2012年3月の私淑言

 


2012. 3. 20

春分の日。
近所の梅がやっと見頃になって、最寄り駅前の早咲きの桜もほころびはじめた。
が、まだ、春一番が吹かない。
立春から春分までに吹く、その年最初の強い南風を『春一番』というので、つまるところ、今年は春一番が吹かなかったということに。
なんでも関東では12年ぶりのことだそうな。
まだしばらくは気温の低い日が続くらしい。
今年の春はいつになるやら。
やれやれ。

 


2012. 3. 11

長かったようにも短かったようにも思えるが、あれから1年。
12日に日付けが変わる直前の、去年の今頃は、まだ家には辿り着けていなかった。

日本は、自分は、あれから変わったか、という問いは、そこかしこで目にするけれど、個人的には「あんまり変わってないんじゃないか?」と、思う。
ついでに言ってしまうと、やはりあの震災以来そこかしこで目にする『絆』という言葉も、実はあまり好きではない。
絆、絆と言いながら、結構被災した方々のことを考えているとは思えないことがらを、目にすることが少なくないので。
こんなことを書いている私にしたって、少々募金したり被災地支援ファンドに乗った程度で、ボランティアに赴いたわけでもないので、「変わったか」と問われても「いいえ」と答えるほかはない。

今はただ、なにかほかに自分にできることはないかと探しつつ、被災した地域の1日も早い復興と、亡くなった方々の御冥福を祈るばかりである。

 


2012. 3. 3 その2

ひさびさに、紺さん、kallenさんにお越しいただいて、我が家で『モフ会』。
前回いらしたときには立待も少し引き気味であまり接待してくれなかったのだが、今回はお二方がいらした早々に、
「あたしのおなか、なでてもいいわよ」
と、ごろんとフローリングに転がったらしい。
その後も、押し入れに隠れて幻の猫状態の居待に代わって、紺さんに遊んでもらったり、kallenさんの被写体になったりと結構活躍。
そのうち居待も出て来てくれたので、私もほっとした。
夜には、立待はお二方の膝で順番に丸くなってくれ、その上kallenさんが帰りの電車の時間を心配しはじめるとスルっと膝から降りる空気の読みっぷり。
さすが我が家の接待担当。
お二方にも御満足いただけたようで、本当によかった!

紺さん、kallenさん、ありがとうございました。
体調不良諸々で今回はパスだった刹那さんも次回は是非。

 


2012. 3. 3 その1

13回目の開店記念日。
と書こうとして、先月1度しか私淑言を書いてないことにいまさら気付いて驚いた。
いくらなんでもちょっとどうなんだ自分……

せめてもう少し頻度を上げろ、と反省しつつ、干支ひとめぐり以上なんだなあ、と、感慨深くも思ったり。

 


 

 

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