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海沿いドライブ苫小牧へ〜帰京 (10/16 その参)


うやく”びらとり”を抜けて、海沿いまでやってきた。水車が目印の富川(とみかわ)ドライブインでトイレ休憩。売店の入り口にはししゃもが派手に干してある。そういえば朝食をたべていらい今まで何も食べていない。お昼はとっくに過ぎてしまったが、そろそろお腹も空いてきた。今日はレンタカー返却&帰京のため時間に制限がある。空港に向かいながら何か探そう。

になっていたものがあった。第1日目にラジオCMで聴いた”セロリヨーグルト”。コンビニにはなかった。ホテルの売店にもなかった。スーパーに行けばきっとあるはずと鵡川(むかわ)にコープを発見。鵡川もししゃもが名産らしく、辺りにはししゃもを干している干物屋が何軒もつらなっていた。お目当てのヨーグルトはすぐに見つかった。しかも丁度半額シールを店員さんが貼っているところだった。88円が半額の44円。買ったらすぐ食べる!車の中ではじめてたべたその味は、予想に反して美味しいじゃない。もっとセロリの青臭さがあるかと思っていたらセロリは小さく切って入っているしヨーグルトはグレープフルーツ風味だから普通のナタデココやアロエ入のものと変りない。セロリの味より食感を重視した食品になっている。そういう意味じゃセロリの味がしないんだからセロリと銘打った名にするのはどうかと思うが。グレープフルーツヨーグルト・セロリ入ぐらいがいいんじゃないかなぁ。それと鵡川のコープには売っていないものがあった。いや、売ってはいけないのか?それは”ししゃも”。


海道に来たのに、まだ海鮮ものを口にしていない。これではいけない、ここは海沿い、港に行けば何かあるはず。と、はじめの町は苫小牧。国道をそれて海側へ向かったが行き着いた先は、釣人がたくさんいるだけで市場も何もない。工業の町だもの苫小牧は。コンビナートがあるだけ。行きの飛行機からも着陸寸前に見えたコンビナートの集団はココ苫小牧だったんだ。それだったらさっきの鵡川で探した方がよかったのか。少なくとも美味しい”ししゃも”は食べられただろう。


っと何もみつけられないまま海沿いの36号線を行く。天気もなんとか持ちこたえたし、あとは美味しいものを食べて帰れれば言うことなしだ。でもいつまで行っても良さ気なお店は見つからず、しびれを切らしたおーしまさんが車をとめたのは営業中の看板を出しているニュー社台という大衆食堂。宿も経営しているらしい。入り口の引き戸をガラッと開けるが誰もいない。店の人もみあたらない。しばらく2人とまったまま、やめようかどうしようか迷っていると奥からおじいちゃんがやってきた。お店の人もいたしここで空腹を満たそうと決める。メニューは食堂にあるありきたりのものだけで特有のものといえばチャンチャン焼きだけだったが2000円という値段に遠慮した。2人で野菜炒め定食を食べ、時間も迫ってきたので急いで新千歳空港へ。


ンタカーの返却手続きをし送迎バスに乗ろうとしたとき、”携帯、忘れた!車に!”とおーしまさん。車を降りるときに”助手席の下に忘れ物ないか確認したか”と私にいったくせに、どういうこと!車は係員がどこかへ移動させてしまった為、窓口のお姉さんに事情を話して探してもらう。無事携帯電話はみつかり空港へ。レンタカー返却は夜7時、しかし飛行機は9時50分発。しばらく暇をつぶさなくてはならない。これもこの激安旅行の落し穴だった。案内板にあるテレビ交番が気になってみにいくと、予想どおりTV電話を設置した部屋だった。空港も広いからこうした工夫で人件費を削減しているんだろうな。
フェテリアでお茶しながら、パソコンを立ち上げたまったメールをとりこんで返事を書いて時間を潰す。おーしまさんは会社へのお土産を買い、地図に3日間のドライブルートを書き込んでいる。これを元にホームページ用のマップを作成させてもらった。正確には計算していないけど延べ700km以上は走っただろう。お腹が空けば空港で今度こそ海鮮ものを食べようと思ったが、お腹は空かず、店は閉まり諦めるしかなかった。羽田到着予定は夜11時20分。予定どおり降りたって預け荷物を受け取るところへ向かい歩いていると、同じ飛行機に乗っていた人達がこぞって走り出す。何事だろう?その中のひとりが叫ぶ”あと3分しかない!”。どうやら電車の時間のようだ。え!モノレールが11時35分最終?それはないよ〜。むこうの空港で切符買っちゃったのに間に合わないよ。普通飛行機のある時間まで動いていると思うじゃない、東京なんだから!!どうやっても間に合わないのでモノレール窓口で払戻してもらい京浜急行つかって蒲田と品川で乗り換えて、わが家に到着。最後もなんだか慌ただしく疲れたけれど、十二分に楽しかった。これだけ色々なことをかけるくらい、色々なことがあった。蟹もイクラ丼も食べなかったけどね。

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