Tune 3

ブレーキパッドの交換

インテグラのブレーキは98スペックになってサイズアップし、充分な制動力を発生します。しかし、サーキット走行やジムカーナで、純正パッドでは、物足りない場合やサイドブレーキを使いたい場合は、交換します。

現在は、街乗りでは前後純正パッド、ジムカーナではF:純正、R:AP社のMT(メタルパッド)、サーキットではF:AP社ZC、R:純正というセットで走っています。

ではいよいよ作業に入ります。
ご注意:著者(HP管理者)、サーバー、その他関連するいかなる個人もしくは法人もこのHPの記事を参照した作業に起因して生じた直接損害、間接損害、派生損害、付随して生じた損害、事故、損傷、負傷、死亡、テロ、紛争、訟争等のいかなる損害等に対しても一切の責任を負いません。
作業は自己の責任で行って下さい。責任の持てない方はショップやディーラーに頼んで下さい。

リヤのパッド交換 手間のかかるリヤの交換から先に説明します。
用意する工具

ラチェット、
10−12スパナ
14−17スパナ、
10−12メガネ、
10mmソケット、
12mmソケット

フロント用には写真の他に
14-17メガネ、
ラチェット、
17mmソケット
ピストンを押し戻す道具
が必要です。
車を安全な平地に止める。

リヤをタイヤが地面から離れない程度ジャッキアップし、ホイルナットを緩め、さらにジャッキアップし、ホイルナットをはずし、タイヤをはずす。

サイドブレーキをおろす。
リヤ右側のタイヤをはずしたところ

サスアームに着いてるカバーの10mmボルト2個所をはずし、離脱させる。

ちょっと手が届きにくいです。ナメないように気を付けましょう。
サスアーム裏のブレーキホースを留めているブラケットを12mmのソケットではずします。

これをしないと、キャリパーが引き出せません。

意外と98ではキモかも。
キャリパーを固定しているボルトを上下ともはずします。

写真のように、17mmのスパナでナットが回らないように押さえながら、12mmのメガネでボルトをはずします。

ナットを押さえるときゴムのブーツを傷つけないよう注意しましょう。
ローターと並行に引き出すとキャリパーがはずれます。

パッドを入れ替えるときは表面に凸部のある方を内側にします。

ピストンの十字に10-12mmのスパナの頭などをつかってピストンをまわして押し込みます。ブーツを傷つけないように注意しましょう。

内側パッドの凸部とピストンの十字が合うように、キャリパーを取り付け、先程と同様にナットを押さえながらボルトを回して2個所固定します。キャリパーの固定は特にしっかり行いましょう。
先程はずしたブレーキホースのブラケットとサスアームについてたカバーをとりつけ、各部の締め付けを十分確認して、タイヤを取り付けます。

今度はサイド調整です。コンソールをはずすと、サイドワイヤーと調整ナットが見えます。

ブレーキペダルを踏みピストンを押し出します。

サイドを何回か引き引きしろを確認します。

6〜7ノッチならOKです。8ノッチ以上あるときは調整ナットを12mmのスパナで回して、6〜7ノッチに調整します。途中、サイドを何度か引きながら調整しないと緩むので注意しましょう。
フロントのパッド交換 用意する工具

17-14mmのメガネ
ラチェットと17mmソケット
もあると楽です。
ピストンを押しもどす道具
フロントのキャリパーです。

リヤと同様タイヤをはずし、17mmのメガネで下側のボルトだけはずします。
ブーツが捩じれないようにゆっくりと跳ね上げ、パッドを入れ替え、ブーツを傷つけないように気を付けながらピストンをスパナの頭などで押し戻し、キャリパーを戻し、ボルトを固定します。

途中でキャリパーが落ちてきて手を挟まれないように注意しましょう。

締付けを十分確認してタイヤを取り付けます。

ブレーキを踏んでピストンを押し出しておきましょう。
パッド交換後は必ずペダルを踏み込ん
で踏み応えがあるまでピストンを押し出
しておきましょう。
駐車場を出るときに徐
行で効きを確かめてから道路にでましょう。
パッドのアタリが出るまでは効きが弱かったり、それまで付けていたパッドと効き方が違う場合もあるので、充分気を付けてください。


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