ＴＢＳのビデオ問題が騒がれている渦中にあって，俺様は，その追及の視点が的を 外している違和感にイライラしていた．そんな単純な問題じゃねぇだろ！ テメェら 皆グルか！ テレビ画面に向かって叫ぶ虚しさ…． 実際，どれだけ多くの個人が，虚しくテレビに向かって，独り言の反論を繰り返し 怒鳴り散らしていることか…．この一方的で独りよがりで押しつけがましい正義感に どれほどの人間がストレスを溜めていることか…． このインターネットにホームページが設置出来る環境が整った時，マスコミのする 独断的な偏見に対抗して，俺様流の独善で，せめてものストレス発散の場を設立する 夢を描いた．最近，腹の立ったのがビデオ問題である． 例えば，撮影したビデオを放映前に関係者に見せるなんて，別段，問題にする程の 重大事件じゃない．テレビを見れば，そういう映像は随所に見られる．映像の前半を 見せて，その感想を求める形式の番組は日常的でもある． そんな日常的なパターンの一つが，たまたま坂本弁護士一家殺害に結びつく結果に なった．日常的な安易な番組制作のパターンが大事件に発展したに過ぎない．問題は ＴＢＳがずっとそのビデオを隠し続けたところにある． 坂本弁護士一家の行方不明が明らかになった瞬間から，問題にされているビデオは ＴＢＳの絶対的なスクープ映像となる筈で，他社垂涎の的になる映像でもあった筈． 姿を消す直前の映像は，競って放映したがる代物ではないか． この重大な映像を隠し続けた部分で，ＴＢＳは，ずっとオウム真理教と共犯関係に あったと断言できる．ＴＢＳが放映しない事をいいことに，教団は，その後，派手な 選挙活動などを展開出来た． 坂本弁護士は，オウム真理教を相手に，最前線で戦った戦士であった．ところが， マスコミが流した坂本弁護士の映像は，一家が公園で遊ぶ平凡な一市民としての姿で あった．これは戦士に対する冒涜ですらある． 坂本弁護士の立場に立てば，殺される瞬間，例えここで死んでも，あのビデオが， 必ずやオウム真理教の犯行を明らかにしてくれる．そんな期待を抱いたに違いない． 言わば，『後に続く者を信じた』ものと推察できる． 然し，その命懸けで坂本弁護士が残したビデオは，結局，裁判が始まるまで，その 存在すら明らかにされなかった．正に，ずっと故人の意思を隠し続けた，極悪非道な 共犯行為であると断言できる． つまり，オウム真理教追及の最前線に立っていたのは坂本弁護士であった．だが， ＴＢＳはその地位を奪って，あたかもテメェが，オウム真理教追及の最前線に立って いるかの印象を与え続けた． 他のマスコミも，ＴＢＳが，そのスクープ映像を公開しなかった不自然な疑惑には 一切目を瞑り，国民の知る権利の侵害にも繋がる部分を完全に無視した．有田芳生， 江川昭子等も，盛んにＴＢＳ弁護に奔走していた． だが，コイツらも主役のビデオが隠されている事を知りながら，それをひた隠しに して，自分たちで主役を演じ続けた．コイツ等もＴＢＳ同様に，坂本弁護士の手柄を 独り占めにして薄汚ねぇ金稼ぎをしていたのである． はっきり言えば，ＴＢＳのビデオ問題の本質は，積極的に国民の目と耳を閉ざして オウム真理教にやりたい放題の行動を許した明らかな共犯事件なのである．ＴＢＳは オウム真理教と同じ被告席に立たされて当然の立場なのだ． 他社マスコミも，このスクープ映像を，ひた隠しにした事実の重大性には，当然， 気がついている筈だ．何しろ，自分たちの常套手段と行動パターンから逸脱したその 行動は極めて異常である筈だからだ． 一見，ＴＢＳは他社マスコミから，袋叩きにあったように見えながら，結局これは 一種のかばい合いであり，ヤラセの範疇を出ていない．このように，マスコミ挙って 国民の目を欺くやり方は決して珍しいことではない． ＴＢＳが，少しでも謝罪の片鱗を見せるつもりがあるなら，隠し続けたビデオは， 当局に提出するのではなく，国民の前に公開して，実は，追及の最前線にいたのは， 戦死した坂本弁護士であったと自らの手柄を返上すべきである． 或いはマスコミと警察が共謀して，平成の御世に今世紀最大の冤罪事件を仕組んだ 可能性があるのではないかと，俺様が疑っている事件がある．いずれそれについても ここで問題提起をして行きたいと考えている． ＊＊ 悪魔 ＊＊ 次の記述 日本は永久（Ａ級）戦犯国か？改めてオウム真理教の共犯 ＴＢＳを告発する