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初日
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2000年7月6日 木曜日
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踊るスペシャル君(笑) アブが多いのです。
 いよいよ待ちに待った北海道旅行の日。前日から嬉しくて眠れずに、朝6時55分の飛行機に乗り遅れてはいけないと緊張し、結局眠らずに朝を迎えてしまいました。

 荷物を持って歩いて近くの駅へ。カメラとパソコンを抱えていた上にお土産なんぞもっていたから重かったけど、不思議と足取りは軽かったのです(*^-^*) 荷物が多かったせいか、すれ違うタクシーの運転手さんが、必ずといっていいほどチラッと私に視線を向け、徐行するんだけど、タクシー代が勿体ないわ!(爆) 根性で駅まで歩きました。

 無事に空港にたどり着き、搭乗手続きを済ませた私は、手荷物検査で荷物を改められました。
 あ、そうだ、アーミナイフを持ってたんだ(爆) 
 バックからナイフをだし、係員に預けると時間までぼーっと待合室で座っていました。
 朝のニュースで台風情報なんかやってるものだから心配になったけど、この分ならなんとか大丈夫でしょう。

ふふふ。
あと1時間と少しすれば、クイちゃんのいる北海道に降り立つのね!! 飛行機に乗って自分の座席に座るとちょっと寒い。フライトアテンダントに毛布を要求し、シートベルトを締めたとたんに爆睡(笑) 
 離陸した記憶無く、気がつけば千歳空港でした(笑)

 うわーん、機内でコンソメスープ飲もうと思ったのに(笑)
社台スタリオン・ステーション
 無事千歳空港に降り立ち、レンタカーを借りた私たちはまずは社台のスタリオンステーションに足を向けました。
 カーナビ付きの車を借りたつもりがそうではなかったので、営業所でもらったあまりあてにならない地図を片手に違う道を通ったら見事に道に迷いました(^-^;
 あぁ、知ってる道から行けば良かった!!

 予定からだいぶ遅れて、社台SSに到着!
 ここにはトウカイテイオースペシャルウィークフサイチコンコルドエアジハードが放牧されていました。
 スペシャル君は午前9時から種付けのお仕事があったようで、登場が少しおくれましたが、来ると牧草の生えていないむき出しの地面のところに身体をこすりつけてごろんごろんとねっころがったりしておりました。
 アブが多いらしく、愛嬌のある格好でアブを払っており「いやー可愛い〜♪」と写真を撮りまくったのはいいのですが、なにしろ遠い…、柵が邪魔……(笑)
 しかも、またまた私がパノラマモードにしていたために、写真がことごとく失敗……。
 ああああ、私の馬鹿っ!!

 しかし、柵があろうが、遠かろうが、100メートルと離れてないところにかつての名馬がいるわけで、あぁ、あれがあのスペシャルウィークなのね……などと、感慨もひとしお。
 スペシャル君なんて相変わらず線の細い感じでとてもとても大レースを制してきた馬に見えないところがまたすごいところなんだろうなぁ。
 エアジハードは一番奥の放牧地に放されていたのですが、一人でどこどこ走り回っていました(笑) なんであんなにどかどか走り回っていたのでしょうか……(笑)
 テイオーは茶色いシャドーロールをつけていて、近くまで寄ってきてくれたので写真撮りやすかったです(^-^)
 みんな元気そうでなにより。
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トウカイテイオー。茶色いシャドーロールがキュート。
クイちゃんと感動の再会!(ノーザンホースパーク)
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そ、その見覚えのある流星は!!!
 なんとか会いたい、と心の底から思ってはいましたが「会えなくて当然」とも割り切っていました。未勝利とはいえ、現役の競走馬ですしちょっと厳しいだろうな、と。ただ、ノーザンホースパークの近くに来ただけで「あ〜この近くにクイちゃんが居るんだ!」と嬉しくて気もはやり、とてもうきうきしていました。パークに着いたのが11時30分近く。
 社台SSでスペシャルウィークの登場を待っていたせいもあり、ちょっと予定より遅くなってしまいました。おなかも空いていたので何か食べようという話になり、連れと相談。一番大きなゲストハウスが正面入ってまっすぐのところにあるのですが、そちらの食堂ではなく「キャロルハウス」という所でラーメンとかが食べられるところに行こうと意見がまとまりました。

 駐車場に車を止めて緑の広場を横断し、道路を右折。左手に見える厩舎を眺めながら『クイちゃんどこかなぁ』と思っておりました。L字型の厩舎の道路に向かって平行な厩舎をなにげに見やりながら歩いていると、左から三番目の馬房からひょっこり首を出した馬がいました。
「あれ? クイちゃん?」
立ち止まって牧柵に駆け寄ると連れが
「え〜?違うよ。こんなところにいるわけないじゃん」
と言うのです。
 私もそう思ったので不審に思いながらも顔を出してる馬の顔をじーっとみるのですが流星といい、鼻のさきっちょのところといい、雰囲気といい、デイジーネックレスなのです。光の加減で身体が暗く見えて鹿毛のような気もするので
「あれは栗毛じゃないよ、鹿毛だよ。違う馬だって。君ほんとにデイジーの顔見分けられるの? こないだ(昨年7月に訪問したとき(^-^;)間違えたんじゃん」
と言われると自信がありません。第一、来ていきなり顔をあわせた馬がデイジーネックレスなんていくらなんでも出来過ぎもいいとこじゃないですか!(笑)
「……でも、あれデイジーだと思うよ」
と気弱に主張する私はその場から離れられず、じーっと見つめたり、写真と見比べたりしました。
 そのうち、デイジーも首を引っ込めてしまい、どうしていいか分からずに佇んでいたのですが厩舎の方もお昼休みに入るのか、続々と持ち場を離れていたので、その中の一人の方を捕まえて「あの、この厩舎には現役の馬もいるのですか?」と尋ねると「現役も何頭か居ますよ」との答えが返ってきました。
 そこで「あ、じゃあ、あの左から三番目の馬房にいる馬の名前は…」と尋ねると、その方は馬房の近くに戻ってくれて首を引っ込めていた馬を呼びだしてくださり、鼻面を撫でながら馬名を確認、戻ってきて「デイジーネックレスです」って教えてくださいました!!
「嘘みたい!!」と思わず声を挙げて、手を叩きながら「嬉しいです。会いに来たんです!!」と告げました。
 あまりの出逢い方に、ざざざっと鳥肌が立ち、連れもも
「嘘だろー。すげー」
と驚愕のまなざしで私を見ます。
「すげーな、お前。よく分かったなー。大川慶次郎を超えたよー」
なとど意味不明な誉め言葉を頂いた私は、
「じゃあメシ食いに行こう」
という誘いを「いや、胸がいっぱいで何も食べれない…」と断って、ずーっとクイちゃんの馬房が見えるところにたって牧柵にもたれて眺めていました。
 連れは一人でご飯を食べにいったのですが、さっきまで確かに空腹だった私のお腹はうれしさのあまり一杯で、食べ物も飲み物も受け付けそうに無かったのです。
 一人でじーっと眺めていると嬉しくてじんわりと目に涙が浮かんできます。
会えて良かった、ほんとに会いたかった。こんなにすぐ、会えるなんて思わなかったから、道行く人みんなにありがとう、って叫びたくてたまりませんでした(笑) 
 どこぞの修学旅行生が二人乗りの自転車をめいいっぱいこぎながら「エアシャカールゥゥゥ」などと叫びながら後ろを通り過ぎていくのもほほえましい気持ちで振り返れました。「……なんでちみたちエアシャカールを知ってるんだ?」と普通だったら呆気にとられて振っていたでしょうけど(笑)
 再び、視線を戻すと、クイちゃんがガリガリ音を出して壁を囓っているのでありました(笑) しかも壁に穴開いてるじゃん!!(笑)
 
 元気そうだね。脚はもう大丈夫?ご飯は食べてる?ちょっとお姉さんぽくなったね。早く帰っておいで、待ってるから。相変わらず壁食べてるのね(^-^)、牧柵にもたれてクイちゃんの写真を何枚も撮りながら飽きることなく眺めていたのでありまする。

 午後になって日が射してくると、ちゃーんと栗毛だということも分かってきましたし(笑)さっきから佇んでいる私の方をじーっと見たり、隣の馬房のほうに首を伸ばしたり、ちょっといなないてみたりと、いろんな姿を見せてくれました。
 ずーっとここにいたいなぁ。
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モスモス四人組+仲間はずれ一頭
 名残を惜しみながらノーザンホースパークを後にしました。ゲートを出ると左に広がる牧草地に、おそらく2歳と思われる馬たちが放牧されていました。
「おお、近くで写真が撮れるかも」と思った私は車を止めてもらい、牧柵に近寄りました。
 四頭が首を揃えて牧草を食んでいるのを眺めながら、連れに離れた一頭を指さして「あの仔は仲間はずれなのかな?」と話しかけていると、さきほどまで綺麗に並んで食べていた馬たちが草を食べながら何故か近寄ってきているのです。気のせいではなく、モスモス、と草を食べる音をさせながら、確実に近寄ってきます。
「あれ、奴ら何故かこっちにくるよ」
「……でもなんで草食べるのやめないの?」
「っていうか、もうそこまで来てるんですけど……」
 一度も牧草から顔をあげることなく近寄ってきた彼らは、牧柵のところでしゃがみ込んでいた私の顔のところにどーんと顔を近づけるとふんふんと鼻を鳴らしながらカメラのレンズを食おうとします。
「あのーこれ食べ物じゃないんです……」
とカメラを後ろにやろうとすると、こんどは手や服を食べようとしてきます。
「いや、君たち……あのね」
派手な流星……というか、これは「さく」というのかな?、どはでな顔の馬と間近でご対面しながら「にゃはは、可愛いねー」とあまり近づきすぎないように座っていると、飽きたのかまた牧草を、モスモス、と食べ始めたのでありました。
 傍らで連れがが
「こいつらほんっとたんぽぽが好きだなぁ」
と言うので
「は? たんぽぽ? どこにたんぽぽ?」
と聞き返すと
「へ? ほら奴らが食ってるじゃん、白い花」
というので絶句してしまいました。
「あれはタンポポじゃない!! シロツメクサだぁぁ!!」(クローバーかもしんない(笑))
と呆れてしまいました……これのどこがタンポポに見えるんだ??>ナシュ
 非常に問題があるとおもうぞ。
 前はテッセンをアサガオと言っていたしね……。不安だわ。
 #まぁ、私も人のことはあんまりいえないけどさ(-_-)

 そんなこんなで、この日は千歳市内に宿泊。
 ここはPHSが入ったのでHPに喜びのカキコをしまくる!
 ビールが飲みたい、という連れの希望で、近くのビアホールみたいなところに行きました。ジンギスカンを食べました。
 あー嬉しいなぁ。幸せだなー。明日も会いに行くよー>クイちゃん
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