2011年6月の私淑言

 


2011. 6. 26

25日の小笠原諸島(自然遺産)に続いて、26日、奥州平泉の文化遺産が世界遺産に登録された。
どちらも行ってみたい気持ちはありつつ、思うだけで足が向いたことがない。
行ってみたい場所ばかり増えて行く気がする(苦笑)。

 


2011. 6. 22

夏至。
と思ったらいきなりの猛暑。
35度を超えて猛暑日になったところもいくつかあった模様で、それまでエアコンなしで頑張っていたけれど、とうとう職場の私の部署でも冷房を(軽めではあるが)入れてしまった。
一方で東北は梅雨入り、しかも大雨。
「もう少しお手柔らかに願えませんか」と、天を仰いでしまいそうだ。

 


2011. 6. 12

東日本大震災から3ヶ月が経過した。
というのに、どこぞのおバカさんどもがいらんことをゴタゴタやっているせいで、『国としての復興計画』がまったくもって進んでいない。
現場の方々の懸命野努力にもかかわらずいまだトラブル続きで終息の見通しがなかなか立たない福島第一原発付近はともかくとしても、小中学生にも「早くしてください」などと言われる事態を恥ずかしい、申し訳ないと思うだけのアタマもないのか? と、つぶやきたくなるこの頃である。

赤十字や中央募金に集まった多額の義援金も、諸事情あって配分に手間取り、大半が死に金と化している。
そんな中で、ひと足先に、自分達で復興の手立てを、と動き始めた方々がいらっしゃる。
既にいくつもその類のプロジェクトがあるようで、私もそのうちのいくつかに乗るつもりでいる。
たとえばコレ。
『田代島 にゃんこ・ザ・プロジェクト』(http://nyanpro.com/)
猫様方の下僕としては、やはりこれははずせない。
死に金増やしてもしょうがないのでこういう形で確実に『生きる』ものを、微力ながら応援して行こうと思っている。

 


2011. 6. 4

新宿シアターサンモールにて、祐さんと『KEEP OUT! 〜勝手にアジトにしないでください!〜』を観劇。
誰も知らない「はず」の廃工場で、コンビニ強盗グループだの、ホームレスだの、映画監督とその助手だの、廃虚サークルの部長とだまされてそこに入った部員だの、サバイバルゲームをやろうとする連中だの、左遷されてその工場で仕事をしている作業員だのが、誤解や勘違いや嘘や誤魔化しで微妙に意味が通ったり通らなかったりでどんどん話がドミノ式に転がって行くドタバタコメディ。
だったのだけれど、なんだか最後は映画監督にすっきりキレイにオトされて、清々しい気分になっていた。

誘ってくれてありがとう祐さん。良い芝居でした。

 


 

 

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