することにしました。

    秋葉原をいろいろ見て回ったところ、25800円〜28800円という価格設定となっていました。
    当然25800円で購入したかったんですが、品切れ&入荷日未定ということだったので、
    在庫があり、27800円で売っていたT-ZONEで購入することにしました。(5/20の話です。)
    (消費税込みで、30000円でお釣がきました。)

    さて、2.1GBのHDDを購入した後は、とうとう載せ替えです。以下に簡単な手順を示します。
    (以下を実行する前に、必要なファイル等をバックアップしておきましょう。)

    1. VAIOの本体裏側の周りについている6本のネジを外す。
    2. キーボードを少しだけ持ち上げる。
    3. F12キーの裏とタッチパッドの手前右側付近にある、計4枚のフィルム状のケーブルを外す。
    4. HDDを本体に固定している2本のネジを外し、HDDを少しだけ持ち上げる。
    5. HDDのケーブルを外し、マウント金具をHDD本体から外す。
    6. 新しいHDDに、先程取り外したマウント金具を取り付ける。
    7. HDDをインターフェースケーブルに繋ぎ、2本のネジで本体に取り付ける。
    8. 取り外されたキーボードにある4枚のフィルム状のケーブルを、本体に取り付ける。
    9. 本体裏の6本のネジを止める。
    10. BIOSを起ち上げて、2.1GBHDDが認識されていることを確認する。

    ポイント
    4枚のフィルム状のケーブルを取り外したり、取り付けたりするために、
    先の尖っていないピンセット等があると便利なので、ぜひ用意しておきましょう。
    (これがないと非常に苦労することになります。ケーブルを傷つけないように鋭くないものにしましょう。)


     
  3. Windows95の再インストール

    さて、HDDの増設が終わったら、次はWindows95の再インストールです。
    先程作った再インストール用起動ディスクで起ち上げ、最初に、fdiskを実行します。
    後ほど作ることになるSave to Disk領域は、HDDの後ろからなので後回しに出来るため、まず、
    Windows95用に1400MBの領域を確保します。
    (ちなみに私はこの領域確保を、FreeBSDでWindows95領域を認識させるために、FAT16で行いました。)

    領域を確保し終えたら、とうとう再インストールです。
    しかし、インストーラに任せてしまえば、何も苦労することはありません。
    CD-ROMドライブにリカバリーCDを入れ(おそらくFドライブになっているから)、
    以下のコマンドを実行します。

    > F:\install

    あとは時間が経てば終了するので、それまでのんびり待ちましょう。
    Windows95の起動の際に、最初の起動のときのように番号入力を求められるので、
    それを用意するのを忘れないようにしましょう。

    再インストールが終わったら、HDDの中の不要なデータを次々と削除して、必要なものを入れていきます。
    (私の場合、すべての設定が終わったら、約900MB使用していました。)
    これでWindows95の再インストールは完了です。


     
  4. メモリの増設

    現在私の知る限りで、VAIO用のメモリは、3種類出ています。
    新宿のヨド○シカメラでは、純正品が19800円、アドテック製が15800円、
    ハギワラシスコム製が10800円でした。
    ちなみに、近くにあるソフ○ップでは、アドテック製を14800円で売ってました。

    最初は純正品にしようかと思っていたのですが、金額を考えて、ハギワラシスコム製を選びました。

    購入時に店員さんが、
    「メーカーに修理に出す際は、外して下さい。対象外になりますから。」
    と言っていたのには、笑わせてもらいました。

    さて、装着に取り掛かります。

    1. 本体裏面の中央左にあるカバー部分のビスを外し、カバーを外す。
    2. コネクターが見えるので、そこにメモリを当て、裏側の白い枠で囲われた部分を強く押し込む。
    3. ちゃんとはまったら、カバーを戻し、しっかりビスで固定する。
    4. SONY Notebook Setup等で、システムメモリが64MBになっていることを確認する。
    5. なっていなかったら、もう一度やり直す。

    たったこれだけです。
    HDDと比べると、全然難しくありません。
    わざわざメーカーに頼むほどのものではないと思うんですが...


     
  5. Save to Disk領域の作成

    VAIOはデフォルトで、CドライブのルートにあるSave2dsk.binというファイルで、
    Save to Diskを行っています。
    このままだと、Windows95以外のOSではそれが使えないので、HDDに専用領域を設けます。

    リカバリーCDのetcフォルダの中に、phdisk.exeという実行ファイルがあるので、
    それをCドライブにコピーして、DOSモードで再起動します。
    再起動したら、phdisk.exeをコピーしたフォルダに移動して、以下のコマンドを実行します。

    > phdisk /create /partition

    これでHDDの最後に、Save to Diskの専用領域が設けられたはずです。
    CドライブのルートにあるSave2dsk.binという66.5MBのファイルを削除して、
    Fn+F12を押してみましょう。
    ちゃんとSave to Diskモードになったら成功です。
    これで、どんなOSからでも、Save to Diskが利用できるようになりました。


    これで、HDDの載せ替え、メモリの増設、各種設定は終了です。
    次はいよいよ、FreeBSDのインストールです。

    ・・・となるはずだったんですが、
    VAIOのタッチパッドが使いにくいので、せっかく付いているUSBポートを用いて、
    USBマウスを接続しようとしたところ、売っているUSBマウスのほとんどがWindows98専用だったし、
    VAIOの色に合ったUSBマウス(ELECOM製 GRAST type-s シルバー)もWindows98専用だったので、
    それならとWindows98をインストールすることにしました。

     
  6. Windows98のインストール

    まず、Windows98で不要となるIE3.02とTranxit、IME97を削除します。
    それから、インストールの妨げになるかもしれないものをいくつか削除しました。

    それがすんだら、CD-ROMドライブを接続してインストールを実行します。
    1時間ほどで特に問題もなく、インストールが終了しました。
    このときVAIOホームページの指示にあるとおり、BIOSやいくつかのプログラムをアップデートしました。

    Windows98を起ち上げてみたところ、関連付けがいくつか壊れてしまっていたので、
    それらを直すためのアプリケーションの再インストールを行い、
    すべてが終わったところで、早速USBマウスを繋ぎます。
    マウスの箱の中にある説明書どおりに進めれば、何も問題なく使えるようになります。

    USBマウスを使ってみるといかにタッチパッドが使いづらかったかということが分かりました。(笑)
    マウスが使い易いのなんのって...

    しかしここで問題がひとつ
    マウスだけで操作しているときはキーボードを操作しないため、PowerPanelで設定したとおり、
    2分経つとディスプレイの明るさが下がってしまい、更に5分経つとディスプレイが消えてしまうので、
    いちいちキーボードを操作しなくてはならなくて...

    でも、これっておかしいですよね?
    たしかにキーボードは操作していないけど、マウスカーソルは動かしてるし、
    ハードディスクにアクセスもしてるのに...
    なんとかしてくれ〜ッ!!>SONY

    一応書いてはみたものの、特に書く必要もなかったような...
    たいした情報があるわけでもないし、特に難しいところがあるわけでもないし、
    ただ、USBマウスの自慢だけになってしまったような...?(笑)


    今度こそFreeBSDのインストールに行きます。




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