|
2005. 7. 28.
仕事帰りの電車の中で思わぬトラップに出くわした。
退社して乗り込んだ通勤電車。
読書タイム突入、と、持参した本のページを開いて文字を追い……ふと気が付くと前方からみょーーーな音が。
ジーーーーーーーーーージョリジョリジョリ
…………『ジョリジョリ』?
何事か、と、音のする方に目を向けたら、前方のドアのすぐ前で、おっさんがシェーバーで髭を剃っていた。
さらに。
我が目を疑いながら必死で笑いを堪え本に目を戻して数分、突然鳴り響いた携帯の着メロ。
ものすごく聞き覚えのあるその曲は──
YMOの『ライディーン』
一体誰の携帯なのかと思ったら、これがまたさっきの髭剃りオジサンで。
またまた笑いを必死で堪えて本を読んでいたら、話し終わった件のおっさん、携帯を仕舞い込んでおもむろに
ジーーーーーーーーーージョリジョリジョリ
続けるのか!(^^;)
幸いなことに乗り換え駅で別れることが出来たのだが、それまでの約10分は理性の戦い腹筋の鍛練ひたすら耐えた時間であった。
……仕込むなよ、こんなトラップ頼むから…………(^^;;;)
|
2005. 7. 24. そして週刊『ウチの猫』
なんだか既にこれが毎週の楽しみになっている方も、嬉しい事においでのようなので、今週も週刊『ウチの猫』を。

仲良し。毛繕いの途中。

居待、つぶれ気味。さすがに重かったらしく(3倍以上だからなあ、体重…)居待はこの後すぐ逃げた(笑)。

仲良し・2。立待も居待も熟睡中。
今週も2匹は元気です。
|
2005. 7. 23.
16時35分、少し大きな地震が発生。
震源は千葉県北西部、最大震度は東京・足立の震度5強。
東京で震度5を記録したのは1993年2月2日未明以来13年ぶりである。
ウチのあたりは震度5弱と4の中間ぐらいだったのだろうが、別段ものが落ちる等の被害が出るわけでもなく、他の地域でもさして大きな被害が出るでもなく、で、ほっと一安心。
立待と居待も、最初は怯えたものの、撫でてなだめるとすぐ落ち着いて、直後に起きた余震にはびくともせずに毛繕いをしていた……って、野生はどこへ、キミタチ…………。
|
2005. 7. 21.
本日午前、ひまわり5号が運用を終えた。
1995年に打ち上げられてから、5年の耐用期間を過ぎて働くこと約8年。
今年2月に打ち上げられたひまわり6号がこの6月末に運用を開始するまで、地球の画像を地上に送り続けてくれた。
お疲れさま、そしてありがとう、ひまわり5号。
平和な話題で和もうと思っていたら、またロンドンで同時多発テロが発生。
今回は被害は小さいようだが、わずか2週間で2度目の襲撃を受けたロンドン市民の恐怖ははかり知れない。
決して他人事とは思えないだけに、心配な事件である。
|
2005. 7. 18.
近畿、中国、東海と足並みを揃えて、関東甲信も今日梅雨明けしたようだ。
軒並み真夏日で今年一番の暑さを記録した。
これからが夏本番。
去年のような酷暑にならなければよいのだが。
|
2005. 7. 17. 週刊『ウチの猫』
突然の発熱でみなさまにもご心配いただいたらしいウチの猫だが、ありがたいことにすっかり元気になっている。
というわけで、一部に待っていてくださる方もいるらしい、週刊『ウチの猫』を、早速。
線対称。なにも同じ格好同じタイミングで毛繕いしなくても(笑)。
同じく線対称。つか、長っ!(^^;)
ウナギ猫。熟睡中。両後ろ足は体の下。
踊り猫。これで爆睡中。……器用な。
運良く手元にデジカメがあったから撮れた写真たち。
|
2005. 7. 16. 本日の居待・その2。
さらに一夜。
午前でも午後でも良いので再度来院を、と言われている居待。
さてどんな様子かと見に行けば、既にスタンバイオッケーで待ち構えている。
足取りもしっかりと、毎朝食べさせている猫缶を用意する私を待ちかねて、立待は足下に、居待はカーテンを…………登るなっ!!(^^;)
いつも餌入れを置く『食事場所』へ皿を持って行く間も、立待と居待が入れ代わり立ち代わり私の足下にまとわりつく。
この時点でほぼ全快を確信。
薄曇りであまり気温も高くなさそうだったので、午前のうちに病院へ連れて行くことにした。
診察の結果、体温は39.2度で、病院へ来ると緊張して体温が上がることを考慮に入れるとほぼ平熱(猫の平熱は38度台)。
このまま処方された分の薬を飲ませきって、問題ないなら今回の風邪はそれで『全快』である。
ちなみに病院から帰宅後、食欲もほぼ元に戻り、トイレもちゃんと自力で行くようになった。
挙げ句まだ完全復活ではもうひとつないにもかかわらず立待と追いかけっこを始める始末。
本当ならこの2日間心配&我慢をさせた立待を遊んでやりたいところだが、それをやったら絶対に居待が本気で遊びに混じって来るのが判り切っているので、立待には悪いがもう1日だけ我慢だ。
ちなみに今回かかった費用は、
初日:血液代用剤点滴+抗生剤注射+抗ウィルス剤注射+薬(抗生剤と整腸剤)6日分+診察料=7200円
2日目:抗ウィルス剤注射+血液検査費用+診察料=6700円
3日目:抗ウィルス剤注射+診察料=2500円
これから猫を飼いたいと思っている方のために。参考までに。
抗生剤や抗ウィルス剤は感染初期の方が効果が大きい。
風邪は引きはじめが肝心、とか、早期発見が大事、という、人間の病気の鉄則と同じである。
頑張ろう、自分。
|
2005. 7. 15. 本日の居待。
昨日いきなり熱を出した居待。
一夜明けた今朝は、少しだけ昨夜より動きがしっかりしている。
14日夜は目の前まで餌を運んでやらないと食べなかったのが、今朝は餌を用意する私の足下までゆっくりとだが歩いて来た。
触ってみると熱も昨日に比べれば幾分低いようだったので、餌をやり、薬を飲ませて、出社。
帰宅してみたら、朝よりもっと動きがしっかりしてきていたので、安心して、抗生剤を打ってもらうため動物病院へ。ついでに念のため血液検査もしてもらうことにした。
血液検査の結果は良好。なので、やはり風邪のようである。
病院から帰って餌を食べさせ薬を飲ませて、安静に、と、思ったら。
食欲はまだあまりないらしく1度に食べる量は普段より少なめながら、動き的には復活度6割。
飛んだり跳ねたりダッシュしたりこそしないものの、うっかり「立待がつまらなそうだから」などとおもちゃを出そうものなら己の体調不良も忘れて飛びついてきそうな雰囲気なので、今夜も立待には我慢してもらうことに。
とりあえず大丈夫そうなので、明日最後の注射をしてもらったら、後は6日分処方されている薬をきちんと飲ませて完全復活を待つばかり、のはず。
|
2005. 7. 14. 風邪?
昨日からちょっと食事量が減っていた居待、今朝はいつもならすっとんできて出した分速攻完食する猫缶も半分しか食べず、すぐ丸くなって、体温も高め、呼吸もいつもより速かったので、夜帰宅して焦るよりは、と、午前休をとって病院へ。
結果、40度の発熱に、体重もちょっと減。点滴と抗生剤注射をしてもらい、薬ももらってきた。
昼間私が家にいても出来ることは特にないとのことなので、立待がなめたり寄り添って寝たりしていることもあって、あとは立待にまかせて午後から出社。
帰宅してからも見る限りでは相変わらずで、ソファに上がってくったりと眠っている。
ただ、食欲はまったくないわけではないようで、猫缶や、お湯でふやかしたドライフードを少し鼻先に置いてやるとそれは食べる。が、自力でいつも餌や水を置いてある場所まで歩く気力はないらしい。
少々食べなくてもすぐどうこうなるわけではないが、水分は摂らせないと脱水症状が怖いので、食べさせるのは猫缶かお湯でふやかしたドライフード、もしくは猫缶に砕いたドライフードを混ぜたもの。
本当に少量ずつしか食べないが、絶食ではない分ましだろう。
トイレに行くのも同様に億劫そうだが、朝の点滴や帰宅後食べさせたものから摂ったのだろう水分は、トイレに運んで置いてやれば出したから、多少なりとも回復するまでは時々連れて行かないと、かも。
ここのところの気温差にやられたか、それとも日曜日に予防接種にいったときになにか拾ったか?
今日明日様子を見て、食欲がなく元気もないままなら明日の夜、多少でも戻るようなら明後日、再診である。
救いは立待が無事なこと。食欲も行動もいつもどおりどころか居待が残した猫缶までぺろっとたいらげ、私が冷蔵庫開けたら「おやつ?」といいたげに覗き込んでくるぐらいだからこちらはまったく問題無し。
これが立待なら気温で食事量を調節する子だし大人猫なので1日様子見もするが、なにしろ3ヶ月の居待なので早めに手を打ってみた次第。
頑張れよ、居待。
|
2005. 7. 10. …………おや?
居待が我が家にやってきてもうすぐ1ヶ月になるが、元の飼い主さまのところで受けた1回目の予防接種から1ヶ月が過ぎるので、2度目のワクチンを接種してもらうべく、動物病院に行って来た。
健康状態をチェックしてもらって、注射をしてもらって、体重も測ってもらってオールオッケー。体重は、1度目のワクチン接種時の記録では0.7kgとなっていたのが1.2kgになっていた。
で、どうもびみょーに浮かび上がる疑問があったので、ついでに先生に伺ってみたのだ。
何をって? 居待の性別である。
元の飼い主さま曰く多分メス、とのことで、疑いもなく「じゃあメスなんだろう」と思っていたのだが、やんちゃで元気なのは性格としても立待の背中に覆い被さったり、トイレの砂を足したり変えたりした後は必ずわずかでもおしっこをしたり、おしりもなんとなーく立待とは違うように見えたり、だったので、もしやと思っていたのだが、獣医さんに見ていただいたところ、
「オス、だと思うんですけど」
とのこと(笑)。
そう言われれば諸々の行動にも納得がゆくような(笑)。
いずれにせよもう少し大きくなったら私でも判るぐらい差が出るそうなので、確定したらご報告しようとおもう。
というわけで、昨日今日の立待と居待。

居待のカーテンのぼり。そろそろ止めて欲しいところ。

眠る居待をアップで。この子ははっきり「睫毛」と判る睫毛を持っているのだが、お判りいただけるだろうか?

同じく立待。この子も睫毛はあるのだが、色が淡い茶なので良く見ないと判らない。

2匹並んで昼寝中。外は30度手前まで気温が上がっていたはずだが、それでもこの子達は暑くはないらしく、わざわざ日向で並んで寝ているのがかなり不思議ではある。
どうでもいいけどその寝方はどうなんだ立待……。
|
2005. 7.
9. スターウォーズ エピソード3 『シスの復讐』
時期が遅くなるほど都合が悪くなるという友人に合わせて、学生時代の友人と4人、六本木ヒルズ内のシネコンに席を予約してもらって、なんと公開初日にスターウォーズ エピソード3 『シスの復讐』を見て来た。
何故4人かといえば、もちろん見終わってから食事をしながら思う存分ツッコミ入れまくるためである。
感想はあとで思いきり書くとして、久々に逢う友人達とのツッコミ三昧も楽しければ食事も美味、学生時代の友人の驚きの近況を聞くのも楽しく、気がつけば夜もすっかり更けて、22時30分ほどになっていた。
楽しい1日をありがとう友人s!
感想はとりあえずヨーダはやっぱりカッコよかった(杖はいらないと思うけど。)でやめとくのがいいんじゃないかと思うのだが、そうもいかないので。
以下、『シスの復讐』の感想&ツッコミ(主にこちら)。
一応文字色は淡くするが、遠慮会釈なくツッコミを入れまくりネタばれもしまくるので、お嫌な方はどうぞ飛ばしていただきたい。
いきます。
例によってながい予告の後、いよいよ始まるSW。
が、始まってみたら、スクリーンに表れる『あらすじ』で、いきなり元老院議長が誘拐されている設定で、のっけから戦闘シーンである。
誘拐された議長の救出に、一軍を率いてアナキンとオビ=ワンが向かうのだが、議長のもとへ辿り着いた途端、追い詰めたドゥークー卿を議長命令によりアナキンが殺害。思わず「え。いいの!?」と声に出しかけたことは友人にはバレていることだろう。
で、戻って来たアナキンを、柱の影からパドメがそっと垣間見ているのだが、近付いて話しかけるアナキンに「知られるといけないわ」と一度は拒むパドメ。でもそれ、多分気付かれてないと思ってるのってアナタガタだけですから。
ここでパドメの妊娠が明らかになるのだが、上院議員のパドメが表向き誰の子とも判らない子供を宿しているのに、それについてどこからもツッコミが入らないのがものすごく不思議。
ついでに夜も同じ部屋で過ごしているふたりなのだからバレるもなにも、という感じなのだが。
でもって、その『ふたりで過ごした夜』に、アナキンはパドメが産褥で死ぬ夢を見る。これがダース=ベイダーへの引き金になるのだが、いくら母親の前例があるからってまっすぐ暗黒面に魅入られてゆくのはどうなのアナキン。この時代の技術力なら産褥ぐらい余裕で乗り切れそうな気がするんだけど?
これだけ自分の力を過信した上にさらなる力を求めて不安定なアナキン。自転車に乗ったぐらいで「大型バイクも乗れるもん!」と言い出すお子さまのようなものである。いくら将来名ライダーになる素質があったとしても無茶な話だ。亀の甲より年の功なジェダイ=マスターがそうそう信用してやるわけがない。
が、そこはアナキン。年長者の心配をよそに、「何故。」というほどほいほいとダース=シディアスの口車に乗せられて行く。いいのかそんな簡単で。
とばっちりを思いきり食らうのはもちろんジェダイ。濡れ衣着せられるわ『そしてほとんどいなくなった』状態にまでされるわ(どうでもいいけど弱すぎですジェダイ)見習いのパダワンまで皆殺しにされるわ散々だ。
同時に元老院ではほぼ満場一致で共和国が廃されてパルパティーンを皇帝に戴く銀河帝国が誕生するのだが、フツーに考えて、あれだけの人間が満場一致ってほとんどあり得ないんじゃなかろうか。一体どれだけ根回ししたんだパルパティーン。
そのすぐ後で、元老院に召集がかけられたのに乗じ、ヨーダがコルサントに戻り、パルパティーンと戦うのだが、やっぱりライトセイバーを構えた瞬間に人が変わったように動きが素早くなるヨーダ。最終的に倒せずに逃げられるのだが、戦いが終わると杖を持ってよろよろ歩きのじーちゃんに。不自然ですヨーダ。
この時点でアナキンはもう暗黒面に落ちきっているので、パルパティーンの命令に嬉々として従い溶岩溢れる星ムスタファーでまたまた大量虐殺を行っている。
そこへ、オビ=ワンにアナキンの現状を知らされたパドメが身重ながら飛んで来るのだが、その宇宙船にオビ=ワンがこっそり乗り込んで来ていたためにアナキンが激怒。『救いたいから』暗黒面に落ちたはずのパドメを、何をとちくるったか殺そうとするのである。本末転倒もいいところだ。
更に怒り狂ったアナキンは、気を失った妻そっちのけでオビ=ワンと戦いはじめる。だから下は溶岩だってば。
「よく燃えないよ」と思うような溶岩至近での戦いの末、結局アナキンはオビ=ワンに破れ、腕につづいて片足もなくすのだが、追い討ちをかけるように溶岩からアナキンの体に火が移る。これで全身大火傷を負い、『あの』禿頭になるのだが、例の黒い仮面をかぶる時、まだその火傷はまったく癒えてないのだ。いいのかかぶせて。ひょっとしてだから禿げたんじゃないのか。
シスサイドで漆黒のダース=ベイダーが誕生している頃、パドメはアンドロイドに「生きる気力がないのです(←アンタに言われたかないだろう)」と言われながらも自力でルークとレイアを産み落とし、その名を遺言のように囁いて、眠るように生を終える。
アナキンの血を引くパドメの遺児を、そうと悟られないように隠して育てようと画策するジェダイの生き残り達。結局レイアはオルデラーン、ルークはタトゥイーンで育てる決定がなされるの、だが。
オルデラーンはレイアの養父の星、タトゥイーンはアナキンの縁者が住む星。帝国がその気になって探せば真っ先にやってきそうな土地じゃないか、なんてのは、言っちゃいけないことだろうか。
ついでに、ラストでダース=ベイダーが見ている先には外郭の出来上がったデススター。……待て。
デススターである。エピソード4で完成間近だったあのデススターである。乳飲み子のルークがあそこまで育つのに十数年。友人が称して言った。「銀河のサグラダ=ファミリア」。もっともだ。
さらに突っ込みを入れてゆけば、オビ=ワン、ほんの十数年で老け過ぎ。どう見ても30代後半〜40代だったのがわずか十数年ですっかり爺様はどうなんだ。
そしてもっと疑問が湧くのがレイア姫。エピソード4〜6では反帝国の旗頭なのだが、エピソード1〜3を見る限り、血筋にも母の立場にもそうである正当性が見つけられない。確かにパドメはナブーの女王だったがそれも平和裡に譲位している。皇帝が元老院議院の彼女の地位を奪ったわけでもない。パドメの死はアナキンに責任を帰すべきものであって、極論すればそれは帝国にもシスにも関係ない。どういう名目でああなったのか知りたいものである。
ここまで散々突っ込みを入れて来たが、このエピソード3を見て真っ先に何を思ったかといえばこれだ。
あんなダース=ベイダー、嫌。
暗黒面に落ちたのも完全な逆恨みである。アナキンがあんな行動を取らなければ絶対にパドメは死んでない。
エピソード4〜6では冷徹な悪の印象だったのだが、このエピソード3を見た後では、彼を見る目が変わって来そうだ。
これで終わりというには「見た!」というカタルシスのないエピソード3。
それでも足掛け28年、こんな色々な意味で凄い映画はもう生まれないのだろう。
|
2005. 7. 7.
昨日2012年のオリンピック開催が決定し、歓喜の中サミットの開幕を迎えていたロンドンで、現地時間の7日午前、日本時間では同日午後、同時多発テロが発生した。
サミットの開幕に合わせてだろう、まだ誰がどういう目的で行ったものか判らないが、23時を過ぎて、死傷者は1000人を超えるという。
哀悼を被害に遭われた方々に、そして怒りを犯人に。
|
2005. 7. 3. その2。
先月の12日に我が家にやってきた居待。
3週間が経過して、すっかり立待とも馴染んだようだ。
なにしろ人間の年齢に換算すれば居待はまだ幼稚園児、立待は高校生。『遊び』が全力で容赦のない居待に辟易する風情で立待が逃げたり、反撃したり教育的指導を入れたりもしているが、毛繕いもするようになった。
仲良し、と言ってもいいのでは、と、思えるような写真をいくつか。



こうして見ると3週間で居待の体もずいぶん大きくなったものである。
|
2005. 7. 3. その1。
サントリーホールにて、『スタニスラフ=ブーニンvsバリー=ダグラス with ドイツ室内管弦楽団』を聴いてきた。
ショパンコンクール優勝の経歴を持つブーニン氏と、チャイコフスキーコンクール優勝者のダグラス氏。このお二方に、リスタ=サーヴィチ氏率いるどいつ室内管弦楽団が加わって、オール モーツァルトのプログラムを演奏してくれるという豪勢なコンサートである。
曲目はディヴェルティメント ニ短調 K.136(ドイツ室内管弦楽団のみで演奏)、ピアノ協奏曲第25番 ハ長調 K.503(ピアノソリストはダグラス氏)、ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488(ピアノソリストはブーニン氏)ときて、最後にブーニン氏とダグラス氏が同じ舞台に上がっての2台のピアノのための協奏曲 変ホ長調 K.365(アンコールもこの曲から抜粋)。
サントリーホールなので私が取ったチケットはもちろんP席。舞台の真裏から見下ろす形で演奏者の手元や指揮者の動きが見られるので、お気に入りの席なのである。今回もばっちりブーニン氏の手元が見える位置がゲット出来たので、席に着いて舞台構成を見た瞬間そっと喜んだ私である。
で、演奏。
クオリティはもちろんのことだが、指揮者のサーヴィチ氏のしぐさや表情がとても豊かで見ていて楽しい。
さらに、今回はピアニスト2人の競演なので、それぞれの音の違いが楽しめた。
ピアノ協奏曲第25番と第23番では、使うピアノは同じなのに。どちらもモーツァルトの曲で、もちろん指揮者も同じなら管弦楽団も同じなのに、それでも、同じピアノを使っているとは思えないほど音色が違う。
曲調の違いもあるのだろうが、ダグラス氏は軽快、ブーニン氏は甘く優しい。もちろんあくまでも個人的な感想だけれど。
お二方が競演するラストの2台のピアノのための協奏曲は圧巻だった。ピアニスト2人も管弦楽団もそれぞれに個性があるのに、さすが一流、心地よい『競演』に浸らせていただいた。
アンコールを演奏するつもりで出て来たはずが、うっかり挨拶をしたブーニン氏が控え室に引き上げそうになったりするハプニングもあって、楽しく幸せな夜だった。
|
2005. 7. 1. 『カリフォルニアドリーミン』
退社後、翠條さんと、81プロデュース企画部公演 Vol.
1『カリフォルニアドリーミン』をシアターVアカサカにて観劇。
恩師の葬儀の後、中学の頃仲の良かった面々が、遺言に従って伊豆へ散骨に向かう、という設定で、中学の頃を思い出して歌を歌い、『今』を語り、懐かしみ考え込み言い争ってしんみりして、それでもめげない55才のものがたりである。
ミュージカルでもただの芝居でもなく全編ほぼ歌いっぱなしの言ってみれば音楽劇。
替え歌もたっぷりで大笑いだ。
時々衣装や振り付けが痛々しい気もしないでもなかったけれど、楽しい1時間45分だった。
|