「暴走うさぎを捕まえろ」


開催日・ちょっとしたあらすじ等の補足

OASIS第20回定例会フルリプレイ。バトルモード、難易度ハードによるギャグばりばりのややパラレルのお話。参加者は3名。おおまかな流れはある逃走者の捜索。対象は『らびっと』という名の少女である。エリヤノフ・レネシス両名は指名ハンターズとしてギルドに招致された。そして大変な1日が幕を開けるのだ。

諸注意

○誤字・脱字・会話表示の前後は「読み物」とする為、私の1存で修正させて頂いてます。

○実際の性格と異なる部分やリアルの話が弱冠含まれております。


名前:Rabbit(ラビット)

容姿:黄色と黒は元気のしるし、お気楽ご気楽幸せうさぎ。

ハンターズへのなれそめ:
まったくの興味本位からハンターズになったお気楽さん。
「みんなダイスキだよぉ〜」と公言する通り、すべてのハン
ターズを無防備に信頼しているある意味困ったちゃんな
子である。このごろは格闘家としての素養に恵まれ、
「黄金の右」を必殺技とする。
子供の残酷さという所以か、いじめる人には容赦はしない。
さらに怪力。ヒルデベアを素手で殴り倒す様は見ていて
異様らしい。すぐ抱き付いて「めきめきっ」とするのが味。



(ギルドに二人のハンターズがやってくる)

『あ、来たな』

『調子はどうだい?』

「暇だったね。・・・だからこうして来たって話も、まぁ・・・ある」

『そちらのお嬢さんはどうだい?』

「調子ですか?悪いので帰らせて頂きます」

『おいおい^^;』

がし#レネシスの首ねっこを掴むエリヤノフ。

「ひっ!」

「せっかちだナ、君も」

「調子なんて聞くから・・・」

『まぁまぁ・・・^^;』

「とりあえず話ぐらい聞いてってやらないと、寂しくて辞職しちまうかも、しれんぞ?」

「そうね・・・」

#しぶしぶ

「別にいいんじゃない?」

「・・・まぁ僕らには、あまり関係ないか」

『ええと人命がかかってるから手短に話すぜ?』

「・・・了解」

「はいはい」

「わかった。じゃ、いこう」

「・・・まだか」

「え?きいたんですか?」

『ええとな』

「いや、手短ていうんでもう終わったのかと思った」

「なるほど!そうでしたか!!」

『探すやつの特徴くらい聞いていけよな・・・』

「それもそうだな・・・うっかりしてたよ」

『ええとな』

「いい、まだ探すってことすら聞いてなかったです」

『らびっとってぇ女の子なんだが・・・』

「・・・兎の雌じゃなくて?」

「名前、なんだね?」

「女の子には興味無いので帰ります」

がし#レネシスの首ねっこを掴むエリヤノフ。

「うう・・・」

(そんな二人に捜索する対象の写真を見せるギルド親父)

『写真はこれだ』

「・・・ふむ。写りがいまいちだね」

「いまいちね」

「もうちと、鮮明なのはないのかい?別人を引っ張ってきたとあっちゃシャレならんだろうに・・・」

『あ、ええとな、特徴はあるぞ。怪力なんだ』

「・・・どの程度?」

『ヒルデベアと腕相撲して腕をへし折るくらいらしい』

「・・・降りた」

#帰りかけるエリヤノフ

「それが暴走してるんですよね?」

『訓練校でも武器が壊れるから・・・って』

「エリヤノフさん」

「・・・ん?」

「私も帰ります!!」

『おいおい^^;』

「じゃ!」

「さすがにこれは、なぁ?」

『じょ、冗談だよ(やや焦る親父)』

#くるりと振り返るエリヤノフ

「なんだ。冗談なら冗談と前もって言ってくれ・・・ま、それじゃ冗談にならんわけだがナ」

『ハハハ(やや声裏返る親父)』

「で、ヒルデベアは置いとくとして、だ」

『ああ』

「怪力なのは、本当なんだね?」

『まぁ、抱きつかれて地獄を見た奴は数知れず・・・』

「さて、帰りましょうか」

「うむ」

『あ、冗談だからな?^^』

「・・・なんだ、今回は応答が早いな」

「いい加減にして下さい!」

#アギトを抜くレネシス

『うわわ・・・と、とにかく頼むよ』

「ま、あれだ。抱きつかれさえしなけりゃ、いいわけだ」

「エリヤノフさん、頼まれてますよ。がんばってくださいね!」

「いや、君もだ」

「え?そうなの?」

「僕らはセット売りらしいからナ。募集には2人、とあった」

『そうそう』

「そっか〜」

「ま、沈みかかった船だ。一緒にがんばろうや」

「エリヤノフさんって分身できるんですね」

「・・・まてまて」

#またもや首ねっこがしぃ

「・・・だめ?」

「そういう古典的なネタはおいといて。怪力だったって腕の長さは人並みだろうさ」

「最悪、僕がやられてる間に・・・君は逃げればいいだろう」

「実はヨガを極めているかもしれませんよ。そしたら手が伸ばせるそうです」

「・・・なんだいそりゃ」

「う〜ん、どこで聞いたんだろう・・・」

「で、期限や報酬のほうは?」

「別に人探しなんぞ、タダで請け負ったっていいけども・・・どうやら修理代ぐらいは要りそうな雰囲気だし、な」

『ああ、あと1時間以内で。医療費の他に敢闘賞も出るからまぁ頼むよ』

「・・・運動会かなんかかい、そりゃ・・・」

「私の治療費1回で20億3千万メセタよ?」

『それは冗談なのかい、お嬢ちゃん・・・#汗』

「・・・嘘はもうちょい上手についたほうがいい。せめてその半額ぐらいにしときなよ」

「はい、じゃあ半額でいいです」

「うむ、それに半額ずつ値切っていくのは買物の基本だからナ」

「そうですね」

「言い値を信じちゃいけません、てやつだ」

(この時心の中で人選を間違えたかなと物思うギルドの親父)

『ま、頼むよ、な?』

「まぁとりあえずは最優秀選手賞でも目指しましょうか」

「・・・ん、いいだろう。沈みかかった船だ。やってみようじゃないか」

(この時レネシスは親父の歯切れの悪さになにか感じたようだ)

「で、場所は?」

『ああ、森に逃げたらしい』

「ふむ、地表かね。しかし、森は広いゾ?適当にうろつきまわったら、すぐタイムアウトだ」

「最後の目撃地点なんてものがあったら、その近くに転送してもらえるとありがたい」

『ああ、それは当然するさ』

「いる場所を誤差1um(ミクロン)以内で指定して下さい」

(ちなみに100万分の1メートルです)

「・・・おいおい、それじゃ本人がハミ出てしまうよ」

「ちぇ、使えないわね」

『・・・じゃあ頼むよ』

「他に・・・聞いておくべきことはあるかな・・・ああ、あった」

『ん?』

(レネシスを見るエリヤノフ)

「君の、名前は?」

「あ、私はレネシスって言います」

「ん。僕の名はエリヤノフ」

「はい」

「もとい、僕の名字はエリヤノフ、か。悪いが名前は、勘弁してもらえるかな」

(片手を差し出すエリヤノフ)

「名前・・・エリちゃん?」

(フェイスプレートをぺしっと叩くエリヤノフ)

「・・・いや、なんでも構わんよ」

「エリ=ヤノフ?」

「それ全部で名字」

「あ、そうでしたか〜」

「力入れても割れないから」

「う〜ん、まだ力不足ね・・・」

「・・・いや、無駄なことは試さない方がいいよ」

「はい」

「とにかくよろしく、レネシス君」

「じゃ、よろしくね。エリヤノフさん」

「ん」

(親父に片手を上げるエリヤノフ)

「じゃ、転送地点の選定は頼んだよ」

『ああ、まかせてくれ』

「よし、いこう」

「はい」

(そして2人はラグオルのセントラルドーム郊外・森エリア1へ降下する)

(森にやってきた二人。しかし辺りに生き物の動く気配は無い)

「近くにいませんね」

「だな」

「任務しっぱいって事で」

(帰ろうとするレネシス#当然、首ねっこがし)

「うぅ・・・」

「近すぎだ、そりゃ・・・」

「案外せっかちだね、レネシス君も」

「1um以内っていったのに・・・」

「なにやら妙に静かだね」

「どこでしょう?」

「そうですね・・・」

(辺りを散策する2人)

「しかも何やら、踏み荒らされた跡だらけときた」

「うん・・・」

(辺りには殴打されたっぽいブーマの類の死体が多数転がっている)

「誰が・・・」

「ここも、か・・・む」

「どうしました?」

(死体の1つをつまみあげる)

「刃物傷でも、高熱でもない」

「・・・」

「・・・連中、同士討ちでもしたのかな?」

「例の人に腕相撲に負けたのかな?」

(手のひらポンとエリヤノフ)

「・・・やれやれ、その可能性があったか」

「腕相撲マニアね」

「僕はてっきり、ブーマ同士がどつきあった跡かと思ったよ」

「死ぬまでやるなんて・・・」

「・・・ま、マニアはよく口癖で」

「?」

「『あれが手にはいるなら死んでもいい!』だの言うからね・・・。きっとその類だろう」

「なるほど・・・」

「なんにせよ、この辺じゃないようだ」

「『腕相撲に勝てれば殺してもいい』とか?」#ぞっ

「・・・それはちょっとナ」

「物騒ねぇ・・・」

(ちょっと進んだ先でブーマ4体を発見する二人)

「ああ、ここを見落としてたか」

「はい」

「・・・敵がいるナ」

「あ、まだ腕相撲してないみたい」

「そういうことだ」

「行き過ぎたかね、僕らは?」

「どうでしょう?」

「たまたま疲れていてやらなかったのかな?」

「かもしれん。とりあえず、先いってみよう」

「はい」

(戦闘。レネシスが誤ってエリヤノフを斬りつけてしまう)

「あいたた」

「大丈夫ですか!?」

「レネシス君、最後の一振り・・・ありゃ僕だ」

「やっぱりブーマもあなどれませんね〜さ、いきましょ」

「ま、似た色してる僕も悪いっちゃ悪いんだが」

「先、いってみようかね」

「はい」

(エリア2へ入る二人。例の少女・ラビットの形跡を発見する)

「・・・お、通った跡だ」

(その時遠くから雨にまぎれてブーマの悲鳴が聞こえる)

「!?」

「・・・あー。敵ながら、ちとぞっとせんな、ありゃ・・・」

「ブーマの声?」

「らしい」

(道が分かれる)

「・・・どっちだろうね」

(その時遠くから声が聞こえる)

「らびっと黄金のみぎぃ〜・・・」

「どっちでしょう?」

「や、いま声が聞こえなかったかい?」

「・・・ひっさつぢごくのこぶしぃ〜・・・」

「なにか聞こえましたね」

「あー・・・左か」

「ふしゅうううう」

(またブーマの一団を発見・戦闘・そしてまたエリヤノフを斬りつけてしまうレネシス)

「まてまて」

「それも、僕だ」

「にゅ、気配・・・」

「しまった・・・」

「(声を)左と思ったのは、壁に反響したやつか」

「お、追手・・・!」

「じゃ、右だね・・・」

(隠れるラビット)

「また分かれ道か」

「そのようですね・・・」

「レネシス君」

「でも、またいないんですかね?」

「はい?」

「兎の好物・・・しってるかい?」

「えっと・・・とうがらしとかわさびでしたっけ?」

「・・・いや、知らないから聞いてみたんだが」

「あと、タバスコとかからしとか」

「もしかして、好物でも置いといたらつられて出てきや、しないだろうかね」

「一般には人参でしたっけ?」

「・・・だとしても、手持ちはないなぁ」

「ですね・・・」

「ここで育てましょうか?」

「・・・1時間以内に育つとは思えないが?」

「・・・そうだったんですか・・・」

「あ・・・」

「・・・ま、最近の品種は1時間で育つのかも知れないが・・・」

「昨日買物に行った時にポケットに入れたのがありました」

「ふむ・・・それ、君ちゃんと会計したかい?」

「え?会計は通りましたよ」

「いや、一般的には・・・そうか、ならいい」

「ポケットに入ったままでしたけど」

「会計の前にポケットへ入れたなら・・・って駄目だろうに。それじゃ・・・」

「そうなんですか!?」

「それは万引きってものだ」

「えぇ!!」

「90%オフでも千引きだ」

「じゃあ・・・」#ごそごそ

「99%オフでやっと百引きになるぐらいだが・・・けっこうな犯罪だよ、そりゃ」

「このとうがらしとわさびも駄目だったんですか?」

「だめだめ。上に帰ったら棚に戻しときなさい」

「じゃ、その役目はエリヤノフさんにおまかせしますよ」

「・・・いやいや、そればっかりは自分でいっときなさい」

「えぇ〜、あ、そうだ!!」

「ふむ」

「ここでおとりの餌として使えば証拠隠滅ですね」

「・・・自分で認めてるじゃないか・・・」

「証拠隠滅って・・・」

「過ぎたことをきにしちゃいけませんよ」

「だがまあ、今後は気にすること。いいね?」

「人間、常に前を見て生きましょう!」

「・・・君は後ろに目を配らなすぎだ・・・」

(肩を落とすエリヤノフ)

「はい、今度はポケットじゃなくて鞄に入れますね!」

「・・・それも却下だ」

「えぇ〜」

「えぇ〜でなくて」

「わかりました・・・#しぶしぶ」

「じゃ、とりあえず今回はせっかくだからこれ使いましょうか?」

「・・・ま、今更戻してもあれだしナ。今回限りだぞ?」

「はい!それじゃ・・・」#人参に穴を開ける

「・・・ふむ」

(中にたっぷりととうがらしとわさびを入れる)

「これでいいかな?」

「・・・いや、なんとも言えん。試してみて駄目だったら駄目ってことだろう」

「はい」

「じゃ、置いてきますね」

「見通しのいいここに置いて・・・そうだね、あっちとこっちの2手に分かれて、隠れていよう」

(2手に分かれて隠れる2人)

「気配がなくなった・・・」

「!」

「に、にんじん!!」

(そろそろと出てくるラビット)

「わーい♪」

#ぱくん・ぼりぼりぼり

「もがっ!!」#ぱたり

「・・・む」

「?」

(物陰から出てくる2人・ぐったりとするラビット)

「・・・あー」

(近寄るエリヤノフ)

「あれ?」

「レネシス君、さっきなに入れたんだい」

「倒れるほどおいしかったんだ〜」

「人参の中に・・・」

「え?もう片方のポケットに入ってた、とうがらしとわさびを全部ですけど?」

「・・・全部な」

「だって、証拠隠滅ですから全部入れないとね」

「・・・容器まで入れたのか」

(どうやら練り系のとうがらしとわさびらしい)

「そりゃ倒れるわ」

「生身で食えるものじゃないぞ、チューブは・・・」

「いや〜、私の味付けって完璧!!あまりのおいしさに倒れちゃうなんて」

「・・・完璧に・・・きいてるな、こりゃ・・・」#つんつん

(この時嫌な予感がして離れるレネシス)

「む、息はしてるナ」

「レネシス君、見たとこ君はフォー・・・って」

(倒れているラビットから、離れているレネシスに声をかけるエリヤノフ・その時)

「・・・回復頼もうと思ったら、どこいったやら」

「うきゃああああ!--#」

「あ・・・」

#がばっ

(起き上がったラビットは近づいていたエリヤノフに右ストレート>右前蹴り>右後ろ回し蹴りを見舞う)

「・・・お」

(右回し蹴りがエリヤノフを薙ぎ倒す)

「起きた」

「うがあああああ」

(離れていたレネシスを発見・襲いかかるうさぎ)

「・・・ったー」

「きゃ」

(ラビットのパンチと蹴りは辺りの風景の形を変えていく)

(レネシスダウン)

(取り押さえようと近づくエリヤノフ)

「があああ」

「いった〜い」

(容赦無しにエリヤノフを装甲ごと殴り付けるラビット)

「しっかりしろ」

(治療するエリヤノフ>慌てて間合いを取るレネシス>追いかけるラビット>捕縛用の冷凍銃で制圧しようとするエリヤノフ>力技で銃弾を払いのけるラビットそしてレネシスを強襲>レネシスダウン>フォトンブラスト・エストラでエリヤノフを攻撃するラビット)

「があああああ」

「かーーーーーーーーーーらーーーーーーーーーーーー」

「いーーーーーーーーーーーーー」

「うう・・・」

(冷凍弾がラビットを凍結)

#きゅう

「・・・よし、凍結完了」

(近づくエリヤノフ>しかしまたもや力で氷を破壊するラビット>そして怒り極まり闘気爆発<ギフォイエで代用>たじろいだエリヤノフをまたもやぶっ飛ばすラビット)

「うぉ」

(倒れたレネシスを治療するエリヤノフ>そんな二人をラビットの猛烈な闘気が襲う>冷凍弾で応戦するもまたもや弾くラビット>一度逃げるラビット)

「エリヤノフさん・・・がんばってくださいね」

「いやいや・・・」

「どっかいっちまったぞ、ありゃ・・・ちと、肝が冷えたね」

「あら・・・」

「なに?あのこ」

(しばらく走りまわっていたがまたもや強襲ラビット)

「・・・ひょっとして食べあわせが」

「今探してみましょうか?」

(気付いて間合いを取るレネシスに右ストレート>次にエリヤノフを襲う)

「わるかったんじゃ・・・うわ」

「うらああああ」

(闘気炸裂>5発冷凍弾が飛ぶがまた弾き落とす>しかし6発目がラビットを捕らえる>だがまた氷を破壊>闘気がレネシスを吹き飛ばしてまたもダウン)

「うきゃあああああああ」

(レネシス、ラバータとアギトアタック)

「・・・どーしたもんかね、こりゃ・・・」

(レネシスに反撃の一撃>間合いを取るレネシス)

「おおおい、レネシス君」

(みね打ちがラビットを襲う)

「ふ〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

「ど、どうしましょう」

「隙を見て凍らせるから麻酔でも打っちまってくれないか」

「はい」

#じりじり

(近づくラビットに冷凍弾を打ちこむエリヤノフ、十五発目にして再び凍結)

「いまだ!!」

(レネシスのギゾンテがラビットを捉えついに戦闘能力を奪う)

#きゅう

「ふぅ・・・」

「・・・起こしたら、また元の木阿弥だろうけどもどうしたもんだろう?」

「う〜ん・・・どうしましょうねぇ?」

(この時ラビットが寝言を言い始める)

「ちゅーしゃーーーー」

「ちゅうしゃはいやあああ」

「ちゃーしゅー?」.

「・・・ふむ」

「駐車違反のキップでもきられたのか?」

「なるほど」

「最近、軌道上は混雑してるからなぁ・・・」

「駐車違反は痛いですね」

「小型機だらけで、あぶなくって仕方ない」

「・・・しかしまぁ、それで出頭が嫌だったとしてここまで逃げてくるようなことかな?」

(傷ついた二人>エリヤノフはスターアトマイザーを使用)

「う〜ん・・・」

「きっとあと1点で免停だったんですよ」

「・・・そりゃ、ちと痛いかもしらんなぁ」

「といって、説得する前に暴れられちゃ」

「だからといって、こんなに暴れてもねぇ」

「・・・だなぁ」

(ラビットのふところからこぼれ落ちたメセタ>それを見るレネシスは)

「お金はあるから罰金は大丈夫そうですね」

「レネシス君、見たとこ君はフォースだと思うんだが」

「はい?はい・・・」

「テクニックで催眠なんてことは出来ないもんかね」

「う〜ん・・・」

「まぁ、落ち着かせるだけでも・・・なんとか」

「私、最近テクニックの勉強してないからな〜」

「なにかあったかなぁ・・・」

(一考)

「メギドがあればいいんですけど、まだ覚えていませんし・・・」

「・・・ふむ。目の前で、手でも叩いてみるかね」

「メギドは眠らせることができますよね?」

「・・・テクニックはよく解らないんだが」

「永眠らしいですけど細かいことは気にしちゃいけませんよ」

「・・・駄目だろうに、それじゃ・・・」

「些細なことは気にしないで」

(一考)

「うーん・・・他に使えそうなモノはないです」

「あぁ、そうだ」

「はい?」

「とりあえず見つけたんだから」

「遭難者発見の任は、果たしたわけだね」

「そうですね」

「ビーコンでも置いて、上に連絡して引き揚げるってのはどうだろう?」

「あ、それもいいですね〜」

「ちと、上と連絡とってみてくれないか」

「ベーコンならこっちのポケットに・・・」

#ポイ

「・・・いや、そのベーコンでもなければ、フランシス=ベーコンでもないぞ?」

「え?」

「・・・ビーコンだビーコン。発信機」

「どうりでこれで位置確認はおかしいと思った」

「ビーコンはエリヤノフさんにまかせます」

「・・・ま、そっちは僕がやるからギルドと連絡とってみてくれるかい」

「ギルドは・・・直接呼びに行きましょうか?」

「いや、通信でもコトは足りるだろう」

「あ、いえ、その・・・」

「そのまま君に逃げられても、困るしナ」

「通信機忘れちゃった」

「ね?だから呼びにいこうかな〜」

(ビーコンを設置するエリヤノフ)

「いい?」

「ほれ、通信機」

「ちっ・・・」

「いや、舌打ちもいいから・・・」

#ピピピ

「やい親父!」

「あ、見つかったかい?ご苦労さん」

「例のブツは用意した!!」

「こいつの命が惜しければ・・・」

#首筋をむんず

「・・・なに!?」

「・・・脅迫してどうするよ」

「え?違いましたか?」

「普通でいいんだ、普通で」

「あ、はい。えっと・・・」

「目的の怪物娘を倒しました」

「周りにベーコンをばらまいたので回収にきて下さい」

「ああ、わかった(素)」

「今座標を合わせる」

「はい」

(簡易ゲートが展開>ラビット収容される>ラビット病院へ)

「お、収容されたナ」

「うん」

「僕らも便乗で収容されとくかね」

「さて、私たちも帰りましょうか?」

「はい」

(パイオニア2へ戻る二人)

「・・・どうやら、サバ折りだけはくらわずにすんだらしいナ」

「そうですね。殴られただけでも痛かったですけど」

(すると病院の方から)

「うがあああああああああ」

#どか!ばき!ぐしゃ!

「わあああ、麻酔早く!!!」

「・・・」

「・・・荒れてるな・・・」

「駄目です、近付けません!」

「なんか、すごい音がしませんでした?」

「ぎゃ!」

「うむ・・・」

「むああああああああああ」

「どうするね」

「ちゅーーーーーしゃはいやあああああーーーーーーーーーー!」

「契約外だが、僕らも巻き込まれにいってみるべきか、どうか・・・」

「がんばってくださいね!」

「・・・なんだ、レネシス君」

「?」

「案外・・・針のない釣りだナ、君も」

「あ、針無くてもたまには釣れますよ〜」

「ほう。後でやりかたを教えてくれるとうれしいね」

「・・・ま、もっとも僕が無事に帰ってこられたら、だが・・・」

「・・・さてさて」

「がんばってね」

(病院へ向かうエリヤノフ。しかし死角で取り押さえられかけのラビットに気付かず病院の入り口へ戻る)

「?」

「・・・おや?」

「早かったですね?」

(医者及び看護婦及びガードマンを振りほどき逃げ出すラビット)

「いや、声がしたのはこっちの方だと・・・思ったんだがなぁ。もう片付いたんだろうか?」

「え?」

(出てくるラビット>鉢合わせる二人。ちなみにエリヤノフは病院の入り口に背を向けた恰好)

「ふしゅううううううう」

「とりあえず、わりあい跡形もなかった」

「あ・・・」

「・・・いた。跡形が」

「またきたなあああああああああああああああ!!!!!」

(逆上中のラビット>近付くエリヤノフ>距離を取るレネシス)

「むああああああああああ」

「・・・まぁ、君」

#頭の高さを合わせる

「がんばって・・・」

「にゅ!」

「どうしたね、話ぐらいは・・・できるんだろう?」

(振りかぶるラビット)

「らびっとおおおおおお」

「おうごんのおおおおおお」

「みぎいいいいい」

「ふむ。ラビット黄金の・・・君?」

#ごすぅ!!!!!

「あ・・・」

#ごーん

(まともに頭部に命中)

(ゆっくり倒れる)

「うちとったりいいいいいいい」

「・・・いい・・・蹴りだ・・・」

#ぱたし

「・・・・」

「・・・・・・」

(すっきりはして、我に戻るらび。しかし目の前に倒れているエリヤノフを見て、怖くなりおろおろする)

「・・・」

(近付いてくるレネシス>ちなみにぴくりとも動かないエリヤノフ)

「どどどど、どうしよおお」

「らびっとちゃん」

「?」

「こういうのはね・・・」

「あなただあれ?」

「あ、私はレネシスよ」

「『れねしす』」

「こういうのはね・・・」

「うんうん」

「『解体屋』って所に持っていけばいいのよ」

「どこ?」

#きょと

「う〜ん・・・どこだろうね?」

「とにかくいそいでなおさないと・・・」

#おろおろ

「そうね・・・う〜ん・・・」

(むくりと起きあがるエリヤノフ)

「あ!」

「とりあえず包容してみるとかは・・・」

「よ、よかったああ」

「・・・レネシス君、解体屋はなかろう」

「あ、気がついたんですね」

「ご、ごめんね・・・?」

「あ、聞こえてたんですか?じょ、冗談ですよ〜」

「人がせっかく、気持ちよく死んだフリを決めこんでたのに・・・」

「あ・・・聞こえてますよ?」

「よかったよおおおおお」

「いやいや、ラビット君よ」

(その時喜びの包容を見舞うらびっと)

#ぎゅうううううううううう

「・・・ぐ」

(エリヤノフの腰の辺りで嫌な音が)

#めきめきめきめき

「あぁ、すばらしい光景」

#みしみしみしみし

「すっかり仲直りですね」

「よかったよおおおお」

「・・・ん?」

#べきべきみしみし

「なんか変な音が・・・」

「・・・もーちょいっとばかり」

「気のせいかな?」

「力をゆるめて・・・くれないかい?」

「もっと強く?」

「いや、そうでなくて」

「そうみたいよ」

「せーの!」

#ばきばきばき

(端末で解体屋の検索をしているレネシス)

「・・・ぐぉ」

(腰がちぎれんばかりの抱き)

「仲良しですね〜」

(少しの間)

「・・・あれれ?」

「・・・エリヤノフさん?」

「・・・ふー」

(包容を解くらびっと>自分の腰をとんとんと叩くエリヤノフ)

「おや、治った」

「いやどうも、このあいだから腰が痛くてね」

「歳をとると、まぁそんなもんだ」

「よくわからないけど、元気になったんだね?」

「アンドロイドも腰痛になるの?」

「・・・ラビット君のおかげで治ったよ」

(ラビットのナイツ帽子をぐりぐりするエリヤノフ)

「ばんざーい!わたしいいことした〜^^」

「もっと強くやってあげたらもっと良くなるかも知れませんね」

「・・・いや、それは遠慮しとく」

「・・・そう、残念」

「何事も、『過ぎたるは及ばざるがごとし』とも言うしナ」

「ふむふむ」

「これ以上だと、ほんとにシャレならん」

(エリヤノフを見つめるらび)

「で、あなたはだれ?」

(この時エリヤノフの前に通行人の少女がいた)

「・・・と」

(目の前の人をつつくエリヤノフ)

「質問されてるぞ、君」

「・・・愛想ないね、君も」

少女「私じゃなくてあなたでしょ!!」

「・・・あぁ、なるほど」

「その可能性には思いあたらなかったヨ」

少女「もう、あたしを巻き込まないでよ・・・」

「ん。そうか」

「僕は・・・エリヤノフ。まぁちと読みにくい名前なのは勘弁だ」

「『えりりん』だね?」

「そう呼ぶのもいるね。ま、それでも構わんよ」

「わたしらびっと!」

「ん、それはさっき聞いた・・・というより、食らったよ。パンチごと」

「ふむむ?ふむむ」

「で、なんでまた飛び出して森になんぞ行ったんだい?」

「あ、ええとね。注射がいやだったから逃げてたの」

(レネシスの方を見るエリヤノフ)

「・・・なんだ、そっちの注射か。まぁそりゃ、痛いしナ。ろくなものじゃない」

「で、おなかスイタナーって時ににんじんがあって。それから気がついたら病院だったの」

「ん?なに?エリヤノフ」

「いや、どうやら違うチュウシャだったらしいよ」

「あ、そうだったの?」

「痛いのが嫌で、飛び出してきたらしい」

「そっか〜」

「免停をさけたんじゃなかったのね」

「ん」

「ふにゅ」

「しかしまぁ・・・注射?」

「うんうん」

「なにか身体でも悪いのかい?」

「ええとね、病気にかからないようにする注射だっていってたけど・・・?」

「予防注射てやつか・・・」

「うんうん」

「駐車の場合は、予防ならパーキングメーターだが・・・ま、それはそれとして」

「外交官ナンバーでも予防できるわね」

「・・・ん。そういう手もあるな」

「痛いのは、嫌?」

「痛いのはヤダ・・・」

「そうか・・・痛いのは嫌か」

「そう・・・」

「レネシス君も、痛いのは嫌だろう?」

「そりゃ嫌だけど注射は大丈夫よ」

「ま、注射はともかく、な」

「とりあえず僕も、痛いのはあまり好きじゃない」

「うんうん」

「そこらへんは、ラビット君、きみと同じなんだ・・・わかるかな?」

「ふにゅ・・・」

「ためしにラビット君、僕の手を握ってごらん」

「?」

「普通の力で」

#きゅっ・・・みしみしみし

「ふむ・・・ストップ」

#ぴた

「それは、ちと痛い」

「・・・」

「君も、痛いのはいやだろ?」

(力をゆるめるラビット)

#こく

「だから逃げた」

#こくこく

「そうやって加減しないで痛くしてるとまわりの連中も、逃げちまうよ」

「・・・」

#しょぼん

「みんな痛いのは、嫌だからネ」

「だから、あまり力はかけちゃいかん」

「・・・うにゅ」

「・・・そっと、やさしく。わかるね?」

#こくこく

「このぐらい・・・かな」

(軽く握ってみせるエリヤノフ)

「・・・」

(気をつけて、きゅっと握ってみるラビット)

「よしよし、上出来」

(空いている手で帽子をぽん)

「わーい^^」

「・・・ま、そうやって少しずつ加減を覚えていくといい」

(少し離れる二人)

「うん、気をつけるね」

「・・・やれやれ、指は修理か・・・(小声)」

「ん。それだけでもだいぶ、違うよ」

「うんうん」

「まわりの人を、痛くしないように・・・な?」

「うん!」

「ま、年寄りの説教はそのぐらいか」

「・・・レネシス君、なにか言いたそうだね」

「え?私?」

「ん」

「ふに?」

「年寄りの説教ばっかりじゃ、ラビット君もつまらなかろう」

「う〜ん、これと言ったこともないけど・・・らびちゃんの力って、サバ折りでキャストを破壊できるのかな〜って気になりました」

「ん。きわどかった」

「したことあるよ?」

「あ・・・やっぱり」

「・・・だろうね」

「でも気をつけるね」

「あとはそうねぇ・・・」

「ん。キャストだって痛いときは、痛いからね」

「道に落ちているモノは拾い食いしないほうがいいわよ」

「・・・うん^^;」

「ちょっと暴れられると困るから(^^;」

「追加。店の棚にあるものはポケットやバッグにいれちゃいかん」

「そうね・・・」

「まぁそんなところか」

「らびちゃんなら帽子の中が使えるもんね」

「・・・帽子も禁止」

「・・・」

「ふにゅ?」

「まあ、そんなところかしらね?」

「・・・だナ」

「あ、そうそう」

「ギルドに報告するときは、エリヤノフさんは1度大破したことにしましょう」

「その方が修理費たくさんもらえそうだし〜」

「・・・まぁ、試せることはみんな試してみるといい」

「はい」

「請求で水増しは、基本だからナ」

「そうですね」

「なに、どのみちあちらさんもそのへんは承知してるさ」

「そうね」

「てことで、折衝は任せた」

「はい」

「ふにゅ、じゃあわたし帰るね」

「うん」

#てってこてってこ

「ん、気をつけてな」

「ばいば〜〜い」

「もう逃げ出したりしちゃだめよ。ばいばい」

「転んで怪我するなよ〜」

(手を振るエリヤノフ)

「は〜〜い^^」

(走りさっていくラビット)

このあと両名は無事賃上げ交渉に成功。そこそこぶんどったらしい。ひとつ気になる事は意外に賃上げの交渉に柔軟だったことだろうか。そう、それはまるで『口止め』のように。