2006年1月の私淑言

 


2006. 1. 30.

軒並み気温の上がった30日。
静岡では1月の最高気温を記録したそうだ。

そんな日。
米国産牛肉の輸入再開に当たり、閣議決定していた事前現地調査を実施しなかったことが発覚。中川農相はそれでも、食の安全をきちっと守ることの趣旨は逸脱していない、と言った。
他方、耐震強度偽装で大問題を引き起こしたヒューザーは、「建築確認で偽装が見逃されたのは自治体の責任だ」と、東京都はじめ首都圏の18自治体を相手取り、計約139億円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。

勘違いも甚だしい。

 


2006. 1. 29. ねこのきもち。

ベネッセの『ねこのきもち』を創刊以来購読している。
なにしろまだまだ猫初心者なので勉強になることも多い、のだが。
今月はじめに届いた2月号の特集のひとつ『カラダとココロの健康法!? 毛づくろい』で「おや?」と思う記述が。
曰く

よく毛づくろいするのは顔、耳、肩、背中。 〜中略〜 一方、おなか、お尻、しっぽ、内股などは頻度が少ない場所。それらは無防備な格好になるため、安心できる空間でしかしません。

おなか、お尻、しっぽ、内股などは頻度が少な

……平日でもそれぞれ1〜2日に1度、休日には3〜4度はこの手の姿を見るのだが。

さらに。

猫同士でなめ合う行為は「親和行動」と呼ばれ、仲のよい猫同士にしか見られません。
 〜中略〜 おなかや背中などを
猫同士でなめ合うことはなく、顔や首の周りに限られています。

おなかや背中などを猫同士でなめ合うことはなく、顔や首の周りに限ら

…………えーっと?
ちなみに我が家の猫たちは互いに足やしっぽ、お尻もなめる。
………………えーーーっと。

 


2006. 1. 23.

先週、証券取引法違反容疑で強制捜査されたライブドア。
23日夜、堀江社長が逮捕された。
金で買えないものはない、と豪語して憚らなかったあの御仁。
これから捜査が進んでゆけば、いろいろな『つながり』も浮かび上がって来るのだろう。

 


2006. 1. 21〜22.

主に猫と富士山を目的に、高岡さんがご来訪。
まずは21日、新幹線の到着時刻に東京駅で待ち合わせて、池袋の中国茶館へ、という予定でいた。
週半ばから、土曜は雪、という予報が出ていたのでどうなることかと思っていたが、土曜、目が醒めたら

 こんなことに……。

 はじめて見る雪に居待はすっかり興味津々。

 はじめてではないはずだが、立待も興味津々。

 「ねぇなんか白いの飛んでるー」

とりあえず寒すぎるのでエアコンを付けっぱなして家を出る。
雪の影響で新幹線に遅れは出たものの、無事高岡さんと落ち合って、いざ、中国茶館へ。
当然のように2500円の食べ放題を注文。ふたりでデザートも入れると15品ほどをしっかりたっぷり堪能した後は、ハムスター用品を見たいという高岡さんのリクエストに応えてデパートのペットショップへGO。
いくつかお望みのものをゲットしてから、雪と寒さに素直に敗北してあまりうろつかずに我が家へ向かった。

帰宅してみたら、近所の庭木がこんなことに。

 

さらに窓からの眺めはこんなことに。

自分がいる地域がどこだったか一瞬考えるような光景である。
この雪に負け、ついでにデリバリーサービスも雪に敗北しているようだったので、夕食はすぐ近くのリンガーハットですませることにしてしまった。
夕食前後、高岡さんはひたすら猫を構う。
だんだん人に慣れて来たのか、今回は立待はもちろん居待もあまり逃げなかった。
立待に至っては、夕方には高岡さんの膝に乗り、夜には30分以上膝で寝るように。
今回の目的その1を果たした高岡さんは、それはそれは嬉しそうであった。

明けて22日は、祐さんを加えた3人で江戸東京博物館へ行く予定なのだが、まずは高岡さんの2つ目の目的にして数年来の念願『富士山』。
幸いな事に雪から一転空は晴れ渡り空気も澄んで、無事、青空をバックにわずかに朝焼けに染まった富士山をお目にかけることが出来た。

 おめでとう高岡さん。

しばらく我が家でのんびりした後、まずお昼を、ということで向かったのは、店構えは小さいのに出て来る料理は本格派、といういささか不思議なインドカレー屋。カウンター5席ほどに2人がけのテーブル2つ、2Fに2〜4人がけが3つの小さな店ながら、料理人はどう見ても本場の方々だしナンもカレーも本格派な、ちょっと意表をつく店なのだ。
その店で2種類のカレーにナン、ミニサラダ、ラッシーがついたランチセットをゆっくり堪能してから移動。
高岡さんの新幹線の都合で2時間ほどの滞在だったのだが、江戸東京博物館、もっとゆっくり時間をかけて、ついでに休憩も入れながら見るのがぴったりな広さと内容の博物館だった。
6Fを一通り眺めたところでそろそろタイムリミットが近付いて来たので、博物館を出て東京駅へ高岡さんをお見送り。
当初予定より少し早めに着いたので、高岡さんは新幹線の予定を早めて何本か早い便で帰途につかれた。

高岡さん、2日間お疲れ様でした。
祐さんつきあってくれてありがとう。
たいへん楽しい週末であった。

 


2006. 1. 20. 『BIGGEST BIZ〜最後の決戦!ハドソン河を越えろ〜』

退社後、翠條さん、祐さんと、下北沢本田劇場にて、AGAPE STOREの『BIGGEST BIZ〜最後の決戦!ハドソン河を越えろ〜』観劇。
シリーズの3作目で、『お約束』が一杯なのだが、そのお約束がものすごく楽しい。
相変わらず神崎さんはシナトラだし木太郎ちゃんは気が弱い。加賀は気が弱いのに早とちりですぐ銃を出す。皿袋さんはやっぱりいろんな意味で素敵だ。結城は2作目から壊れたまんま(笑)。そして誰より健三さんが『健三さん』で。そこへカワッシーが加わり、さらに2キャラ加わって、開演から約2時間、ずーーーっと笑いっぱなしだった。
座席がなんと最前列ほぼ中央というたいへん贅沢な席だったのも嬉しかったし。
これで終わりなのがもったいないほど楽しい芝居でありました。

 


2006. 1. 17.

阪神淡路大震災から11年。
宮崎勤被告の死刑判決確定。
ヒューザー社長小島氏証人喚問。
16日には証券取引法違反の容疑でライブドア強制捜査。

羅列するには大きすぎ、けれどその大きさ故に羅列するだけで留めたくなる、今日にまつわる事柄たち。

 


2006. 1. 15.

朝の7時に居待に「おーなーかーすーいーたーーー!」と起こされて(日曜なんだからも少し寝ていたかった……)、リビングのカーテンを開けたら、淡く朝焼けた空を背景に、明けの月と富士山が、くっきり浮かび上がっていた。

 

迷わずデジカメで撮影した、久々に暖かな冬の朝。

 

夕方、昨年末から長野で行方不明になっていた小5男児の遺体発見のニュースが入った。
豪雪による死亡者数は90を超えた。
また月曜からは寒気が戻る。
なんとも憂いの晴れない冬である。

 

気分転換にウチの猫。

立待の肩に乗っているのは居待の後ろ足。
相変わらずおかしな寝方をする猫である(^^;)。

 


2006. 1. 9.

フジテレビの月9が西遊記というのでとりあえず見てみた。
事前の情報で悟浄が女好きらしいというのを聞いていた。
が。
女好きな沙悟浄。
大喰らいな孫悟空。
ですます口調の猪八戒。
…………『西遊記』?

 


2006. 1. 8.

関西から観劇を主目的にRさんが上京なさるというので、7日からRさんと行動をともにしていた祐さん、Nさんに混ぜていただき、半年ぶりの『グルメツアー』開催。
よしながふみさんの『愛がなくても喰ってゆけます。』に登場するお店に美味しいものを食べに行こう、というのが8日の当初の目的だったはず、なのだが、いつのまにか彼女たちのメインは『猫』になっていた(笑)。
昼過ぎに私の最寄り駅に到着なさったお三方を迎え、まずは手近なファミレスで昼食。
食べて話して1時間ほどを過ごした後、向かうはもちろん我が家である。
今回も居待は最初ダッシュで逃げて冷蔵庫の裏へ隠れたが、10分ほどで姿を現し、すぐに立待と一緒にお三方の荷物&コートチェックに入った。
お三方の荷物もコートも猫心をくすぐったようで、齧ろうとしたり加えてどこかへ持ち去ろうとしたりするのでハンガーで撤去。それでもどうしても気になるようで、飛びかかったり手を伸ばしたりしつこく齧ろうとしたりしていた(^^;)。
その後は、やはり猫心をいたくくすぐるらしいNさんの携帯ストラップに居待がじゃれついたり、Nさんや祐さんのひざに立待が乗って眠ったり、Rさんの膝を立待が通り過ぎたり(笑)で、猫たちを御堪能いただけたらしい。
お招きした甲斐があったというものである。

夕方5時を過ぎて、今回の『グルメ』の目的店、南阿佐ヶ谷の希須林・小澤へ。
最初満席だったが、さほどの待ち時間もなくテーブルについて、いざ、メニューを。
まず「とりあえず」で注文したのが小澤サラダ、紅油水餃子、大海老のマヨネーズソース、油淋鶏、酢辣湯の5品。
どれも大変美味だったが、5品目の酢辣湯の思いがけない胡椒辛さに4人揃って危うく撃沈しそうになる。
が、まだお腹に余裕はあるので、続いてオリジナルあんかけご飯の希須林飯を注文。
これまたあっさり風味の美味しいご飯でしっかり満足。
最後にデザートとして杏仁豆腐、マンゴープリンを2つずつと、祐さんの御希望により残る1品バニラババロアも1つ注文、3種類をきっちり味わった私たち。
店の人には「女4人なのに」と呆れられていたかもしれないが、気にしない気にしない。
食事代は、誰もアルコールを注文しなかったこともあってか、飲み物も含めて1人3300円ほど。
たいへん幸せな夕食であった。

RさんNさん祐さんありがとうv

 


2006. 1. 6.

昨年12月のあたまに尿道結石が見つかって以来投薬が続いていた立待。
処方されていた薬がなくなるタイミングにあわせての尿検査を指示されていたので、4日まる1日ほとんどストーカーのように後を追い、なんとか少量採尿の上、電話連絡しておいてから病院が閉まる直前に駆け込み(本当に走った)検査をお願いした結果、一度薬をやめて様子見する許可が出た。
これでひとまず投薬は終わり。
生傷の増える日々ともとりあえずはさようならだ。
途中から、追い掛けて捕獲してからバスタオルでくるみ手足を捕定し、口を開けさせてカプセルに入れた薬をのどまでつっこんで飲ませていたため、最初の頃ほどの流血はなかったものの、それでも嫌がって口を閉じるので、ともすればキバでぱすっと穴が開く。
最近では察して逃げ回るようにもなっていたので、ひとまずの投薬終了はたいへんありがたい。
これで、なにごともなければ1ヶ月後に再検査、問題がなければこのまま薬はなしで、今の処方食を継続するか、もしくはもう少し味にバリエーションがあってドライとウェットのバリエーションもある『維持食』に切り替える許可が下りるか。
ただし、もしも膀胱炎再発の気配が少しでもあればすぐに検査で、下手をすれば投薬の日々に逆戻りする。
立待のためにも私のためにも、なんとか落ち着いてほしいものである。

……などという私の気はまるで知らず、立待お嬢様はテレビ鑑賞。

見ているのは6日放送の某ネイチャー系番組。どうも虫だの鳥だの、変わったところでは馬だのが気になるらしい。実は競馬中継も眺める立待なのである。

対して居待の最近のお気に入りは、洗面所の蛇口から水を飲むこと。

毎朝私が顔を洗いに洗面所に立つと、必ずやってきて「お水」とねだる。
ついつい「はいはいどうぞ」と居待が満足するまで眺めてしまうすっかり親バカな私である。

 


2006. 1. 5.

職場の新年会。
前の職場は新年会も社内で、社員の手になる美味な料理でやっていて、それはそれで美味しく楽しかったのだが、今の職場は外でやる。
忘年会は会費制だが、新年会は社費。
去年は中華料理だったが、今年はホテルの宴会場を借り、料理は同じホテルの日本料理屋の正月懐石料理であった。
先付けからはじまって刺身、椀もの、焼き物、煮物、ごはんものに水菓子まで、量もほどよく美味な料理に舌鼓。
途中から、恒例のビンゴゲームが始まったのだが、今年は私たちのテーブルが異常につく。
1テーブル8人の中に、最初にビンゴであがった人、特別賞のニンテンドーDSを引き当てた人、5000円の松坂屋の好きなお取り寄せを引き当てた人、さらにビンゴカードが全部開いた人に先着2名で贈られる会長賞金一封まで。
で、実はその『会長賞』を当てたのが私であったり。
ついでに、本来先着2名だった『会長賞』、私の次に上がったのが女性2名だったため、太っ腹にも会長が「じゃあもうひとつ出すよ!」と宣った、そのうち1名が私の隣にいた同僚(笑)。
具体的な金額は伏せるが、たいへん財布のあたたかな仕事始めになってしまった。

ちなみにその『金一封』で、同じテーブルにいた女性4人で、6日、リッチにフレンチのランチを食しましたv

 


2006. 1. 1. 迎春

大晦日から元日にかけて、翠條さん、祐さんと恒例の年越し。
ただし今回のお二方の主な目的は(笑)。
翠條さんは立待居待に会うのは初めてだが、9月に一度いらしている祐さんは『膝だっこ』の野望(笑)を胸に抱いての今回の御来訪である。
普段私以外の人と会わない生活をしている猫たちなので、最初はさすがに人見知り。特に居待は全力で逃げる逃げる(苦笑)。
が、それも最初の1時間ほどのこと。立待がすぐに馴染んでお二方に近付いたのを見て、居待も段々近付いて来る。
そのうちにすっかり馴染んで、足下で寝転がり翠條さんや祐さんの足にじゃれつくようになった。
見るものがないので紅白を見つつ、寿司や出汁巻き玉子などの夕食の後、祐さんが持って来てくれた本を読んだりZERO-SUMをお見せしたり、自分が読んで大笑いした『あらしのよるに 特別編 しろいやみのはてで』を読んでいただいたり。
年越し蕎麦を食べ、恒例の翠條さんリクエストによるジャニーズカウントダウンを見て、なんだかんだで結局寝たのは既に明け方も近い午前3時半だった。
元日は10時頃にもそもそと起きだして雑煮で朝食。ついでにこちらでは珍しいらしい青海苔&砂糖入りの餅やふかした芋を練りこんだ餅を焼いて召し上がっていただく。
この頃にはすっかり慣れて馴染んだ立待が、祐さんの念願の『膝だっこ』を!
証拠写真がこれ。

 

そして相変わらず仲良しな

こんな姿もお目にかけることが出来た。
めでたしめでたしv

 

旧年中は御愛顧を賜りありがとうございました。
こんなとろとろまったりなサイトではありますが、2006年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 


 

 

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