2007年1月の私淑言

 


2007. 1. 28.

10日以上間があいてしまったので、穴埋めに猫。

昨年11月末に首筋のハゲが発覚して以来、首輪を外していた立待。

ハゲの拡大も止まり、毛も生え揃ってきたので、首輪を戻すことにした。
久々なので嫌がるかと思ったのだが

 

 

行動に変化無し(笑)。
おおらかで良いことだ。

 


2007. 1. 17.

阪神大震災から12年。
あの頃生まれたこどもが今年小学校を卒業する。
それだけの時間が経って、『まだ12年』とも『もう12年』と思う。
幸いにして関西に住む私の身内・知人は皆無事だったけれど、戦時を知る人をして『50年時間が遡った』と言わしめた被災地の光景は、メディアを通してしか見ていない私の目にも焼き付いて離れない。
それでも、あの大災害を経てなお、喉元を過ぎた熱さを忘れるようなことをする人間がいる。
同じ諺なら羹に懲りて膾を吹く警戒心を。
最悪を想定して備えて備えて、結果『杞憂』で終わっても、それは幸せなことだから。

 


2007. 1. 14.

ほぼ週刊『ウチの猫』。

まずはキャットタワーの天辺で。
 フラッシュをたいたのでちと目が怖いのが難(苦笑)。

続いて久々の簀の子猫。
いまいちピントがあってないのはコンタクトを外しているせいもあるので御容赦を。

 おしりをくっつけ。

 体勢を変えて。

 アップで。

 さらにアップで。

 簀の子の隙間に足が落ちる。

シャワーを使っても少しくらい飛沫がかかってもまるで気にしない猫たち。

 


2007. 1. 8. 『朧の森に棲む鬼』

翠條さんと一緒に、新橋演舞場で、市川染五郎主演の劇団☆新感線『朧の森に棲む鬼』を観劇。
現地(つまり座席・笑)集合で、翠條さんは開場直後に到着していたそうだが、私は猫に出かける準備を阻まれたため開演の10分前に到着したので、パンフをどうするか悩む間もなく座席へ直行した。

今回の芝居は『いのうえ歌舞伎』で、どことも知れない島国のいつともしれない時代、舌先三寸のひとりの男がオボロの森に棲む鬼に魅入られ、敵対する二国でそれぞれの長を騙しながら国王にまで上り詰めて没落するまでを描いたもの。
染五郎の見せ場たっぷりで、笑いも歌もダンスも殺陣もあり、芝居自体も中だるみのないスピーディーな展開で、休憩を30分挟んでの3時間、しっかり楽しませていただいた。
古田さんや粟根さんの見せ場があまりなかったのがちょっと残念ではあるけれど、花道や舞台の奥行きを生かした演出はさすが新感線。
のっけから舞台に雨が降ったり、ラスト近くでは川(というかほとんど滝)が出現したりで、舞台装置も衣装も音楽も凝ったつくりの芝居だった。

今日は染五郎の誕生日だったそうで、おそらく夜公演の時にお祝いをする予定だったのだろうが、カーテンコールの時に古田さんが間違えて昼公演だったにもかかわらずひとり舞台に居残り、「あれ? 俺、ひょっとして間違えた?」と焦るおまけつき。
「え、なんでみんな下がるの?」という感じできょとんとした古田さんが妙に可愛くて笑ってしまった。

次回は夏で、おバカ芝居だとか。
その名も『犬顔家の一族の陰謀』。
新感線はバカをやる時にはほんっとうにバカをやってくれるので、今からとても楽しみだ。

 


2007. 1. 7.

約2週間ぶりに立待を病院へ連れて行く。
禿げの方は拡大せず毛も生えて来たので一安心。一応皮毛を健康に保つサプリはもうしばらく継続することにはなっているけれど、もう大丈夫だろうとの御墨付きをいただく。
体重の方も3.55kgとわずかながら増加して、こちらもほっと一息。
フードを切り替えてやっと1ヶ月なので、次回は来月あたまに尿検査も一緒にすることになった。
まあ尿検査は定期的なもので、別に今現在異常があるわけではないので、ほぼ『恒例』扱いとして。
ちゃんと毛が生え揃ってくれますように。
体重もきちんと増えてくれますように。

それにしてもダイエットを言い渡されて体重を減らす努力をしている猫と飼い主さんも多いと言うのに増やす方で悩むとは(苦笑)。
まったくもって「やれやれ」である。

家主の心配もそっちのけで猫たちは相変わらず。
こうやってお互いに体をのっけてるから私が背中に顔を乗せても平気でいてくれるんだろうなあ(笑)。

 


2007. 1. 1. その2。

今年も例によって翠條さん、祐さんとご一緒に我が家で年越し。
12月の休日にあまり時間が取れなかったため年末にずれ込んだ大掃除をなんとか片付け、年越し蕎麦や正月の雑煮の下ごしらえをしつつ、猫と一緒にお二方を待つ。
午後7時半過ぎに祐さん、8時過ぎに翠條さんがご到着。
それから適当にテレビを見つつ、買って来ておいた寿司と私のささやかーな手料理で食事をすませ、いただいたお煎餅やチーズたらをつまみ年越し蕎麦を食べて、それ以外の時間はひたすら持って来てもらった本を読む。
ただし年越しの瞬間は翠條さんのご希望でジャニーズのカウントダウン。だったのだが、今年は彼女のお目当ての2人組が出て来ず、翠條さん的には哀しいカウントダウンになってしまった。
なんだかんだでだらだら過ごし、就寝したのは午前3時過ぎ。
明けて元旦は、9時過ぎにのそのそと起き出して、私は雑煮の準備に入る。といっても出汁は取ってあるし具の下茹でもしてあるのであとはつゆの味をつけて餅を焼くだけ。
ここ数年彼女達にはおなじみになった、我が家のシンプルな雑煮をご賞味頂いた。
その後はまたまた適当にテレビを見て、いろいろつまみながら、借りた本や私の蔵書をやっぱりひたすら読んで、解散は午後6時。
結局、新聞を取りにいった以外は自宅から一歩も出ない、正しい『寝正月』になった。

猫はといえば、居待は落ち着かなかったようでキャットタワーの上にいたが、立待は膝乗り猫の本領発揮で3人の膝を渡り歩いた。
主に気にいったのは翠條さんの膝だったようで、大晦日の夜の膝乗り率が一番高かったばかりか、日付け変わって元旦も、ほぼずっと翠條さんの膝を占領。
『湯たんぽ』ならぬ『猫たんぽ』をご堪能頂いた。
それ以外にも、立待は床暖房が気にいったようで、翠條さんの足下の、ソファカバーとソファの間に、でろーんと長くのびて寝そべり、翠條さんと祐さんの笑いを誘っていた。

証拠写真がこれ。

体勢はもちろん寝る方向も変えるので足の踏み場に困ったけれど、それもまた良しということで。
次は居待がもっと『他人』の気配に馴染んでくれますように。

 


2007. 1. 1. 謹賀新年

年が改まって、2007年、平成もはや19年。

旧年中はまったりとろとろ更新な当茶寮をご訪問頂きありがとうございました。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

毎年思うことではあるけれど、どうか今年が穏やかな良い年でありますように。

 


 

 

今月の『私淑言』へ  『おしながき』に戻る