2010年9月の私淑言

 


2010. 9. 25

暑さ寒さも彼岸まで、とは良く言ったものだが、それにしてもこの気温差はどうかと思う。
22日は全国的に真夏日、翌23日秋分の日は雨模様で最高気温は20度以下がほとんど。気温差は大きいところで20度にもなった。
以来気温は9月10月を通り越して一足飛びに11月だ。
もうちょっと穏やかな季節の推移を見せてくれないものだろうか。

とか言いながら、気温が下がって嬉しいことがひとつ。
この秋初の猫団子である。
すかさず撮影。

 横から。

 前から。

仲良し猫達の飼い主の幸せ。

 

目の方は、手術後の経過も良好、ドライアイも結膜炎もかなり改善され、角膜の傷も治って、コンタクトの使用許可が下りたので、少しずつ目を慣らし、装着時間を延ばしているところである。
まだ緑内障の疑いは残っているし、ドライアイも網膜裂孔も経過観察は必要だけれど、まずは、一段落。
悪化させないように気をつけなくては。

 


2010. 9. 24

大リーグマリナーズのイチローさんが、10年連続200本安打を達成した。
10年連続で200本ヒットを打つことも、10年連続でそれだけの試合数にきちんと出場しつづけて来られたことも、すべて含めて素晴らしい記録だ。
200本目を打った後、チームメイトが喜んでいるのを見て、やっと「喜んで良いんだと思った」そうで、チームが低迷し続けていることに対しての複雑な心境も伺える。
心から「おめでとう」と申し上げたく思いながら、大記録を何の屈託もなくイチローさんが喜べるようなチームであってくれたらなあ、とも、密かに思う。

 


2010. 9. 8

観測史上もっとも暑い夏だったり、9月に入っての東京の猛暑日が3日になって、これまた観測史上初だったり、なにかと『初めて』や『史上タイ記録』が多い今年だが、台風9号もこの仲間入りをしたようだ。
九州沿岸から日本海へ回って、8日午前、福井県敦賀市付近に上陸したこの台風、1951年の統計開始以来、初めて北陸に上陸した台風となったらしい。
私の活動エリアでは被害はほとんど出なかったし、雨も「ああ台風っぽい雨だなあ」ぐらいの大雨で済んだが、やはり浸水被害が出た地域も少なくないと聞く。
今年は、日本列島に近付いた台風は、この9号で2つめだけれど、台風シーズンはまだしばらく続く。
なるだけ被害が小さく済むように、と、祈ってやまないこの時期である。

 


2010. 9. 7

右網膜のレーザー手術、無事終了。
ただしくは『網膜光凝固術』という名称である。

もしかしたら「今後の参考に」という人もいるかもしれないので、覚え書きもかねて、詳細を書いておこうと思う。
あまりグロテスクな描写にはならないとは思うのだけれど、苦手な方は読まないでください。

 

 

手術自体は30分もあれば終わるとのことだったので、午前中仕事してから病院へ。
受付を済ませたら、瞳孔を開く薬を点眼(手術するのは右目だけなので、薬も右だけ)。
瞳孔が開いたのを確認してから、まずは診察室で裂孔の状態をチェック。3日の状態からほぼ変化なしだったので、そのままレーザー機器のある暗室へ移動した。
レーザー手術用の目薬を点眼し、さらにレーザー手術用のコンタクトレンズを装着して、先生の
「ちょっとチクチクすることがあるかもしれませんけどねー。じゃあいきますねー」
の妙ーにのんびりした声とともに、手術開始。
なにしろレーザー光を網膜に当てるので、まぶしい。そらもーまぶしい。が、光が強いので、網膜表面の血管が見えたりするのには、うっかり「わー血管だー」などと感嘆してしまった。
レーザー光照射は30回ほど、時間にして5分ほどで終わり、最後に手術した部位を確認して、全行程が完了した。
受付から支払いまで約30分。手術後の制限も特になし。
痛みに関して言えば、先生は「チクチク」と形容したが、私の体感としては、先の丸い棒で目の奥を少し強めに押される感じの鈍い痛みだった。この鈍い痛みは手術終了後も少し残っていたけれど、術後1時間ほどで消えた。
これが、症状が進んで網膜剥離にまで到っていたら、入院も必要で、手術ももっと大掛かりで、手術後もしばらくは安静が必要だったことだろう。
本当に、小さな裂孔のうちに発見できてラッキーだった。

 


2010. 9. 5

4日の土曜日、今夏最多の全国213地点で猛暑日を記録したそうな。
今年は観測を始めてからの113年で一番暑い夏だとか。
エルニーニョにラニーニャに偏西風が例年より北にあることなどが重なった結果だそうだが、さすがに9月に入っても40度近い気温をたたき出されるとうんざりする。
おかげで今年はサイトトップの壁紙を、まだ金魚から秋物に変える気になれない。
だが、思えば今年は観測史上もっとも遅い『名残り雪』のタイ記録も出したのだ。
4月末まで冬物のコートを着ていたことを思えば、今暑いのは釣り合いが取れている……の、かも?
嬉しくないけど。

 


2010. 9. 3

先月28日の土曜日に眼科に行ったら、強度のドライアイ+結膜炎+角膜に傷、の診断に加えて、視神経にも変形があるから精密検査に来いと申し渡されてしまったので、急遽休暇をもらって精密眼底検査を受けた。
ら。
視神経の変形に加えて、今度は右目に、網膜裂孔になる半歩手前の箇所が見つかった。
視神経の方は緑内障の疑いがあって、別途視野検査をする必要があるのだが、問題は半歩手前の網膜裂孔で、こちらは
「なるだけ早く、網膜剥離にならないように、裂け目の周りをレーザーで焼かないとダメです」
とのこと。
ふたたび急遽休みをもらって7日にその処置をしてもらうことになった。
小さいながらも一応『手術』の範疇に入るらしい。
居待の避妊手術の時に手術同意書は書いたが、自分の手術同意書を書いたのははじめてだ。
とりあえず網膜剥離には到ってないのが幸い、ということで、7日にレーザー手術を受けて来る。

網膜剥離だの網膜裂孔だの、自分には関係ないと思っていたが、中〜強度近視の人で、モニタを長時間見たりする人の間で、近年増えているらしい。
軽度の網膜裂孔だと自覚症状はあまりないようで、「おかしい」と思って受診したら、小さいながら網膜剥離に到っていたりもするようだ。
実際、私も、自覚症状はゼロだった。
とりあえず中〜強度の近視の人は、定期的に眼底検査をした方が良さそうですよ、と、老婆心ながらのお薦めである。

 


 

 

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