2009年7月の私淑言

 


2009. 7. 25 『真夏論』

祐さんと一緒に、西新宿の新宿村LIVEで『真夏論 -macaron-』を観劇。
佐野瑞樹、湯澤幸一郎、川本成、石倉良笙、吉岡毅志、永嶋柊吾、えり〜な、の7名がほとんどセットもない上360度を客に囲まれた舞台で演じるこの作品、石倉良笙曰く「このクソ暑い夏にクソ熱いオタクの男たちのお話をお楽しみ下さい!」という内容で、年代も分野もかなり限定な、だからこそ知っているとものすごく楽しめて笑える芝居であった。
のっけから湯澤さん演じる半沢が10年ぶりにイタリアから新作エヴァ見に帰って来たり、芝居の途中に「ただいまから第76回コミックマーケット1日目を開会します」とアナウンスが入ったりするあたりで、どういう芝居か判ろうというものだ。
そしてそのネタで大笑いしているあたり、かなり類友な観客である。
この面子の芝居を見に来る時点で『相当素養がある』と踏んでの脚本作成に違いない。
アンケートの『職業』欄には社会人、主婦、学生などのごく普通の選択肢に混じって、「オタク」や「大きな子供」などもあった。
この芝居を1列目で見てさんざん笑った後なので、職業欄は正直に「社会人」と「オタク」を選ばせていただいた。
別にオタクは職業じゃないけどな(笑)。

 


2009. 7. 22

皆既日蝕。
皆既蝕の時間が最大6分以上になる今回の日食は、今世紀最大の皆既日蝕だそう。
日本で皆既日蝕帯に入っていたのは奄美列島やトカラ列島の一部地域だけだけれど、部分蝕は全国で見られる。
と思ったら、夜が明けてみたら残念ながら曇り&雨で、見るのは無理だろうと思っていた。
そうしたら……ちょうど東京の日蝕が最大になる時間になったら雨が止み、雲もすこーしだけ薄くなって、それでも分厚い雲を通して、三日月みたいな太陽が見えた!
次に日本で日蝕が見られるのは2012年、こちらは金環蝕で、日本の大半の地域で見られるらしい。
さらに、次の皆既日食は2035年で、これは北関東の一部が皆既日蝕帯に入るのだとか。
まずは2012年、今度は綺麗に晴れた空の下で日蝕を見られるといいなあ。

 


2009. 7. 14

平年より6日、去年より5日早く、関東甲信が梅雨明け。
今年は関東甲信が本州で一番早く梅雨明けしたようだ。
戻り梅雨のような天気もきっとあるのだろうけれど、それでも、これから本格的な夏になるんだな、と。

 


2009. 7. 13

12日の都議会議員選挙、結果は民主党の大勝。
これを受けて、衆議院の解散総選挙が8月30日に行われることになった。
なんとなく、だけれど、今回や、先々月、先月からの知事選での民主党の勝利は、自民党と民主党、どちらのごたごたがよりイヤか、で有権者が投票先を選んだ結果、ではないか、と、思ったり。

 


2009. 7. 11

劇団6番シードアトリエ公演『ショートストーリーズ』のCコースを観劇。
Cコースは『潜入記者 今井シリーズ オレオレ詐欺・超能力詐欺』『5分間の物語〜残り5分の人生〜』『天気と戦う女』の3作。
『潜入記者』はショートコント2本で、くすっと笑う小ネタな感じ。『5分間』は5分きっちりの短編が4本で、5分しかないのにしっかり「芝居を見た」気分にさせてもらった(1本目の『明日の光』にはちょっと設定的に首を傾げるところはあったけど。)。
今回の目玉はやっぱり『天気と戦う女』。タイトルの通り、雨=天気と戦う雨女が主人公。雨女が雨女な理由が本当にこの作品のとおりだったらかなりイヤだが(笑)、宇田川さんの実体験をもとにして松本さんが書き下ろしたという成り立ちにふさわしく、随所にすごく実感のこもった台詞があって、笑って笑って最後にちょっと「じーん」となってしまった。なによりウェディングドレス姿の椎名さんが可愛くてかわいくて!
アトリエ公演ならではの芝居群を堪能させていただいた。

 


2009. 7. 7

満月の七夕。
七夕の夜にちゃんと晴れて月や星が見えるのはしばらくぶりなように思うのだが、気のせいだろうか。

 


2009. 7. 5 その2

遅ればせながらゼロサム8月号の最遊記RELOAD最終回読了。
烏哭さんはこれから何をするつもりなんだ、とかヘイゼルはこれからどうなるんだ、とか黒ナタクはどう絡んで来るんだ、とか、『RELOAD』は「再装填したからさあ行くぜ!」だと思っていたらラストシーンを見たら実はずっと再装填期間だったのか、とか思うところはいろいろあるが、12月発売号から再開される最終章を今は楽しみに待とうと思う。
それにしても16日発売のWARDで外伝のスペシャルふろく、25日に外伝4巻、ゼロサム本誌はこれから数カ月主要キャラのインタビューだというし、8月にはRELOAD10巻、9月のWARDから異聞、さらに秋には画集が発売予定だそうで、峰倉さんちっとも休めないんじゃないだろうか。
大病を患われて手術してからもあまりゆっくり休めていないようでもあるので、できればこの機会にしっかり体調も整えて気力も体力も取り戻して頂きたいのだけれど。

 


2009. 7. 5 その1

伯父がアイスを送ってくれた。
冷凍便なので、アイスは速攻で冷凍室へ。
で、梱包に入っていたドライアイスを、猫達が触る危険のないようバルコニーへ出して窓を閉めておいたら、白い煙をふわふわ漂わせる白い物体が珍しくまた面白いらしく、猫達が揃って、時には交互に、ひっきりなしに眺めていた。
危ないのでやらないけれど、もし洗面器やボールにドライアイスを入れて水をかけ、二酸化炭素の煙をもくもく出したら、猫達はいったいどんな反応をするのだろうか、と、ふと思った。

そういえば「伯父さんからアイスをいただきましたよ」と母に電話で報告したら、「ウチにも届いたわ」と言ったその後で、「そういえばアンタ、ドライアイスはどうしたの? へんなとこへ置いて猫が触ったらたいへんよ」と。
どちらかといえば猫は苦手だと言っていたのはもしやポーズか、それとも『食わず嫌い』か、母よ(笑)。

 


 

 

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