デジカメ写真館


いざ出発!北海道へ〜支笏湖ドライブ (10/14 その壱)


の事態を決して予想できなかったわけではない。羽田空港5時45分集合。朝一番の飛行機、これがこの激安ツアーの秘密だったのだ。家を出発しなければいけないは4時半。ちょっと仮眠を、この軽い気持ちが最悪の結果を招いたのだ。気付いたときには時計はもうすぐ6時を差し示そうとしているところで、キスミントのCMのように”なぜだぁーーー。うそだぁーーー。”と落ちていく自分を感じた。おーしまさんさんは”ごめんよごめんよごめんよごめんよ”と謝るばかり。わたしは”もう間に合わないからいくのは諦める”といじけるばかり。そうこうしているうちに時間は刻々と過ぎていく。おーしまさんがどこかへ電話をしている。”あとの飛行機で現地合流すれば大丈夫だから行こう!行きの飛行機代はなんとかする。”という、おーしまさん。でもそれじゃこの激安旅行の意味ないじゃん。暫くの間行こう行かないの押し問答の末、行くことに。

朝からそんなドタバタだったから、高田馬場の乗り換えで切符がない!と立ち往生するおーしまさんにイラつき、一度ならずも二度までもと浜松町で切符がない!と慌てるおーしまさんに呆れ(結局切符は無くしてしまった。)、これから楽しい旅行へいく気分にはなれないまま、8時羽田空港に到着した。旅行会社の人は空席待ちの手配をしてくれていて、予定より2時間半おくれの飛行機を待つことに。空いていたことは空いていたがスーパーシート、追加料金を払って乗ることにした。
果、今回の旅行代金とほぼ同額の飛行機代、これが最悪の贅沢というものだ。しかし、飛行機に乗ってしまうとそんなことはどうでもよくなって広々としたスーパーシートにご機嫌の私。ちょうどよいタイミングに軽食がでてきて、お腹も満足。一度こういうシートを経験すると、エコノミーの狭いシートなんてもう乗れない、次からは絶対スーパーシート!と贅沢なことを考えてしまう。窓から見下ろすと、雲のすき間からみえる海と田園。どの辺だろうと客室乗務員のお姉さんにたずねると青森県上空だという。大きな湖、小川原湖だ。地図とそっくりの形に当り前なのに感動。次に見えてきたとんがった地形はまさしく尻屋崎。まもなく着陸体制、いよいよ北海道に上陸だ。


、さむい。温度計は12度。防寒対策はバッチリしてきたから大丈夫だけど、この間まで残暑で暑かったから夏から秋をとおりこして冬へ一気に突入した感じだ。旅行パックに含まれているレンタカーに乗り込み、さあどこへ行こうか。ガイドブックも地図も持っていない。レンタカーを借りるときに貰った地図をみると支笏湖(しこつこ)が近そうだ。小雨の降る中、迷うことのない1本道をひたすら走った。雲は多いものの、すき間から時々陽がさしてくる。湖といえば一番馴染みがあるのは箱根の芦ノ湖。それに比べると大きくて海みたい。ぐるっと一周しようと車を走らせるが、途中通行止めで諦めて引き返した。湖が見下ろせる場所におりてみた。ちょっと青空もみえてきたし晴れるといいなぁ。


々が色づいている。東京の紅葉はまだもう少し先になりそうだから一足先に紅葉狩り。道はどんどん高度をあげていき、まわりの樹木は黄色を増していく。右手に恵庭岳をみながら、景色のよいところで撮影をつづける。かなりの勢いで次から次へとシャッターをきっていくので、あっという間にデジカメの電池がなくなりそう。撮影した画像がすぐ確認できるし湯水のように撮影しても失敗作は消せるところがデジカメのいいところだ。
コタンペ湖は人間が足を踏み入れていないような本来の自然そのものという感じの湖だ。ここから見える範囲に建物は一切ないし、ほとりまで木々が生い茂っている。
ジカメだけでなく普通のカメラも持ってきたので、タイマーを使って撮影しようとカメラの設置場所をさがした。三脚を買おうとおもっていながら今だに買っていないためいつも苦労する。が、カメラを置く場所を探す、それも楽しいし面白い。

ードレールの支柱が程よい高さだった。問題は表面が湾曲していること。ちょっと不安定で風が吹くと、カメラがくるっと回ってしまいそう。いちかばちか撮影に挑戦!”あ〜っ!”予想どおりカメラがくるり、、、危機一髪カメラ転落は阻止できた。しかしシャッターが切られたと同時かその直後かは現像してからのお楽しみ。


にめざす場所を地図でさがしながら、来た道を戻りポロピナイ・キャンプ場で一休み。湖畔は風が強くて身体の芯まで冷えてしまう。季節がよければ、ピンクのコーヒーカップで湖を周遊できるのだろうが、今日は無造作に岸に置かれている。私が湖を眺めている間、おーしまさんはというと携帯に入った仕事の電話に大忙し。なんでも滅多に連絡のない客先からで”よりによって休んでいる時に”とタイミングの悪さをぼやいている。今回の旅行でお休みをとるためにずーっと残業、休日出勤で頑張ったんだよね。3日間、短いけれど思いっきり楽しもうね。

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