|
2009. 5. 30
世田谷パブリックシアターにてG2プロデュースの『江戸の青空 Keep
on Shackin'』を観劇。
50両をなくした文七、その主人、妾、番頭夫妻、賭博好きの遊び人とそのかみさん、国を追われた浪人親子、うさんくさーい剣術道場主にその弟子、くず屋、いろんな人物が互いを巻き込み、巻き込まれ、名作落語を折り込んで繰り広げられる江戸っ子人情コメディー、という話。
だったのだが、いかんせん私に落語の素養がないので、その分、かなり損していると思う。
それでも充分楽しめたので、脚本・演出に感謝しなくては。
疲れているのかはっちゃけているのか、善六が長家の舞台セットを通り過ぎて畳から落ちたり、屑屋の清兵衛が勢い余って背負った籠で萬屋源兵衛のカツラを飛ばしたり、同じく清兵衛が千代田卜斎と橋の欄干で飲むシーンでうっかりまだ持ってなきゃいけない50両入りの財布を橋の下へ落としたり、本来の演出以外のところでも大笑いさせてもらった芝居であった。
帰りに本屋でやっと今月のゼロサム本誌をゲットした。
先にnitroブログやいくつかのサイトさんの感想を読んでいたので、『最遊記RELOAD次号最終回』にも動揺せずにすんだ。
RELOADをどういう形で「終わり」にするかもあるのだけれど、とりあえず休むと決めたらしっかり休んで、最終章に向かって下さい峰倉さん。
|
2009. 5. 29
作家で評論家の栗本薫さん/中島梓さんが26日亡くなった。
前々から癌だというのは聞き及んでいたけれど、書店に行くと変わらずコンスタントに新刊が出ているので、そこまでお悪いとは思っていなかった。
著作はほとんど読んでいないけれど、名前は存じ上げている作家さんだった。
『魔界水滸伝』を初期の数冊友人に借りて読んでそのまま脱落、後年件の友人が「涼くんが大地の母(?)になった」と嘆くのを見て、なんか大変だな、と思ったことを覚えている。
120余冊を数えてなお未完の『グインサーガ』は、129巻まで執筆が終わっていて、130巻目も書き上がっている分はどうやら出版されるようだ。
先月まで執筆していたということだから、ご本人はさぞ無念だろう。
お疲れ様でした。心より御冥福をお祈りします。
|
2009. 5. 25
新型インフルエンザの新規感染が落ち着いてきたと思ったら、今度は北から別な脅威。
北朝鮮がまた核実験をしたらしい。
ほんとにまったく、どうにかならんもんか、あの国。
|
2009. 5. 23
翠條さんと、池袋芸術劇場小ホール2で、劇団岸野組『万お仕事承ります〜追憶お捜しします〜』を観劇。
岸野幸正さん演じる小平次と、関俊彦さん演じる十四郎、大倉正章さん演じる鶴次郎のかけあいで笑わせながら、しっかりした筋立てで、ラストはしんみりほのぼのと落としてくれた。
しばらくぶりに聞いた、生の関さんのお声は、相変わらずの美声であった。
|
2009. 5. 19
16日に神戸で初の国内感染が判明した新型インフルエンザは、兵庫大阪で感染の拡大を見ている。
神戸市では、発熱外来だけでなく市内の一般の医療機関でも患者の診療を開始、それにともなって新型インフルエンザの遺伝子検査と感染者数の集計を止める方針を決めたそうだ。
交通機関の発達した現在の日本の状況だから、関東に来るのも時間の問題だろう。
とりあえずはうがい、手洗いの通常の季節性インフルエンザ対策を取りながら、その時に備えるしかない。
でも、ひそかに、いきなり強毒性のH5N1鳥インフルで来るのでなく、弱毒性の今回のH1N1でよかった、などと、思ってしまう。
|
2009. 5. 18
16日発売のWARDで、最遊記外伝、完結。
最初から『終わって続くための物語』なのだから悟空がひとり遺されるのは分かっているのだけれど、それでもこうして目の当たりにするとやっぱり切ない。
|
2009. 5. 10 その2
伯母から恒例の枇杷が届いた。
てっきり映画を見て帰るまでの間に届いて宅配ボックスに入っているかと思ったら、さすが母の日だけあって荷物が多かったらしく、夜9時にやっと来た。
土曜日に伯母が電話で「タダみたいな値段の枇杷」と笑っていたので、数年前までの、箱にびっしり詰まった枇杷が届くんじゃ、とちょっと警戒していたのだが、今年も比較的穏やかに4パックx2箱。
地元でタダみたいな値段だろうが何だろうがこのへんで売っている大抵の枇杷は目じゃないぐらい美味なので、しばらくは幸せな日々である。
届いた枇杷を猫たちに見せると早速入る猫チェック。

踏もうともしなければ食べようとも遊ぼうともしないあたり、ちゃんと分かっているらしい。
|
2009. 5. 10 その1
東京で今年一番の暑さになった中、翠條さん、祐さんと3人で、劇場版『超・仮面ライダー電王&ディケイド NEOジェネレーションズ 鬼が島の戦艦』(映画館の開場アナウンスでも思ったけどしみじみと長いタイトルだなあ……)を見てきた。
イマジンたちは相変わらずおバカで笑える。特にジーク。
キミらそんなほいほい人に憑いていいのか、とか、ジエンドが出て来たのはウラ、キン、リュウタ用の仮面ライダー3体を出すためですか、とか、最終決戦でテディだけライダーに変身させてもらえないのはちょっと可哀想じゃないか、とか、突っ込みどころは満載だけれど、それなりに楽しめた内容ではあった。(でももうそろそろ終わりにしてもいいんじゃないでしょーか『電王』。)
それにしてもどんだけデネブが好きなんだ中村優一(すでに桜井侑斗ですらないあたり……)。
電王世界的にあのままじゃいつまでたってもハナは生まれないんじゃないか、と心配なのだが、それ以上に「デネブみたいな彼女がほしい」とかそういう類いのことを言ったらしい中村優一本人の今後も心配だ(苦笑)。
|
2009. 5. 6
4日に有明に出向いたり、その他は近場でうろうろしたりで、特にどこへ遠出するわけでもなく連休終了。
5日6日は天気も悪かったので、猫と一緒にまるきりの寝連休だった。
母から主に魚の荷物が届いたので、早速料理したり、冷凍室へ片付けたり。
混んだ道路や列車をテレビで見るにつけ、「こんなどこも混んでる時に混んでそうなところへなんぞ出かけたくない……」と思うあたり、大概無精者。
ついでに猫達が

こんな姿を見せてくれるので、ますます出無精になる飼い主である。
|
2009. 5. 2
2日未明、忌野清志郎氏が死去した。
時に発禁を喰らい、一方でほのぼのと家族を歌い、常に『自分』であり続けたロック歌手。
3年前に喉頭がんであることを公表してからも、声を失うことを嫌って手術を拒み、昨年復活コンサートで元気な姿を見せてくれただけに、残念でならない。
享年58。
手向ける言葉はただひとつ、心の底から「ありがとう」。
|