2010年10月の私淑言

 


2010. 10. 17 『鋼鉄番長』

翠條さん、祐さんと、劇団☆新感線の『鋼鉄番長』を池袋はサンシャイン劇場にて観劇。
30周年記念。
橋本じゅんさん主役。
『轟天』の系統。
ということで、下ネタ満載バカ満載、ついでに「おいおい大丈夫か」と思わず心配になるぐらいパロディ満載。
だいたい主役登場シーンからしてバカ。
さらに随所に一定年齢以上でないとまず通じないだろう小ネタがちりばめられて、ストーリーはあってなきがごとしの、ひたすらバカを楽しみ笑い通す3時間であった。
客演の田辺誠一も坂井真紀も、恥もプライドも色々捨てて、本気でバカをやっていたのが素晴らしい。
久々に、新感線の「本気のバカ芝居」を、心ゆくまで堪能した。

 


2010. 10. 11

肌寒いと思えばあわや真夏日だったりと、相変わらず気候が落ち着かない。
夏の暑さが影響してか、今年はススキの開花(と、これも言うのだそうな)が例年よりも1ヶ月ほど遅れたり、大半の果物や野菜の出来がいまひとつで高値だったり。
そういえば今年はなんとなく金木犀の色も香りも淡いような?
なんだかちょっと損をしている気分になる秋である。

猫たちの猫団子もやっと『日常』になってきた感じ。
位置や上下にこだわりのない猫たちなので、日によって、時間によって、枕にする方、される方が入れ代わるのが面白い。

これは昨日。

そして今日。

ソファに座る私の顔のすぐ横でこの状態になってくれるのは嬉しいが、位置が位置だけに時々尻尾で顔をはたかれたり、何かが顔や頭にあたっていると思ったら猫の足だったりするのが、ちょっと微妙。

 


2010. 10. 9 『ペーパーカンパニー ゴーストカンパニー』

翠條さんと一緒に、劇団6番シードの『ペーパーカンパニー ゴーストカンパニー』を大塚は萬劇場にて観劇。
2003年に劇団10周年記念で上演された芝居の、再演である。
ついでに個人的にはこれが初めて見た6番シードの芝居だったりする。
そのわりに「タイトルはダブルミーニングだったなあ」とか「ユーレイいたよなー」とか大雑把なことしか覚えていなかった、のだけれども。まあ忘れていた分、また1から芝居を楽しめたと思うことにしておこう。
今回は上演後に脚本・演出の松本陽一さんのトークライブと、舞台美術担当の青木拓也さんによる舞台見学ツアーがあって、脚本の裏話、舞台セットの裏話に加え、実際にセットや舞台裏を見せてもらいながらの解説など、ちょっと珍しい体験をさせていただいた。
ついつい『芝居の背景』として流してしまいがちなセットだけれど、今度からもっとちゃんと見よう、と思ったり。

 


 

 

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