2005年12月の私淑言

 


2005. 12. 25.

ディープインパクト、無敗の四冠ならず。
まあ、いままで『最強』と言われた馬たちが何頭もいたにもかかわらず、そのどれもが達成出来ていないのだから、いかに『勝ち続けること』が難しいかが判ろうというものだ。
小さな体であの走りを見せるディープインパクト。まだ3才なのだから、これからの走りを、もっと。
そしてどうか、どうか長寿であるように。

他方でフィギュアスケートのトリノ五輪出場者が決定。
女子は村主、荒川、安藤。
浅田真央ちゃんが出られないのはもったいないが、規定なのだからしかたがない。
ここで例外を認めたらこれから先の際限がなくなる。
他のシニア大会は出られるのに、と言う人もいるけれど、グランプリシリーズにはグランプリシリーズの規定があって、それは決してオリンピックのための出場規定では、ないので。
彼女にはこれから4年、次のバンクーバーまで、さらなる進化を遂げてもらいたい。

 

立待は、今日尿検査をしてもらったところ、結石も消えて雑菌もなくなっているようだけれど、まだ気は抜けないとのことで、投薬を継続中。
基本は粉薬をカプセルに詰めて、無理矢理口に押し込む。
それでだめなら薬を少量のはちみつやマーガリンで練って上顎に塗り付ける。
というわけでカプセルがこれ。

 おかげさまで生傷の増える毎日である。

でも、猫たちは変わらず元気。
昼間は陽のあたる猫ベッドで寝ている。

 こんな風に。

生後8ヶ月を過ぎた居待。大きくなったものである。

 


2005. 12. 23. 寒冬

11月はやけに暖かくてうっかり「暖冬?」などと思った上に気象庁も「この冬は暖冬でしょう」などと宣っていた予想に反し、12月に入った途端、大寒波襲来である。
雪国で積雪量の記録を更新したのを手始めに、名古屋、果ては高知や鹿児島でまで積雪の記録を作っている。
「○年以来の積雪量」というその『○年』が、60年だったり80年だったりするのだから大変だ。
雪の影響で新潟や近畿で停電まで発生する始末。
とうとう気象庁が先の予想をひっくり返し、20年ぶりの寒い冬になる、との予想を改めて発表した。
「言われなくても」という感じだが、この寒さも、異常気象の表れだろうか。

 


2005. 12. 16. 『ブルーテントクリスマス』

退社後、祐さんと一緒に劇団6番シードの『ブルーテントクリスマス』を池袋の東京芸術劇場で観劇。
別段示し合わせたわけではなく、チケットはまったく別個に予約したにもかかわらず、劇場に着いてみると席が隣だったのには笑ってしまった。

脚本は、念願叶って自分達の店の開業にやっとこぎつけそうになっているパワフルなホステスふたりを主役に、ホームレス問題などをからめて贈る、6C流のクリスマスストーリー。
笑えて、ほろっと泣けて、そして考える、よい芝居だった。

とか言いながら、一番よかったのは『不具合が発生していた照明装置がなんとか終演までもったこと』だったりするのだが(^^;)。
時々ふぅっと照明が暗くなったりしたので、いつ消えるかとハラハラしていたのだ。
いや本当にもってよかった!

 


2005. 12. 15. その2 訃報

つい先日女優の原ひさ子さんが亡くなって驚いたばかりだが、今度は元オリックス監督の仰木彬氏の訃報が飛び込んだ。
イチローはじめ多くの名選手を育て上げた名将。
9月にオリックス・バッファローズの監督を体調不安を理由に勇退なさっていたが、まさかこんなにも早く訃報を聞こうとは……。

故人の御冥福を心よりお祈りするばかりだ。

 


2005. 12. 15. その1 結石。

気がつけば10日以上書いていなかった私淑言。
書けば暗い話題ばかりに気持ちが行くので自分のために猫たちを。

 

猫sがいるのはキッチン横のカウンター。ここも定番の居場所のひとつ。

 

猫sは今日も元気です、と、言いたいところなの、だが。
先月軽度の膀胱炎の診断を受けて3週間の投薬を続けた立待だが、14日になってまたトイレの回数が増え、1回の排尿量が減った。
今朝はさらにその量が減ったため、再び慌ててひっつかみキャリーに入れて動物病院へ。
その場では採尿できなかったので、先生の判断により1日病院に預けて採尿・検査をしてもらうことになった。
で、退社後迎えにいったのだが、どうやら立待、採尿時に激しく怒って暴れたらしい(^^;)。前回、私も立ち会って採尿してもらった時はそこまでではなかったのだが、よっぽど嫌だったのだろう。
検査の結果は、尿路結石。潜血まで出たそうで、当然のように再びの投薬決定。
キャットフードには気を使って、尿路疾患予防にも配慮されたナチュラルフードを食べさせていたのだが、どうやら立待は、体質的に大変結石が出来易いのであるらしい。
結果下された決定は、『今後、ごはんは処方食のみ、おやつも一切なし』。
で、勧められたのがこれ。

 ウォルサムのPHコントロール(まずはスターターから)。

おやつなしなのは可哀想だけれど。でもって投薬は大変だし処方食は高いけど(^^;)。
立待の健康には変えられないので、これも飼い主の責任、そして義務。
ちなみに居待も立待と同じものを食べたがる傾向があるので、自動的に居待もこれからは多分これ(笑)。

 


2005. 12. 14.

耐震強度偽装問題証人喚問。
広島で女児を殺害した犯人はあいまいな供述を繰り返す。
栃木の女児殺害事件の犯人はまだ捕まらない。
長野の男児の行方もいまだ知れず。

命をないがしろにするのも大概にしないか。

 


2005. 12. 3.

広島と栃木-茨城の女児殺害といい、マンション・ホテル等の耐震強度偽装といい、言いたい事は山ほどあってもあまりに怒り心頭で書くと自分が殺伐としてくるので、逆になごみに冬の風呂猫。

秋口にはバスタブの縁に置いたすのこに乗ってもまだ腰が引けていた居待だが、今ではすっかりくつろぐようになった。

 ふたり並んで熟睡中。

 さらにくつろぐ仰向け居待。ぼやけているのは湯気のせい。

 体勢を変えてまだ熟睡。

バスタブを洗う段になっても寝ていたので、起こすのがしのびなくてこの後このまますのこごと風呂の外へ運搬した猫バカはもちろん私(笑)。

 


2005. 12. 2.

先月22日に広島で女の子が殺害され、30日に容疑者が逮捕されたばかりだが、今度は1日から行方不明になっていた栃木の女の子が茨城で遺体で発見された。

先月17日に発覚したマンションやホテルの耐震強度偽装問題は、当初のマンション20棟、ホテル1棟から次々その数を増して、12月1日現在で47棟にも及び、そしておそらく、まだ増える。

いずれも軽んじられているのは、命。

 


 

 

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