2009年11月の私淑言

 


2009. 11. 29 鈴舟第3回公演『ベイビー・フェイス』

シアターサンモールにて、祐さん、翠條さんと、鈴舟第3回公演『ベイビー・フェイス』の千秋楽を観劇。
鈴舟は、千秋楽で次回公演の予告編をやるので、見るなら必ず千秋楽(取れる限りは)と3人で決めている。
今回は、3男1女の兄妹のそれぞれ妻が全員妊婦、という酒屋一家に4兄妹夫妻が勢ぞろい、さらに長男夫婦の娘まで妊婦になって戻って来て、またまた笑いありほのぼのあり最後には涙ありの、鈴舟らしい芝居だった。
看板女優の麻生美代子さんは、夏のご病気のことがあるので今回は声だけのご出演。
それでも終演後の舞台挨拶と次回公演予告にはお顔を見せてくださって、顔色の良さにほっとした。
次回は「『煙が目にしみる』を超える!」が目標の、お葬式が舞台の話になるそうな。
鬼が笑おうと、来年5月が楽しみになった。

 

そしてやっぱり何ができるわけでもないけどひとこと。
誕生日おめでとう玄奘三蔵。
インタビューが落ちていたので、来月本当にあなたがたに会えるのかちょっと心配になっている私を許して下さい。

 


2009. 11. 28 その2。

前述のとおりデスマーチが終了したので、面白がって体重計に乗ってみた。
ウチの体重計は50g刻みで計測できて、体脂肪率や体内脂肪、筋肉量骨量に基礎代謝、体内年齢まで計測してくれるもの。
『猫の体重を計る』ためになるだけ刻みの小さなものを探したら、その時有楽町ビックカメラにあったのが50g刻みのタニタインナースキャンだけだったのだ。
せっかくなので自分の基礎データを入力して、たまに乗って遊んでいる。
で、今回、連日の深夜残業でとうとう会社出入りの業者営業さんにまで開口一番「大丈夫ですか!?」と聞かれるに到ったため、しばらくぶりに乗ってみた次第。

もしかしたら各方面に喧嘩売る内容かもしれないが、自分的に笑える数値が出てしまったので、記録として書いてみる。

体重、具体的な数値は伏せるとして、前回(普通に立っててふらつく事態になったので計ってみた2週間前)から300g減。
体脂肪率、前回20%、今回14%。
基礎代謝、前回990強、今回1060強。
筋肉量は前回比2kgアップ、骨量、同じく200gアップ。
そして体内年齢、前回19歳(いつ計ってもだいたいこれ)、今回、17歳(新記録)。

…………なんかいろいろおかしい気がするので、電池切れを疑ってしまったり。

 


2009. 11. 28 その1。
『マリア・マグダレーナ再来日公演 マグダラなマリア
 〜マリアさんは二度くらい死ぬ! オリエンタルサンシャイン急行殺人事件〜』

9月末から突入して、11月に入ってからは基本週休1日終電帰宅のデスマーチが、27日金曜でやっと終了したので(万歳!)、書き損ねていた観劇日記を。

というわけで23日、祐さんと一緒に、池袋はサンシャイン劇場で、『マリア・マグダレーナ再来日公演 マグダラなマリア 〜マリアさんは二度くらい死ぬ! オリエンタルサンシャイン急行殺人事件〜』(それにしても長いタイトルだ・笑)の千秋楽を観劇。
主演のマリアさんはじめ、半数ぐらいいる女性キャラも、すべて男性が演じるこの芝居。去年のマリアさん公演に続く、再来日公演(という名目)である。
主要3キャラ以外は前回からがらりと変えて、今回は『若き日のマリアさんが遭遇した事件』の話だ。
相変わらず筋立てはバカだしエロいしコバーケンは幕間にアホやるし女装キャラは可愛いし男性キャラはへたれ(笑)。
そしてマリアさんは相変わらずお美しく、歌も変わらず素晴らしかった。
この公演、大好きなんだが、ちょっとまずいのは役者さんの顔がもうこの芝居の中の顔でしか浮かばなくなってることだ……(苦笑)。

6時開演で休憩を挟んで8時前に終了したので、そのまま祐さんと夕食を食べつつまったり語る。
9時ごろ帰途についたのだが、池袋の駅でちょうど滑り込んできたのが、山手線命名100周年記念(?)の明治チョコレート塗装車両だった。
思わず写メしたけれど、さすがに電車から降りて来る人や車中の人のお顔が映ってしまっているので、この場には出せない。
もし次に巡り会う機会があったら、自分のためにもなるだけ人を避けて撮影を試みたいものだ。

 


2009. 11. 15

ひっさびさに土日両日ちゃんと休みでイベントや芝居で出かける予定もなく、ただ家の事だけして過ごせた週末。
デスマーチは継続中ながら先週後半は午前様帰宅もなく、すこーしだけ落ち着いて来た、ような感じ。
それでも14時間ぐらいは最低家を空けている、にもかかわらず比較的猫達が落ち着いていてくれるのは、やっぱり2匹だからなんだろうな、と思ったり。

寒くなって日常的に猫団子の立待と居待。
今夜はこんな感じ。

 

見てるだけでも充分ぬくぬくだけれど、この状態の2匹のちょうど真ん中、背中の境目に、もふっと顔を埋める悪い飼い主(笑)。

 

話変わって、微力ながら来年2月の大阪ゲリラオンリー2にインフォメーションからリンクを貼りました。
行けたら行きたいなあ。

 


2009. 11. 9

何も出来ないのでせめて叫ぶだけ。

誕生日おめでとう、悟浄。
12月末にあなた方に会えるのが楽しみです。

 


2009. 11. 8 ドラマティックカンパニー公演『a suite』

相変わらず仕事にやられっぱなしのデスマーチ継続中で日にちも曜日もいまいち判らなくなっているが、気が付けば7日は立冬、暦の上では冬になった。
3日の文化の日も7日土曜も出社して終電近くまで仕事して、「せめて日曜は休もう!」との同僚との合意でやっと休みの取れた日曜日、ドラマティックカンパニー公演『a Suite』を、世田谷区は代沢のアトリエ エイティワンにて、翠條さんと観てきた。

アトリエ最寄りの駅で翠條さんと待ち合わせ、普通の住宅街をてくてくと歩く。
辿り着いて中に入ったら、会場はとっても狭かった。
なにしろ建物自体が小さい。舞台の奥行きはせいぜい2m。翠條さんが確保してくれた座席は最前列ほぼ中央だったのだけれど、椅子に普通に座って爪先が舞台の端につく。
そのため、開演前にスタッフさんたちがしきりに
「とても舞台が近いですけれども、役者にはお手を触れないようお願いいたします」
とお願いしていたのに笑ってしまった。

芝居は、『帰国』『清算』の2本立て、幕間休憩なしの1時間25分で、どちらもニール・サイモンの「ロンドン・スイート」をベースにしたものだそう。
とあるホテルのスイートルームで繰り広げられる、『帰国』は 土井美加さん、江口美里さんの、『清算』は 中尾隆聖さんと関俊彦さんの、それぞれ2人芝居だ。
それぞれが45分ほどで、芝居としてはとても短いけれど、それを短いと思わせない内容だった。(とか言いながら連日の深夜帰宅の寝不足のせいで、『帰国』の途中でちょっと眠ってしまった……最前列で……orz)
次回は来年秋、鈴舟との合同だそうで、今からとても楽しみだ。

本当は、7日の大極宮のリーディングカンパニーもチケットを取っていたのだけれど、仕事で行けなかったのが非常に残念。来年は行きたいものだ。
月末の『マリア・マグダレーナ』と鈴舟公演は行けますように!

 

>kallenさん
31日、私は刹那さんたちとしか会わなかったんですが、色んな方がいらしていたようですね。
お会い出来なくて残念でした。
3日も行けたら小桜ちゃんたちに会いに行きたかった!
別な機会に是非、よろしくお願いします。

 


2009. 10. 31 & 11. 1 SAIYUKI FESTA '09

オンリー終わってからずっとここもストップしていたので、もしかしたら(まあないとは思うが)ご心配くださった方もいるかもしれませんすみません。オンリー後は帰宅はほぼ午前様というありさまで、すっかり仕事にやられていました。
月末までこのデスマーチが続くのでここも以前に増して止まりがちになるとは思いますが生きてます、たぶん。

でここから本題。

10月31日、翠條さんと、池袋サンシャインシティ文化会館4F Bホールで1日まで開催の、『SAIYUKI FESTA '09-最遊記シリーズ大原画展-』に行って来た。

まずは特典を狙って池袋アニメイトで買い物。リロード10巻、塩犬6と、確かこれにも特典があったはず、と、荷物が増えるのを承知で最新のゼロサムを購入。
したはよかったがゼロサムの特典引き換え券がどこにあるか判らずさんざん悩む。
諦めて会場で聞こうと本をバッグにしまいかけたら、私達が悩んでいたのを見て「それ」と気付いたらしいお嬢様が、「分かりにくいですよね! ここです!」と教えてくれた。ありがとう同志!

それから、いざ会場へ。誰かにはどうせ会うだろうと思っていたら、4Fへ向かうエレベーターで刹那さん、杏花さん、タカシマさんに会う。エレベーターを降りた時点ですっかり別行動だったが、あちらも楽しまれたことだろう。
展示は、『大原画展』の名にふさわしい点数、そして内容。
『最遊記』だけに絞って、Gファン時代の無印『最遊記』からゼロサムに移ってからの『RELOAD』、『外伝』とちょっとだけ『異聞』と、『ブラスト』の予告まで、代表的で印象深いシーンの原画を抜粋して展示してある、それでもものすごい数。
さらに『外伝』のカラー原画、本編のカラー原画がたっぷり、加工前のものと加工後とを並べて展示してあって、これもまたかなりな数。
さらに、そこで終わりかと思ったら、最後にこれまた眼福なラフ画がまた山程。自分でも口走った記憶があるが、「これでラフ!?」の驚愕の声がそこかしこで聞こえていた。
モノクロ原画には、トーンの指示なんかも残っていて、あたりまえなのだけれどひとつひとつを峰倉さんとアシスタントさんが人の手で描きこみ、トーンを貼り、削り、ベタを塗って仕上げられているのだと、そしてカラーもひとつひとつ峰倉さんが描き、加工して完成するのだと、しみじみと、あらためて、心から敬服した。
1時過ぎに入場して、4時過ぎにひととおり見終わり、次は物販。目当てのスタジオバックギャモンは長蛇の列だったけれど、それでも1時間と待たずに購入できた。3時間並んだ方もいたようなので、まだまだマシな方だろう。

で。なんで「11月1日」の日付けもあるかというとだ。
行きました実は1日も(大笑)。
来年の外伝カレンダーが欲しかったのだ。31日は荷物も多かったので「また今度通販かアニメイトで買えばいいか」と思ったのだが、帰宅してからよく考えたら、この土日を逃すとその『今度』がいつになるか判らなかった(苦笑)。
12月に入ればデスマーチは終わるので買いにも行けるが、売り切れていない保証はない。
というわけでいそいそとふたたび池袋へと足を向けたのだ。
1日の池袋アニメイトレシート持参特典ステッカーは捲簾と天蓬。これを逃す手はないので、まずアニメイトへ出向き、そこでカレンダーを買おうと考えたのだが、アニメイトにはまだ外伝カレンダーが入荷されていなかった(苦笑)。
原画展の物販にあることは31日に確認済みなので、そこで入手することにして、せっかくだから何か出てないかと3Fへ上がったら、好きな漫画家さんの新刊があったので、本とレシートをゲット。
そしてふたたび会場へ向かい、特に印象深い原稿や原画をまた眺めて、カレンダーとステッカーを手に入れて帰って来た。
平田さん、石田さん、関さん、保志さんのビデオトークも時間によっては流れたらしいが、さすがにそこは時間が合わず断念したのだけが、心残りといえば言えるかもしれない。

それでも、やっぱり原画を見せてもらえるのはとても嬉しいことだった。
映画や芝居をテレビで見るのと劇場で見るのぐらい、迫力というか、伝わって来るものが違う気がする。
漫画原稿450枚以上、カラー原稿130枚、ラフ画は600点を越えるという膨大な点数を、飽きることなく見せてくれる峰倉さんの力量がすごいと思う。
本当に、どっぷりたっぷりと、『最遊記』に浸らせていただいた。

東京だけで、3日だけ、というのが惜しい原画展だった。
開催してくれた峰倉さん、一迅社はじめ関係者の方々には心から感謝したい。

 

>大佐
返信遅くなってすみません、感想ありがとうございました!
友人1名以外からああして感想をもらうのが非常に稀なので、すごく嬉しかったです。

 


 

 

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