2006年5月の私淑言

 


2006. 5. 29.

訃報がふたつ。

25日、ロシア語通訳で作家の米原万里さんが卵巣癌で亡くなったそうだ。
享年56。

そして今日、俳優の岡田眞澄さんが亡くなった。
享年70。

まだまだ活躍していただきたかった。
ただ御冥福を祈るばかりである。

27日に発生したジャワ島の地震では、死者が5000人を突破したという。
マグニチュード6.3は『大地震』とは呼ばない、稀にある規模で、震度はおそらく4〜5だったというから日本では年に数度はある地震だが、被害がこれだけ大きいのは、建物の強度によるのだろう。
まだ救助の手はとても追い付かないという。
ひとりでも多くの命が救われますように。

 


2006. 5. 28.

天気のすぐれない日が続いているが、九州南部は25日に平年より3日、去年より16日早く梅雨入りしている。
「このまま関東も梅雨入りか?」の懸念の声も聞かれるが、それだけは勘弁して頂きたいものである。

気分を変えてウチの猫。
新しい猫ベッドはすっかりお気に入りでどちらか片方が寝ていたり2猫で揃って寝ていたり。


今日はこんな感じ。
アタマ落ちてますが立待さん。

 


2006. 5. 21.

伯母から枇杷が大量に届いた。
「大量大量というけどそんなに大量なのか?」と思う向きもおありだろうのでここらで一発証拠写真を。


これが今日届いた枇杷。
読み取れないかもしれないがきっちり『5kg』と書いてある。
『きゅうり』とあるが中身は全部枇杷


ほーら全部枇杷。
立待と居待のチェックが入る。
一体どこの店の仕入れかというほど大量なのがお判りいただけることだろう。

前の会社の時は出社時刻が遅く、また通勤時間も短かめだったので箱ひとつ持参していたのだが、今の会社は始業時刻も世間並みで通勤電車も混んでいるので、去年はさすがに職場には持って行けなかった。
かわりに、ちょうど枇杷が大好物というKさまが、届いた直後に我が家にいらしたので、荷物になるにもかかわらず大量にお持ち帰りいただいたのだが、今年はそんな僥倖もないので諦めて小さな箱に分けて持って行くことにした。
ついでになんとか前の職場の先輩に渡せないかと画策中、で、あったりする。

ちなみに、産地の農協からの直送品で、『商品』に出来ないちょっと傷があったり形がふぞろいだったりするものを格安で伯母が分けてもらっているものなので、見た目は多少悪くても味は抜群。
おかげで店で枇杷を見かけても到底買う気になれない茶寮主なのである。

 


2006. 5. 20. 『石松と土佐のよばれたれ』

翠條さんと、劇団 岸野笑組公演『森の石松外伝2 石松と土佐のよばれたれ』を池袋は東京芸術劇場にて観劇。
関俊彦さんご出演とのことでチケットを取ったものだ。

最初は17時に池袋で待ち合わせて夕食後、観劇のつもりだったのだけれど、出ようと思っていた時間に突然集中豪雨(^^;)。あっさり出発を断念して待ち合わせを『17時30分までに池袋』に変更してもらった。やれやれ。

芝居のあらすじは、
『次郎長親分の代参で四国・金比羅さんに参った石松が、その後道後へ行くはずが迷って迷って、なにやら使命を帯びて石槌へ向かう娘・小夜と、彼女を守る四国某藩の若侍とその姉、さらに小夜を狙う忍集団八百八狸らと出会い、侍たちに頼み込まれて小夜の護衛につくことに……』
というもの。
またこの石松がドジでおバカで間抜けで、でも筋の通った仁侠で。
侍は気が弱く優しく、姉は強くたくましく、小夜は強情、八狸は八狸でやっぱり抜けていて、始終笑いっぱなし。
でも、石松の言うことや侍の言うことに、深く深く頷くことも多々あって、とても良い芝居だった。
ちなみにこの『侍』、終盤まで名は明らかにされない(それも姉弟それぞれ1度ずつしか名前が出ない)のだが、私は登場した瞬間に正体が判ってしまった(苦笑)。
『土佐』で『よばれたれ』で姉が男勝りの『乙』姉といったら、ねぇ?

 

ここしばらく猫の写真を載せてなかったのでついでに2枚。
 居待、はみ出てます。

 が、気にせず仲良く毛繕い。

 


2006. 5. 14.

母の日。
沖縄では去年より12日、平年に比べても6日遅く、梅雨入りが宣言された。
関東でも来月あたまには梅雨入りとの予想が出ているが、それまでは初夏らしい気候であってほしいものである。

そんな週末、私は何をしていたかと言うと。
ジャムを作っていましたそれも大量に。
朝はパンだが市販のジャムは甘過ぎて嫌いという困った嗜好なので結局ジャムも自分で作っているのだ。
毎年この時期に路地ものの苺が安く出回るので1籠2パック入り250円程度のものを2籠買いこんで苺ジャム。
さらに母親が大量の小夏を送ってくれたのでそれもマーマレードに(なにしろ箱売りの最小単位が5kgなので近所にお裾分けしても自分で食べても追い付かない上、もたもたしていると母の日と称してほとんど物々交換になっている伯母から送ったお茶の返礼として2箱枇杷が届くのだ・^^;)。
出来上がったのがこれ。

瓶は以前買ったりもらったりしたジャムの瓶を使い回し。
苺は「今年は小夏も作るから」と量を控えめにしたのだが、小夏は煮詰めても思ったほどかさが減らなかった(元の1/3ぐらいにはなるかと思ったら半分程度にしかならなかった)ため、実は瓶が足りなくなって、もう1.5瓶分ほど小夏マーマレードがタッパーに入って冷蔵保存されている。
ちなみに某様の鋼SSの元ネタになった『甘くない苺ジャム』は実はコレであったりする。

 


2006. 5. 13.

思いがけずよりにもよって連休最終日なんぞに体調を崩したのとネタもないのとで更新ストップしていた私淑言だが、猫達は相変わらず元気いっぱいである。
さすがにいい加減暑かろうと、冬のもこもこマザーボールを猫ベッドに交換したところ、どうやら無事気に入ってくれた模様。
40cm x 60cmのだ円形のベッドなのだが、どちらか一方だったり両方だったり、とにかくきちんと『ベッド』として使ってくれている。

 ちょっと失礼しますよお嬢さん方。

 「なに?」うーわ目付き悪っ!(^^;)

 「用がないなら呼ばないで」はい失礼しましたごゆっくり。

なんとなーく窮屈そうな気もするのだが、本猫たちはこれで別に問題ないらしい。
とりあえず仲良く使ってくれたまえキミタチ。

 


2006. 5. 1.

「暑っ!」
という言葉が思わず口をついて出たメーデー。
各地で今年初めて30度以上の真夏日を記録、東京でも一部で30度を超えて、一足飛びに6月末から7月の気温になった。
午前中からぐんぐん気温が上がってあっという間30度は目前。
この気温と天気に、前々からやりたかった猫達の初シャンプーに挑戦した。

まず居待。
先にシャンプーを用意し、スポンジも用意、タオルも万端用意して、ちょうど良くバスルームに入って来たのを捕まえて、シャワーで体全体を濡らす。
当然嫌がる(^^;)。
それでも、逃げようとはしても爪を立てたり牙をむいたりはしなかったので、なんとか押さえてスポンジにシャンプー液を取り泡立ててから体全体に馴染ませる。
お尻の方から背中、首、しっぽに足にお腹、胸元。
順番に進んで、ひととおり全体が泡立ったところで、今度はすすぎ。
当然のように嫌がるのをなんとか押さえ付けてよーく流す。
仕上げはタオルドライ。ドライヤーなんて絶対怖がって使わせてくれないだろうと思ったのと、気温が高いし天気も良いしでほっとけば乾くと踏んで、バスルームから居待をリリース。
続いて立待。
居待と同じく嫌がったけれど、こちらも爪を立てたり牙をむいたりはしなかったので、なんとか押さえて居待と同じ手順でシャンプー→すすぎ。
同じくタオルドライでリリースして、2猫で30分ほどで全作業が完了した。
シャンプーしなれた人が見たら「まだまだ!」なのだろうとは思うが、なんたって初めてだから良いのだ。
ちょっとだけ自信がついたから、段々慣れて行こうと思う。

というわけで、証拠写真。

 シャンプー直後の立待。

 同、居待。

 並んで一生懸命毛繕い。

 半乾き(笑)。

せっかくだから首輪も新調。ただいま『ふかふか度』アップ中の2猫である。

 


 

 

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