デジカメ写真館


両毛線沿いに宇都宮へ


 大間々に近づいてくるとだいぶ道幅も広くなってきた。お店やレストランもならんでいる。大間々駅に車庫らしき線路が複数敷かれた場所をみつけて近づいてみた。このあたりはしっかり柵があり、よいビューポイントをみつけられず。本線に戻り、一路足利へ。目的は渡良瀬橋の夕日である。17時、時間も丁度よい。こんなときのBGMは”渡良瀬橋”、しかしCDを持ち合わせていなかったため自分で歌った。あったあった!わき道に車をおいて、近くまで歩いてみる。本当に夕日が綺麗だ。

 刻々と陽が暮れていく。どんどん赤くなる。橋自体は何てことはない普通の鉄骨づくり。橋の上から夕日に向かってカメラを向ける人物発見。”もしかして知っている人だったりして”とおーしまさん。可能性はなくはないけどここに来て写真を撮る人全てが森高ファンというわけでは、、、ないでしょう。これだけ絵になるところなんだもの。

 渡良瀬橋を渡ってみた。ほんとにふつうの橋。形としてはもうひとつ下流の中橋のほうが情緒があるな〜。下に流れている川が渡良瀬川なのだから渡良瀬とついている橋は昔からあったということなのかな。つくりなおされて鉄骨になってしまったけれど前は木橋かなにかで、穏やかな流れの渡良瀬川にさぞやマッチしていたのだろう。。。としておこう。さて日も暮れてきたし、目的地で写真も撮れたし、あとは夕食を食べて宇都宮まで移動だな。


 あくまでも線路をおいかけて。わたらせ渓谷鉄道に別れを告げ、JR両毛線へ。線路沿いの道をつかって栃木市あたりで夕食をとろう。地図上で確認しながら線路をたどるが、いつでも線路が見えているわけではないので気がきではないおーしまさん。なんでそんなに線路が好きなの?そこそこ交通量のある道路なので、食事処には困らないだろうと思っていたらなかなかない。肝炎を煩っているおーしまさんのことを考えると脂っこい食事はNG。ファミレスで済ますわけにはいかない。とはいってもファミレスすら見つからない。


 佐野市はラーメンが有名らしくあちらこちらに店をみかけた。でもラーメンという気分ではなかったので見送ることに。またもや灯りが少なくなりお店もほとんどなくなる。と思った矢先、2、3軒つらなる食堂を発見。その中のひとつはのれんが出ている。やっと食事と左折しかけると、食堂内の灯りが消えた。。。そんな〜。 悔やんでいても飯は食えん。次をさがそう。やっと見つかった割烹船正、商い中。ざるそばと焼おにぎりのセットを食べた。おーしまさんはざるそばと海鮮丼のセット。テレビでは巨人・中日戦、巨人が2対1でリード。まだまだわからないと思っていたら案の定、食事を終える頃には中日大量得点で逆転されてた。


 お腹もいっぱいになったことだし、次は休むところをさがして明日の公演に備えるのみ。宇都宮のとなりの鹿沼までやってきた。川っぺりにあるホテル榎、ほとんど宿泊客がないようだ。トロン温泉があり捻挫によいとかいてある。それはそれはありがたい。部屋に荷物を置くと、さっそく温泉へ。サウナもあるが、サウナはダメなの。1分と入っていられない。浴室内はかなりの高温で温泉の温度も高い。熱めが好みのわたしには丁度良い。ただしのぼせないように気をつけなくちゃ。これで転んだり倒れたりしたら目もあてられない。


 翌日14日、朝食券をもってレストランへ。今日も和食だ。ごはんとお味噌汁、卵焼、デザートの梨。食後にはコーヒーを飲んで、チェックアウト。公演のある宇都宮文化会館への道順をフロントで尋ねる。車で2、30分のところだ。あっという間にホールにつく。大きなトラックがとまっていて既に搬入がはじまっている。知った顔をみつけて挨拶。皆、開口一番”どうしたの?その足”、”捻挫です”。今日一日、何人の人に同じ説明をしただろうか?杖をついてのろのろ歩く私は、かなり目立っていたらしい。アイロンがけをして衣裳の準備をし、各楽屋へ配分。おーしまさんにたくさん手伝ってもらってとても助かった。ありがと。公演がはじまったら特にすることはない。3ヵ所の早替えのお手伝いだけだ。いつもより早いタイミングでスタンバイし何事もなく終了。


 打ち上げは宿泊するホテルから徒歩5分ほどの”さるかに合戦”という居酒屋。衣裳部はクリーニングする物とそうでないものをわけて衣裳ケースに詰める。今回持ち帰るものは大嶋ふとん店号にのせることに。公演終了後1時間半ほどで作業も終り、大道具のばらしにかかっているスタッフより一足先に打ち上げ会場に。キャストとバンドの方、メイクさん達はすでにできあがっていて盛り上がっていた。お料理はステーキをメインとするこってり系。おーしまさんだけ食べられないのはかわいそうなので肉は食べずにシーフードとサラダ、ポテト焼などでお腹を満たした。深夜1時すぎまで盛り上がり、次へ行く人達もいたが、サンロイヤルホテルへ戻った。 ここは泊まるだけで朝食もなし。キャストもスタッフもここに宿をとっている。明日は早めに出発し、昼までにクリーニングする衣裳を持ち帰らなくてはいけない。ではメールでもチェックして寝るか〜。どんなときもパソコンを離せない悲しい性だった。


 15日の朝は雨だった。それほどたくさん降っているわけではないが、道は濡れている。台風4号、この地域にも猛威をふるい被害をもたらした、あの台風。華厳の滝がニュースになるくらいの凄い水量になったくらい。雨がひどくならないうちに都内に戻ろう。東北自動車道の鹿沼インターに9時には到着し、帰路まっしぐら。11時前には都内に戻った。運転お疲れさま。あ、これからまだ実家に車を返却しに行かなくてはいけないんだったね。私は家で待ってるから。おーしまさん、いってらっしゃーい。

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