2009年1月の私淑言

 


2009. 1. 24

前々から晴れても気温は低いとの予想が出ていた24日。
蓋を開けてみたら晴れるどころか曇りや薄曇りで、昼頃には小雪までちらついた。
さすが寒中。
ただ……もとより寒いのは当り前な時期なのだけれど、前日との気温差が10度近くあるというのは、ちょっと勘弁してもらいたいなあ……。

 


2009. 1. 23

23日午後0時54分、種子島宇宙センターからの「H2A」15号打ち上げが成功した。
温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」と小型衛星7基を搭載してのこの打ち上げ。
搭載された小型衛星は、東大阪宇宙開発協同組合の「まいど1号」をはじめ、東北大、東京大、香川大や都立産業技術高専などが開発・作成したものだそうだ。
無事衛星軌道に乗って、それぞれの動作が確認されることを祈る。

 


2009. 1. 21

現地時間で20日正午、日本時間21日午前2時、アメリカ合衆国第44代バラク・フセイン・オバマ大統領誕生。
出身階級は上流なので、彼を黒人たらしめているのは肌の色だけだ、という人もいるようだけれど、それでも間違いなく合衆国史上初の黒人大統領である。
就任式やパレードには200万人が駆け付けたそうで、人気の高さと期待の大きさが伺える。
就任演説でオバマ氏本人が再三繰り替えしたように、大統領が代わってすぐにすべてが良くなるなどということはないけれど。ついでに演説の内容にも微妙にひっかかるところがないでもないけれど。
少しずつでもあの国が、世界が、そして日本も、変わって行きますように。

 


2009. 1. 17

あの日から、14年。
テレビ画面に写し出される光景にただ愕然としたあの日を、知らない、または覚えていない世代も増えた。
それでも、だからこそ、あの日から学んだことは絶対に忘れてはいけないし、まだまだ学んで行かなければいけないこともまた、多いはずだ、と、思う。

 


2009. 1. 14 『冬の絵空』

世田谷パブリックシアターにて、『冬の絵空』を観劇。
忠臣蔵に作者・小林純也独自の解釈を加え、藤木直人、橋本じゅん、中越典子、生瀬勝久、松尾貴史、粟根まこと等を主要キャストに迎えて繰り広げられる、馴染みのものとはひと味違った忠臣蔵である。
以前の大河ドラマの時や、宮部みゆきさんの『震える岩』でも思ったことだけれど、ここでもまた大石はじめ討ち入りに巻き込まれた人間がなんとも哀しく、やりきれず。
自分の中の忠臣蔵感を再認識した芝居だった。

 


2009. 1. 10

9日、東京近辺に初雪が降ったらしい。
というのもどうやら降ったのは明け方の一時だけで、私が目覚めた時にはすっかり雨になっていたから。
去年の初雪は16日だったので、今年はちょっと早い。
雪が見られなかったのは少し残念だけれど、積もっていたらそれはそれで通勤に支障が出たはずなので、ほっとしてもいるワガママな仕事持ちである。

 


2009. 1. 1 あけました。

2009年の年明け。
今年も例によって祐さん、翠條さんと一緒に我が家で年越しである。
寿司や浅漬けや年越し蕎麦を食べながら、テレビを見たりマンガを読んだり、祐さんが持参してくれた某イマジンアニメを見たり、話をしたり猫をもふもふしたり。
大晦日のうちに、これまた祐さんが持参してくれた安楽椅子探偵2の出題編を見よう、などと言っていたのだが、気が付けば2009年が明けていたので、元旦に回すことにして、そこからまたまったり過ごして午前3時頃に就寝。
が、祐さんと翠條さんのお寝みになっている和室のふすまを猫達が開けようとしたり、それでなくても運動会を繰り広げたりで、何度か睡眠を邪魔される。……寝て下さいよお嬢様方(溜め息)。
翌元旦はそれでも遅寝して、10時前にごそごそと起き出した私達。
やっぱり例によってウチ流の雑煮と、餅と一緒に何故か母が送ってくれたため30日の午後から慌てて塩出しをして味を付けたカズノコに浅漬けで新年初の食事を取る。
その後も餅を焼いたりせんべいを摘んだりしながら、安楽椅子探偵2の出題編と解答編をまとめて鑑賞。
だらだらと、ほぼ寝正月な元旦を過ごして、午後6時前に祐さん翠條さんのお二方は帰途に。
今回も年越しに付き合っていただいてありがとうございましたお二方!

その後、猫達は気疲れでもしていたのか、ずっと2猫揃って↓こんな感じで猫ベッドでご就寝。

気温は低いが天気も良く、穏やかに過ぎた年越しであった。

 

昨年末からあまり明るい話題が聞こえて来ないけれど、どうか今年が良い年であるように。
『新しき年の始めの初春の 今日降る雪のいや重け吉事』

 


 

 

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