日本国崩壊は近い…

日本国崩壊は近い…

 大政翼賛会…最近のニュースの中で,こんな言葉が飛び出して物議を醸し出した. 然し,大政翼賛会を悪いイメージで捉えている点に,俺様は,怒りを覚える.然し, 国家的視点に立てない日本人には当然かも知れぬ.                 結局,今の日本人は,国を守る意識もなく,国家のために自らを犠牲にする精神も 皆無である.国のために自分を犠牲にすることを,何よりも嫌う国民であり,それが 人間としての尊厳にまで結びついている.                     平和な時代に,何も国家総動員体制を実現させる必要もない.然し,この日本は, 四面を海に囲まれた小さな島国である.ひとたび戦乱の危機に見舞われた場合には, 全国民が心を一つにしなければ,たちまち滅亡の危機に晒される.          かつて,絶対的国防圏とされたのは,日本が生きて行くための資源を確保できる, 広大なアジアを含んでいた.今の日本の狭い国土の中だけでは,とても自給自足など 出来るものではない.                              戦前は,欧米が,この日本の絶対的国防圏にまで侵略を開始して,アジア全域を, 自らの植民地にする計画であった.日本は,アジアを侵略したのではなく,単純に, 自らの国防圏を守ったに過ぎない.                        いかに外国勢力が日本を侵略国家呼ばわりしようが,日本人自体は,国家の正義を 強く確信しなければならない.今の現実をみるがいい.かつての大東亜共栄圏には, 日本企業が進出して領土を占領している.                     この小さな島国を絶対的に存続させるには,必要な資源を調達,確保することが, 絶対の帰結である.友好関係が存続出来れば,それを交易をもって果たせる.然し, ひとたび,それを妨害する勢力が現れたら….                   戦争とは,話し合いで解決できぬことを,武力を以って国際紛争解決の手段とする 世界では、未だに日常的に使われる分かり易い交渉である.結末次第で,殺人行為が 正義となるか,犯罪になるかが別れる.                      日本は,圧倒的劣勢の中で,よく欧米列強国を相手に3年半も戦い抜いたものだ. 何故,それが可能であったか? それは,紛れもなく,挙国一致の国家総動員体制が あったればこそである.                             この狭い国が,世界を相手に戦うには,すべての国民が,国を守る一点に向かって 私心を捨て,心を一つにして悠久の大義に生きる忠誠を尽くさねばならぬのである. こんな狭い国家など,人心がバラバラでは一瞬にして消し飛ぶ.           日本の淡路島程度の国家であるシンガポールは,人心を荒廃させる麻薬や出版物に 厳しい国家である.小さな国が自らを守るには,全体主義的体制を取る必要がある. 個人が国家的視点に立てなくなった国は滅亡の危機に立たされる.          逆に言えば,欧米は,この日本の国民が心を一つにして,目的に向かうパワーを, 何よりも恐れるのである.いつ誰がそんな発想を企てたのか,夫婦別姓などと言う, 貧しい隣国の制度を導入する危機が訪れてもいる.                 夫を中心に,妻と子が三位一体,心を一つにして家庭が成立する.それが必然的に 国家を一つにするパワーへと向かう.この制度を崩壊させることは,日本国自体を, 着実に崩壊させる根元である.                          家庭の中心であった筈の夫と言う存在も,もはや,単なる給料運搬人,家に居れば 粗大ゴミ扱いとなり,マスコミが流す企業の宣伝まで,夫をないがしろにする風潮が 一般的である.無知で,ひ弱な女子供のわがままが世間を支配する.         加えて今の日本には,怪しげな外国船が,怪しげな外人を乗せて押し寄せている. 家の柱である夫の存在が無視され,闊歩する女子供が麻薬と享楽に走る.おまけに, 外国人を公務員にせよとは….崩壊から救える道はなさそうである.         そこで登場する論理が,国と言う意識をなくせば,争いがなくなるとか? 国境は 本来,地上には何処にも存在しないとか? そういうきれいごとである.侵略側には 誠に都合のいい論理である.                           俺様が,ご幼少の頃は,外国人の存在は珍しくて,一人の外国人が歩いていると, その後を,近隣の貧しいガキ共が,その好奇心から,ゾロゾロ付いて歩いたものだ. 今や,どうかすると日本人が珍しくなる位,異人が多い.              公衆電話で,隣り合わせになる人間が,英語とは程遠い,拗音連発の,飛び跳ねた 言語をまくしたてている.その容貌も見るからに怪しげである.何をどうひいきめに みたとて,善良・道徳・遵法精神とは程遠いツラ構えである.            国家的視点に立って,行動の方向を決める選択肢がゼロになった大黒柱でもある. もはや妻や子のために決起する勇気が芽生えるとも思えぬ.かつて,日本が絶対的な 国防圏とした範囲は,遠く日本本土を離れた領域であった.             その地域を侵略されることが,日本の危機であると認識して,そのために,決死の 覚悟を以って家庭を離れ,戦地に赴いたのである.国家的危機感を忘れた日本人には 難民が幾ら押し寄せようが無関心である.                     もし,彼らが武装した集団であったならば….俺様には,いつか,そういう事態が 訪れるかも知れぬ不安をもつ.密入国で,マシンガンで武装した銀行強盗が現われて 犯行後,そのまま密出国する….                         そんな彼らが,日本国内に留まって終結して,ゲリラと化して日本を攻略する…. 進駐軍が幾ら日本に駐留しようが,現代の侵略は,彼らが対処出来る表立った形では 行われないことを予見する.                           現代の戦争は,『朕ここに米国及び英国に対して戦いを宣す』などと,正々堂々, 正面から宣戦布告などするものではない.外からの奇襲攻撃ではなく,内に潜航した 武装集団の攻撃から始まる.                           それが戦争であると気づくまでに,つまり,軍隊が動き出すまでに,相当な時間を 要する形で戦争が始まる.先のサリン散布事件がいい実例である.一宗教集団による テロ活動を,個人の犯罪だとしか捉えられない国である.              貝割れ大根に責任を追っ被せるだけで,問題解決したかの印象を与えるO−157 騒動だが,本当にこれが,自然発生的な単純な食中毒であるのか? 原因不明とは, 途中での意図的散布の方向が暗示される.                     つまり,全く考えていない方向からの感染であるからこそ,原因不明と言う結論が 導き出される.今までの常識に囚われない新たな視点に立って,未知の分野に調査の 対象を広げることが必要である.                         日本では,起こった事件の全てを一過性のものとしか捉えない.原発事故と言う, 国家の存亡に関わる事故であってすら,後に教訓として残るものは何もない.常に, 同じ過ちが繰り返される.                            一宗教団体の犯罪も,一時的にマスコミが集中的に叩きはするが,喉元過ぎれば, 完璧に忘れ去られる.かの宗教団体は解散した訳ではない.再び,元のように,誰も 関心を持たない目立たぬ領域に姿を隠したに過ぎぬ.                かの一宗教団体の騒ぎが取り沙汰される中で,変な大学の噂を聞いたことがある. 幾つもの開かずの間があり,使われる教科書は,その教団で印刷されたものとか…. 然し,その大学の存在はマスコミでは取り上げられなかった….           俺様とて,その大学が何処にあるのか,何と言う大学なのかは知らない.何処かで そんな風聞を聞いただけである.然し,未だに逃亡中の残党がいることを思うとき, 案外,そんな一角に堂々と潜んでいる可能性もある.                戦後,いかに不況の時代があったとは言え,例えば,定期預金の金利は5.5%で 定着していた.それが今や1%以下の金利で銀行は涼しい顔をしている? 同時に, 倒産も噂されている末期的症状である.                      案外,利に聡い金持ちドモは,海外に自らの拠点を確保して,日本の崩壊に備える 準備をしているのかも知れぬ.さしたる根拠がある訳ではないが,俺様には,そんな 現象があっても不思議はないと思える.                      日本人が,自らのそれぞれの拠点に帰り,心を一つにして,国の守りに力を尽くす かつてのパワーを発揮する適応能力が,忘れられずに残されているかどうか,俺様の 大日本帝国へ思いは,結局,幻想かも知れぬ….** 悪魔 **         ・表紙に戻る