2006年8月の私淑言

 


2006. 8. 27.

そろそろ8月も終わりに近付いて、ニュースでも『夏休み最後の』という言葉が頻繁に聞こえる。
で、ここをふと振り返れば今月は猫の写真が少ないな、と、いうわけで、猫。

どれも私にとっては至福の寝姿。

 


2006. 8. 25. 惑星が8つになった日

2006年8月24日、プラハで開かれていた国際天文学連合の総会で、太陽系第9番惑星『冥王星』が格下げ、惑星から外れることが決定された。

AstroArtsによる国際天文学連合の決議和訳速報は次の通りだ。

 

国際天文学連合:太陽系における惑星の定義

現代の観測によって惑星系に関する我々の理解は変わりつつあり、我々が用いている天体の名称に新しい理解を反映することが重要となってきた。このことは特に「惑星」に当てはまる。「惑星」という名前は、もともとは天球上をさまようように動く光の点という特徴だけから「惑う星」を意味して使われた。近年相次ぐ発見により、我々は、現在までに得られた科学的な情報に基づいて惑星の新しい定義をすることとした。

決議
国際天文学連合はここに、我々の太陽系に属する惑星およびその他の天体に対して、衛星を除き、以下の3つの明確な種別を定義する:

* 1. 太陽系の惑星(注1)とは、(a)太陽の周りを回り、(b)じゅうぶん大きな質量を持つので、自己重力が固体に働く他の種々の力を上回って重力平衡形状(ほとんど球状の形)を有し、(c)その軌道の近くでは他の天体を掃き散らしてしまいそれだけが際だって目立つようになった天体である。

* 2. 太陽系のdwarf planetとは、(a)太陽の周りを回り、(b)じゅうぶん大きな質量を持つので、自己重力が固体に働く他の種々の力を上回って重力平衡形状(ほとんど球状の形)を有し(注2)、(c)その軌道の近くで他の天体を掃き散らしていない天体であり、(d)衛星でない天体である。

* 3. 太陽の周りを公転する、衛星を除く、上記以外の他のすべての天体(注3)は、Small Solar System Bodiesと総称する。

* 注1: 8つの惑星とは、水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星の8つである。
* 注2: 基準ぎりぎりの所にある天体をdwarf planetとするか他の種別にするかを決めるIAUの手続きが、今後、制定されることになる。
* 注3: これらの天体は、小惑星、ほとんどのトランス・ネプチュニアン天体(訳注1)、彗星、他の小天体を含む。

 

冥王星についての決議
国際天文学連合はさらに以下の決議をする:
冥王星は上記の定義によってdwarf planetであり、トランス・ネプチュニアン天体の新しい種族の典型例として認識する。

* 訳注1:トランス・ネプチュニアン天体は、海王星より遠方にあって太陽の周りを回る天体で、今まで国立天文台ではエッジワース・カイパーベルト天体と表記してきました。

 

太陽系の他の惑星よりも格段に小さく、公転軌道も楕円を描く特異な『惑星・冥王星』は、これで存在しないものとなる。
まあ、定義が変わっただけで、別に冥王星自体が消えるわけではないのだけれど。
それでも、長年親しんだ「水、金、地、火、木、土、天、海、冥(稀に冥、海)」が「水、金、地、火、木、土、天、海」になることには、微妙な座りの悪さをやはり覚えてしまう。

 


2006. 8. 21. 熱闘甲子園

第88回 夏の全国高校野球大会。
延長15回を1-1で引き分けての再試合を制し優勝したのは早稲田実業だった。
4-3。
最後まで行き詰まるまさに死闘。
決勝戦で引き分け再試合というのは実に37年ぶりのことだそうだ。
早実が甲子園初制覇というのは意外だったけれど、勝った早実はもちろんのこと、負けた駒大苫小牧にも心からの拍手を送りたい。

 


2006. 8. 16.

諸々あってアップしそこねていた猫sの写真を久々にアップしてみよう。

 相変わらず変な寝方の立待。

 同じく居待。ねじれてるって!(^^;)

 そして相変わらずの仲良し。私が至福v

 


2006. 8. 14. 首都圏大停電

14日午前7時40分頃、千代田、中央、港区など都内14区と町田、横浜、川崎、市川、浦安各市が一斉に停電した。
その影響で信号が消え、電車が止まり、もちろん照明も空調もストップして、お盆休みの首都圏が大混乱に陥った。
幸い私の通勤には影響が出ず、また出社する頃には電気も回復していたので仕事にも差し支えなかったが、停電した世帯の合計約140万世帯に及んだらしい。
原因は、旧江戸川を航行していたクレーン船が送電線を切断したせいだとか。
つい、ひしひしと、『昨日でなくてよかった』と、思ってしまった茶寮主であった。

 


2006. 8. 12.

朝から薄曇りだった本日。
午後1時半を過ぎた頃から急に空が暗くなり、ゴロゴロとイヤな音が響き始めて…
あっという間にものすごい雷雨になっていた。
リビングから眺める空に青白い閃光が走る。
光と音の間隔が段々短くなって、光も近く音も大きくなって、近距離の落雷に空気が震え地鳴りが響いて。
視界に広がるビルやマンションの避雷針めがけて光の筋が走るのを一体何度見たことか。
光と音の間隔が短くなった時点でMacの電源を大本のコンセントから抜いたが、どうやら正解だったようだ。
受水槽から水を各戸へ送るためのモーターが、落雷の余波を受けてイカれたらしく、マンションの水が出なくなった。
管理人さんがすぐさま業者を呼んで、1時間ほどで復旧したが、同じ落雷の影響で京浜東北線や山手線も止まったらしい。
実に被害甚大な雷雨だった。

ところで…私が落ち着いていたからか、こんな雷雨でも、我が家の猫達はさして怯えることもなく平然と伸びて寝ていたのだが。
果たして大物なのか、それとも鈍いのか……

 


2006. 8. 10.

声優の鈴置洋孝さんが、6日、肺がんで亡くなっていたのを今日知った。
享年56。
塩沢さんの時にも思ったことだが……早すぎる。
今はただ御冥福をひたすら祈るばかりである。

 


2006. 8. 6. 昨日の花火と今日の花火

61回目の広島原爆の日。
88回目の夏の高校野球開幕の日。

この土日は各地で花火大会が催されたことと思うが、私の住まう地域でも御多聞に漏れず。
土曜は隣市とその対岸の区の共同開催の花火で、日曜は市の祭りのフィナーレを飾る花火なのだった。

まず、土曜の花火。

リビングから見える幸せな環境だったのだけれど、目の前に計画されている不粋かつ人の迷惑も顧みない大型マンションがそのまま建てば影響を受けてしまうのだろうこの花火。
そんな計画も会社も潰れてしまえと思うのを誰に憚るつもりもない。

 

でもって6日の花火。

 

高度は低いが近いのでより大きく綺麗に見える。
これもこの花火の真下あたりにマンション建設中なのだけれど、そちらはウチより近い位置のマンションや住宅にちゃんと配慮して作るので、これは見え方は変わってもこれからもおそらく見えるだろう。

 

どうしてもシャッタースピードが遅くてぶれる上に、連発だと全体が明るくなるだけで肝心の花火が写らない。
動いている猫も撮りたいことだし、一眼レフもそろそろかなあ…。

 


2006. 8. 2.

胃ガンの摘出手術のために入院していた王監督が退院した今日、東北がやっと梅雨明け。
観測史上2番目に遅い梅雨明けだそうだ。
といっても関東は微妙な天気が続いている。
お陰で冷房を入れずにすんでいるし、猫も熱中症の心配がないので良いのだが、急に暑くなりそうでちょっとイヤ(^^;)。
夏は暑いものなのだから、徐々に『夏』になって欲しいものだ。

というところで週末撮り溜めたウチの猫。

 ソファの背もたれがベッドがわり。

 ちょっとおすまし。

 …変な寝相(^^;)

 そしてラブラブ(笑)。

先日風呂から上がったら、寝そべる居待の腹を枕に、立待が3枚目の写真の格好で寝ていた。
「なんで今カメラ持ってないんだろう」と本気で悔やんだ夜だった。
つーか…なんでそれで熟睡出来るんだ、お前達…?

 


 

 

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