ロン・ウッド一家危機一髪!!
1998年4月某日某時刻、某海域にて。
ドカボカバカ〜〜〜〜ン!!!!
「海に飛び込め!!」「キャー」「ワー」「ウワー」サブーンバシャーン。
「ロニーさん大丈夫ですか!? さっ早くこれに掴まって!!」「ヒー」
「みんな大丈夫!? ケガはない!?」
「大丈夫よマム、心配しないで」
「え〜ん怖かったよう。ボクの大事なボートちゃんが〜」
「しっかりしなさいよあんた! ケガがないだけマシでしょ!?」
「ああ〜ボクのボートちゃんが燃えてる〜。燃えてるよ〜え〜ん」
同日同時刻、某所にて。
「OKダリル、そこのとこからもう一度やってみよう」
「わかりましたキースさん」
チャ〜ラッ。ツチャッチャ〜ラッ。ッチャッチャ〜ラッ。(以下略)
「いい感じだ。我々は常に前進している。次のショウも素晴らしいものとなるだろう」
「いやあ俺もストーンズでベースが弾けて幸せっすよ」
「曲を作るんじゃないんだ。そこにあるものを弾くだけさ」
「…………………………」(遠く虚空を見つめる)
翌日、日本某所にて。
「むちゃくちゃ惜しかったばい。ロニーが死んだら後がまはこの俺しかおらんち言いよろうがもん。
そげん思うとったとに。他に誰でんストーンズのギターば弾けるちゅうとね。俺しかおらんめえが。
ミックにもキースにもそげん言いよったとにいっちょんわかっとらんちゃけん。何でわからんとかいな。
それにしても惜しかったばい。ほんなこつ悔しかばい」