委員会諜報部・疾風怒濤の巻

(98/1/7〜98/4/14)

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まずは、この写真をじっくりと見て欲しい。これはSさんという黒猫が運営しているHPから勝手に頂いてきたものだ。ここでは輸入ビデオの販売をしているらしく、そのラインナップのひとつに件の「2000」が入っていた、という訳。写真を見る限り、例のコスチュームに身を固めた成人が3人、子供が一人。以前「勝手邦題」に寄せられた「子供も出るそうです」という情報に合致しているが、誰の子供なのかは一切不明。3人の大人のうち、一人はダン・エイクロイドに間違いないと思われるが、残りの2人はどこの馬の骨か一切不明。この辺のところをはっきりさせておきたい。

ここによると「2000」のアメリカ公開は98年2月6日らしい。ノリピーの27歳の誕生日の8日前だが、それはどうでもいい。製作は「本物」と同じユニバーサルで、これはまあ当然と言えば当然か。しかしまあ、この写真、書記長が初めてみる「2000」関連のビジュアルな訳だが、これじゃ「ブラザーズ」じゃなくて「ファミリー」じゃねえの、と言いたくなる。絶対に見たくないが、多分見るんだろうなあ。「性」というものの悲しさはガンダム関連で嫌というほど味わってきたが、こんなところでも打ちのめされるとは。(98/01/07)


アメリカ在住のピンキィ君様から情報を頂きました。公式ホームページがあるそうです。偉そうに看板掲げときながら何やってんだ俺は。なんでもジェイクは死んだことになってるそうで、フリントストーンにそっくりと笑われて殴り合いのケンカをしたこともあるジョン・グッドマンも出るようです。ジョン・キャンディは死んだから、その代わりか?監督は前作と同じジョン・ランディス。うーん。どうでしょ。ゲストミュージシャンにどんな人がでるのかはちょいと楽しみですがな。早速の情報、ありがとうございましたビンキィ君様。なんかアグネス・チャンさんみたいで変だな。(98/01/08)


1月10日0:30よりテレビ朝日で放送された「AXEL」という番組で「2000」が紹介され、一部映像が流れた。ぐるぐるチャンネルをまわしていたら見つけたもので、全て把握することはできなかったが、これによると「ストーリーはほぼ前作に準ずる」「前回登場したゲストミュージシャンはほぼ全て再登場する」らしい。バンドのメンバーをはじめ、アレサ・フランクリンやレイ・チャールズ、JBも健在なので大丈夫だろうが、ジョン・リー・フッカーは今何歳だ?ボケちゃいないだろうな。何せあれから18年経っている訳だからなあ。あいかん、ちょっと見たくなってしまった。阻止しなきゃ。(98/01/10)


とか言ってるうちに、新会員堀内参謀総長も阻止委員会支援のページを立ち上げたぞ。かなりくだらないので必ず見るように。ここから「2000」のスタッフやキャストなどかなり詳しい情報へ飛べる。相変わらずネットサーフィンのへたくそな書記長だ。で、肝心のキャストなんだが、ブルースブラザーズバンドは全員健在のようだ。ジェイク以外。ゲストミュージシャンだが、やはりジョン・リー・フッカーは出ませんな。キャブ・キャロウェイも出ない。随分前「セサミストリート」に出てるのは見たが。あとレイ・チャールズもなし。奴はバブルの頃、クリスマスになると毎年日本に来ていたが、本国ではもうそんなに売れてないのか。たいがいの日本人には「いとしのエリー」を歌った変な黒人、としてしか認識されていないのではないだろうか。ついでに言えば、レイ・チャールズとスティービー・ワンダーの殴り合いのケンカって想像したら面白いよな。もうとっくにSNLでやってそうだが。

閑話休題。アレサ・フランクリンJBはまた出る。JBは前作同様、クリオファス・ジェイムス牧師として素晴らしい説教をしてくれるに違いない。ムショ帰りのくせに。それはともかく、新たに登場するゲストがすげえ。耳かっぽじってよく聞け。まずBBキング。ワーオ。もう80いってんじゃねーのあの人。腹の上でギター弾くのはやめて欲しいな。続いてウィルソン・ピケット!うっひゃー。俺がうれしいわ。ま、ミュージシャンとしてのブルースブラザーズを考えた場合、前作で出ててもおかしくない人だよな。彼らの最も直接的なルーツの一人な訳だし、リスペクトしてるのは映画見ててもよくわかったからね。できればサム&デイヴも出て欲しかった。

ほんでほんで、なんとボ・ディドレー!エクセレント!うわ俺なんかものすごく見たくなってきた。やべえな。で、ついでと言っちゃなんだけどエリック・クラプトン。苦笑い。ま、娘が死んでもそれで曲書いて儲けたような奴だ。相変わらず商魂たくましいですなあ、と言っておく。書記長はクラプトンのことを「ギターは上手いが、商売も上手い」と思っているので仕方がない。

しかしなあ、アレサ・フランクリンにJB、BBキングにウィルソン・ピケットにボ・ディドレー。クラプトンは除外するにしてもこのラインナップ、1998年現在「どう」なんでしょう。いや、そのスジの方にはもう考えられないほどの超豪華なんだけど、世間的には「懐メロ」というか、もう死んじゃった人だよな。BBキングやウィルソン・ピケットなんか物理的に死んでてもおかしくないもん。JBは殺しても死なんとは思うが。人殺しだし。ま、こういうキャスティングは「ブルースブラザーズ」の映画としては至極当たり前ではあるんだけど、それを喜ぶ人が今どれほどいるのか、というのは不安だよな。

そもそも1980年の「ブルースブラザーズ」自体、「死にかかっていた古き良き音楽を復活させよう」という目論見があった訳だけど、「2000」もやっぱりそういうつもりなんでしょうか。しかし18年前とは状況があまりにも違いすぎてる。今更ソウルだのR&Bだの言ってみてもそれで世間が踊るとは到底思えないんだよな。俺自身はそういう音楽が好きだけど、別にそれが「流行って欲しい」とは思わないし、むしろまがいものが出やすくなるので鬱陶しいから逆に流行んなくていい。これはキャスティングに限らず、「2000」という企画そのものについての大きなダウトだ。俺が「2000」に反対しているのにはそういう気持ちも込められている。

キャスティングに関して追記すれば、「ペンギン」と呼ばれるエクソシストなシスターを演じたキャサリン・フリーマンも再登場だ。これはストーリー上必要不可欠というところか。また前作冒頭のシーンで、使い古しのコンドームをボールペンでつまんで見せた刑務所の役人、フランク・オズも出る。俺は前作と全く同じ使われかたをすると睨んでいるのだが、どうでしょうかだめでしょうか。

キャスティングに関する最大にして最良の朗報は、はっきりしている。それは出演者にジム・ベルーシがクレジットされていないことだ。つまりジョン・ベルーシの代わりにジム・ベルーシが出てブルースブラザーズめでたく復活などという超最低最悪の大惨事だけはかろうじて避けることができたということだこれほどのグッドニュースがあるだろうかいやないいやぁよかったよかった。 

俺が映画とかで一番気にするのは脚本、ストーリー、要は「ハナシ」だ。前述の「AXEL」によると、「2000」のストーリーはオリジナルとほぼ同じ、潰れかかった孤児院を再建するため、バンドで金を稼ぐというものらしい。ここにはwritten by Dan Aykroid and John Landisとクレジットされている。これもオリジナルと同じで、話を総合すると「2000」の脚本はどういうことだ?やっぱり新たに二人が書き起こしたのか、それとも内容が前作とほぼ同じだからクレジットも同じなのか。後者だとしたらBased onという書き方もあるよな。でもそう書くとは限らないし。うーん。よくわかんないや。

もし新たに書き起こしたとして、その意味ではある程度安心できる。彼らのオリジナルに対する思い入れというのは相当にあるだろうから(そう信じたいのだ)、自分たちのプライドを懸けてそれなりの誠意を見せてくれるのではないだろうか。その意味では期待したい。しかし一方で不安もある。それはランディスやエイクロイドが「ズレ」ちゃいないだろうな、ということだ。

彼らがかつて才能に恵まれた素晴らしいクリエイターであったことは万人が認めることだ。しかし、現在もそうであるとは限らない。彼らが自分の脚本を「ワォ!すっげぇいいモノが出来たぜ」と思っていても、それが我々を楽しませてくれるかどうかは全く別の問題だ。頼むよお前ら、ズレてねえだろうな。その点さえはっきりすれば、安心して見に行くことができるのだが。もとい、阻止することもできるのだが。とりあえず、ランディスとエイクロイドが最近撮ったのって何だったけ。それチェックしてから考えよう。(98/01/12)


委員会が送り込んだ女スパイ「草」から報告書が届いた。面倒くさいので丸写しにする(一部書記長により改ざん)。書記長は思いっきりなパソコン素人で、未だにフォルダとディレクトリの違いもわからないが、最近ようやくコピー&ペーストという秘密の裏ワザを覚え、大変いい気になっている。ああ、パソコンって便利だなあ。書記長からの情報もあるのでよろしくね。


ダン・エイクロイドは最近、こちらで放送されている『ソウルマン』 というTVドラマで主役をやってます。奥さんと死に別れ、二人の息子を 男手ひとつで育てている、ブルース好きの牧師さんという役どころです。

ヘビーでアップテンポのブルースが流れる中、タイトルとともに教会が映し出され(1)、そこへハーレーダビッドソンが登場(2)、 ハーレーを降りた男が皮ジャンを脱ぎながら教会に走り込んで(3)、ドアを開けると(なぜか教会の中は色とりどりのスポットライトが舞っている) 何ごとかと驚いて振り返る人々(4)。 そこに立っていたのは牧師姿のダン・エイクロイドでした(5)。 ブルースに乗って踊り狂うダン・エイクロイド(6)。人々もノリノリ。 動きのスピードとキレのよさは、ほとんど歳を感じさせません。(静止画だと伝わらないのが残念です)

  

左から(1)、(2)、(3)

  

左から(4)、(5)、(6)

こりゃ『ブルースブラザーズ』の再来か、と思うと大違いなんですね。これが。 ドラマ本編の方はブルースもダンスもありません。ほのぼのホームドラマです。 ブルース好きという設定になってはいますけど、歌うわけでもなく踊りもせず、 ただのお間抜けお父さんそのものなんです(7)(8)(9)。 緊張感ゼロ、アヤしさのかけらもなし、エイクロイドも枯れてしまいました。 しかも後頭部は大きく地膚が見えてます(10)。ううう。

   

左から(7)、(8)、(9)、(10)

で、ドラマの合間に予想通り『ブルースブラザーズ2000』のCMが流れま す。 これが『2000』のエルウッドだぁ(11)(12)。 うん、前作から18年後という設定は正しかったようです。あれから3年後、 とかするにはあまりにも無理があることはみんなよーく分っているんですね。 でも、踊っているシーンでびっくり(13)。若い! 他にこの格好をしているのは、お爺さんと黒人のニイちゃんと子供だけですから これはやっぱりダン・エイクロイド以外の誰でもありません。 ただ立っているだけだと老けて見えても、踊ると若返る人だったんですね。 こりゃ期待できそ・・・あ、いえ、阻止しなきゃいけないんでした。

  

左から(11)、(12)、(13)

ただ一つ気になることは、CMによると『2000』はPG13指定(13歳 以下は親の同伴が強く望まれる)になっていたことです。 前作(本物、でしたっけ)のR指定(18歳未満は親の同伴が絶対必要)に 比べると制限が緩くなってます。CMを見る限り、画面も妙に明るくポップになってますし、例のガキ、もとい、子供を諭すエルウッドなんていうシーンも あるようですので、ひょっとしたら狼の皮を被った羊のようなほのぼのホームドラマになってしまっているかもしれません。

とりあえず、委員会への第一報はこんなところで。 著作権とか何とかカタいことはいいや、と委員長がご判断なされば、 画像を諜報部に掲載してくださって結構です。いえ、掲載して下さい。

それから『ソウルマン』のホームページがありました。http://www.abc.com/primetime/soul_man/index.html です。


チョサッケン?とんと知らねえなあ。ともあれなんともご苦労であった、草。書記長から最大限の感謝の念を送りたい。配下の者にもよろしくね。いやあエイクロイド、ハゲちゃったか。しかもザビエル型。新日の武藤よりキツいなこりゃ。それにしても「ソウルマン」というタイトルといい、ハーレーといい、エイクロイドの趣味爆発ですな。写真(13)で踊るエルウッド、ちょっと目がうるんでしまった。うう、やっぱカッコいい。見たいよう。うそです見たくないです阻止します。

ところで、現在発売中の「ギターマガジン」はご覧になっただろうか。表紙はなんと、BBキング&クラプトンだ。早速立ち読みしたところ、キングのインタビューが載っていた。もう80越えたとか、糖尿病でツアーができないとかどうでもいいことの他に「2000」に関する情報もあった。なんでもキングは中古車屋のオヤジとして出演するそうで、演奏シーンはクラプトンと一緒にやるそうな。そうするとクラプトンは何だろう。へなちょこな店員?へなちょこは余計か。ま、ウチからはとりあえずこんなところで。

(98/01/22)


「敵のことは敵の敵に聞け」とは清少納言の名言だが、現在日本一「2000」に詳しいホームページはここではないだろうか。それというのも当委員会が抱える諜報陣がチョー優秀だからだ。諸君も知っての通り、「2000」は遂に全米で公開されてしまった。だがくじけてはいけない。我が委員会が誇るキレ者女スパイ、草から最新の報告書が届いた。しょうもない前置きは抜きにして早速公開したいのだが、もしかしてひょっとして「2000」を楽しみに待っているかもしれない輩には一応注意しておく。報告書は映画の内容にかなり立ち入っているので、事前に知りたくないと思っている者はすぐに立ち去るべし。敵味方の区別なく、エンターテイメントを愛するものの普遍的なルールだ。聞いてるか、おすぎ?


まずストーリーですが、ご存知の通り前作と殆ど同じです。 刑務所からの出所シーンに始まって、孤児院で叩かれて、 バンドを再結成するために昔の仲間を説得してまわって 不本意にもカントリー&ウェスタンを演ったりもして、 こわもて集団と警察に追われて撃たれて逃げて、 パトカーが大クラッシュして、最後は大コンサート。 続編というよりはリメイクと言った方がいいかもしれません。 一番大きな違いは、ジェームズ・ブラウンの牧師さんが 出て来るタイミングと、その説教で誰が『覚醒』するか ぐらいですか。

良かった点:

(1) 音楽は前作よりゴージャスでレベルも高い

(2) ブードゥー教の女王様がかっこいい

良くない点:

(1) ストーリーに説得力と疾走感がない台詞が全部は聞き取れなかったせいもあるんでしょうけれど、バンドを再結成する理由が前作ほど明確じゃないので、目的に向かってハチャメチャに突き進む感覚が弱い上に、最後のカタルシスもいまふたつかみっつです。

(2) ダン・エイクロイドがカッコ悪い。『ソウルマン』の中年牧師役に比べれば颯爽としてますが  前作をビデオで見返してみると、やっぱり衰えが・・・。それに人間が丸くなりすぎ(体型じゃなくて性格が)。あ、後頭部は見事にカバーされてました。

(3)シカゴの匂いを感じるシーンが少なすぎるちょっと4、5日遊びに行っただけの奴がいうのもなんですが、遠景でビル群を映すばかりで、あの暗いダウンタウンのシーンが殆どないのは寂しいな、と。ほとんどカナダで撮ったからなんでしょうね。

(4) 場面場面が妙にこぎれいな映画になっている。これは好みの問題かもしれませんが。

(5) エリック・クラプトンの演技が下手くそ。スタジオ見学の素人を出したのかと思いました。前作のスピルバーグのほうがよっぽど上手です。歳の割には異常なぐらい若く見える(大学院生みたい)ので最初は本人じゃなくて、良く似た若手ミュージシャンだと思ってしまいました。坊主頭だったし。クラプトン嫌いの人は必見かもしれません。電気抜き以降のにわかファンに『でも、あの人大根だよね』と言えます。

総評: 前作を見た人や音楽好きな人が『おおっ、あの人がここに』とか『あの人はこんなにふうになってしまったのか』といった、『バック・トウ・ザ・フューチャー』的な見方をするには なかなか良い映画だと思います。 つまり、『ベストテン同窓会』が大好きな人は見に行くべきです。でも、『ザ・ベストテン』は面白かったけど『ベストテン同窓会』は 虫ずが走るほど嫌い、だとか、渡辺真知子は歌がうまくなったけど 『夜はこれからヒッパレ』に出ている渡辺真知子は見るに堪えないとか 思っている人は見に行くべきではないかもしれません。

で、映画館の様子ですが、封切り二日目の土曜日だというのに シネマコンプレックス(映写室が10ぐらいある)の一番端っこの 一番狭い映写室(300席ぐらい)があてがわれてました。 一番手前の一番大きなところはやっぱり『タイタニック』。封切られてずいぶん経つのに、今でも整列入場してます。開演30分前には、お客さんがもう100人ぐらい並んでいました。『2000』はというと、お客さんの入りは3割ちょっと。客層は30歳代の子連れファミリーが中心です(『タイタニック』は 中年女性グループが目立ってました)。若い頃に前作を観て感動した世代なんでしょうか。

というわけで、脈絡がなくなってしまいましたが、報告を終わります。では。


うむ。とにかくご苦労であった、草。しかし一番狭い小屋でも300席あるのかあ。母ちゃん、アメリカは広かとこばい。それにしてもどうも本当に、懐かし映画のようだなあ。特に話題でもないようだし、いいや、みんなタイタニックでデュカプリオ様見ようぜ。一応、音楽には期待が持てそうだけどなあ。あいや、阻止するんだけどね。

一方でクラプトン、坊主頭とはこれ如何に。しかも毛のない人に毛が増えてたり、何だかわかんねえなあ。かつて「電気抜き」でクラプトン好きになったおねーちゃんがライブ見て「へー、クラプトンてギターも上手いんだ」と抜かしたそうだが、そういうおねいちゃんには是非見て欲しいですね。


今回はもう一件、目玉がある。委員会シンパのhakuraさんより情報が届いた。MediaDomeなるところから、画像・音声付の情報が流れているようだ。実は書記長、まだよく確認していないのだが、各自チェックしておくように。ありがとう、hakuraさん。さっさと会員になるように。お願い!

http://www.mediadome.com/index.html?md


私事で恐縮だが、書記長はホビージャパンなる模型雑誌を15年近く愛読してきた模型オタクである。従って模型・おもちゃシーンには一家言持っており、昨今のアメコミフィギア・お宝ブームを苦々しく眺めていたが、遂に予想通りというか、恐れていた事態が発生してしまった。

昨今の流行に乗っかって創刊された雑誌「フィギィア王」だが、現在発売中の表紙はなんとブルースブラザーズ人形だ。ジェイクとエルウッドのものだが、似てるかどうかはノーコメント。ま、デブとノッポに例のコスチューム着せればなんでもそれらしく見えるもんだ。おそらく「2000」公開に合わせて発売されたものだろう。「2000」バージョンもそのうち出ると見たね。ま、欲しい人は「レア物即Get」でどうぞ。(98/02/10)


先のフィギィアの情報にちょいと付け足し。新会員のMac manはアメリカから直で買ったそうだ。彼の知人がUSトイ販売のホームページをもっているそうなので、宣伝しておく。

http://www.robotrobot.com/

書記長はメカフェチなのでフィギィアにはとんと興味ないが、ピーウィー・ハーマンのフィギィアはちょっと欲しいな。チンコはついてるのだろうか。ついでに「絶対阻止委員会」はinfoseek.Japanに載ってるそうだ。「ブルースブラザーズ」で検索したら、ド頭に参謀総長のページが出てくる。さっすがあ、ありがたいったら。何はともあれ、これで同志が増えたらいいなと思う今日このごろである。(98/02/23)


ちょっとした気まぐれから、絶対阻止委員会専用の「掲示板」を作ってみました。気が向いたらご利用ください。(98/02/28)

※掲示板は終了しました。


「掲示板」、思ってたより盛況で書記長はうれしい。そこからの情報転載をいくつか。まず「infoseek.Japanでブルースブラザーズと検索したら参謀総長のページがトップに出てくる問題」だが、残念ながらトップは他のページに奪われてしまったようだ。無念なり。

それから我が宿敵「ブルースブラザーズ2000」だが、シンパのsleepyによると日本ではUIPの配給でゴールデンウィーク辺りの公開になりそうだ。ってあと2ヶ月くらいしかないじゃん。いいのか委員会、こんなチンタラやってて。sleepy氏はビデオは10月頃、と予測しているようだが、これはどうだか。最近早いからなあ。大して話題にならなかったら1〜2ヶ月くらいで出ちゃうもんねえ。全く油断がならん。一応ここでチェックしとこうか。なお、書記長は責任もって劇場に見に行く予定。友達のコネで試写会に行けそうなので。

あとサントラがあちこちの輸入版屋に入ってきているようだ。書記長は映画を見に行くと決めているので、それまでは断固聴かないつもりである。例え地下室長に「反革命」と批判されようとも。ただ聴いた人で、感想など送ってもらえれば紹介したい。ま、今は掲示板があるからそっちでもいいけど。今回はそんな感じ。それでは。(98/03/11)


前回から1ヶ月経ってますなあ。ほんとうにほんとうにすいません。あれからいろいろあるにはあったんですが、掲示板の方でフォローしている面もあり、ついついこっちがサボりがちに。てなわけで、たまっているぶんをまとめてご報告さしあげます。

と、いうわけで。書記長は遂に、ブルースブラザーズ2000を見てきたのである。本来友達のコネで試写会に紛れ込もうと思っていたのだが、諸般の事情でポシャ。しかし世の中うまくしたもので、捨てる神あれば拾う神あり。なんとあの洋泉社「映画秘宝」編集部からメールをいただいたのだ。なんでも次の「映画秘宝」はコメディ特集らしく、ついてはBB及びBB2000のゲンコーを依頼したい、というのである。書記長即承諾。原稿書く以上は映画見なきゃ。ええもちろんこちらで用意します。ガッツポーズ。かくして「2000」試写会はキープされたのである。

さて、その感想。なんだけれども、言いたいことはもう、上で「草」がほとんど言ってしまっている。ひとことでいうなら「フヌけた同窓会」だ。確かに細かいところでは見るべきところがある。ちょっと面白いかな、というところもある。しかし前作が持つ「ドライブ感」に欠けるのは決定的に苦しいと思う。「ドライブ感」というのは何か、と言われても大変苦しいのだが、例えば音楽でいう「グルーブ」みたいなもので、それはもういくら言葉を尽くしても語れるものではない。「自転車の乗りかた」という本を読んでも自転車に乗れないのと同じ。これはもう、映画見た人が感じることだから極めて主観的なのだが、それでも一定の普遍性を持っているものだと信じる。"Don't think. Feel!"である。

だから「2000」に関しては、ブルーズブラザーズが大好きな人、どマニアな人が「あ、ここは同じ。ここも同じ」とか言いながら指差し確認する映画だ。だからここを見てるような人には大体においてとりあえずお薦め、ということ。でもそれ以外の人には、とりあえず前作を見ることを優先させたいっすね。

と、いうようなことをもう少しオブラートにくるんで柔らかくした「ヌル」い作文が5/25発売予定「映画秘宝」に載ることとなった。とりあえず今は原稿送って、ゲラとか見てない状況だけど多分出るはず。書記長は今、改めて作文読み返して頭抱えているところ。でもまあ、いいや別に。

さて、それ以外に情報をいくつか。おそらく「2000」の公開に合わせたと思われるが、世紀の名作「ブルース・ブラザーズ」のデジタル・ニューマスター版ビデオが発売となる。発売は5/21(木)、税抜き定価\2900、発売元はCIC・ビクタービデオ(株)。別に新カットとか入っている訳でなし、画像がきれいになったぐらいで食指が動く書記長ではない。まだビデオ持ってない人とか、コレクターズアイテム向きだな、こりゃ。

それから今日(4/13)発売の「ぴあ関東版」には「ブルーズブラザーズが帰ってきた!!」などと称してカラー見開き2ページで紹介されている。書記長はここから監督ジョン・ランディスのインタビューらしきものを紹介したい。

続編なんて絶対無理だと思っていたけどね

「続編を作る話は5年くらい前に出た、それから主演のダン・エイクロイドと脚本を書き始めたんだ。1年半もかかったよ。確かにジョン・ベルーシが'82年に死んだ時点で、続編は不可能だと思ってた。ある時期、ジョンの弟のジムでどうかって話もあったけど・・・。結局、続編を作る決心をした最大の理由は、17年前の映画なのにブルーズ・ブラザーズというキャラクターが強烈で、今でも多くのファンがいるから、彼らのその後を語りたくなったんだ。」

うそつけぇ!! 百歩譲ってその通りだとしても、17年、というタイミングはいかなる根拠にヨルモノカ?英語圏には「蛇足」に相当する言葉がないのだろうか。やっぱ阻止活動は続けなきゃなあ。頑張ってフーフー息吹いて、フィルムの到着遅らせなきゃ。・・・でもさあ、俺が試写会見たってことは、フィルムがもう日本に到着してるってことだよなあ。だよなあ。だよなあ。(98/4/14)


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