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2004. 6. 28.
当初6月30日だった予定を早めて、今日、28日に、イラクの主権が暫定占領当局からアラウィ氏率いるイラク暫定政府に委譲された。
アラウィ氏の指導力強化と治安の回復を狙って、とのことだけれど。
ここまで混乱したものが、そう狙い通りにいくものかどうか。
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2004. 6. 24. そして胃カメラ。
飲んで来ました胃カメラ。
予約の時間に病院に行き、内科受付から内視鏡室へ。
そこで、血圧を測って胃の中の泡を消すための薬を飲んで、次が問題の『口の奥の方に5分ためる薬』である。
飲み込むのじゃないかと心配したが、件の薬は中さじ1杯ぐらいのゼリー状で、待ち時間も4分で、ついでに背もたれをぐっと倒した椅子に座ってほぼ仰向けの体勢で待つため、実際はそう辛くなかったのが幸いだった。
4分待って薬を吐き出し、口をすすいだら、今度は胃の動きを押さえる薬を右上腕に注射。
ここまでの準備をしてから、いよいよ胃カメラ本番である。
挿入しやすくするためにマウスピースを噛み、横向きにベッドに寝て、あとは全て医師まかせだ。
最初、先端のカメラ部分が喉を通過する時が辛くて気持ち悪くて本気で吐きそうになったけれど、そこを通り抜けたら大分楽。
モニタ自体は見えないが、
「目を閉じたらどうしても力が入ってしまいますので遠くを見る感じで開けておいてください」
と言われていたのをいいことに、医師の背後の棚のガラス戸に映るモニタの画像を眺めていた。
飲んでしまえばそう辛くなかった胃カメラ。何が不気味面白かったと言って、カメラの動きが判るあたりだ。
ちょっと奥の方までつっこんだ、とか、中でカメラの向きを変えたとか、邪魔な胃液を吸い取ったとかちょっと上に引いたとか、内視鏡観察が終わって胃カメラを引き抜くその動きまで、かなりリアルに判るのである。非常に不思議な感覚だった。
で、結果。
胃の内部写真4枚を解説つきで見せてもらったが、現在の荒れも過去の荒れた痕跡も見受けられない、つやつやとなめらなでひっじょーに綺麗なピンクの胃だった。
つまりアレだ。治ったワケだ。先週のあの胃痛の原因だっただろう軽度の胃荒れは、1週間で。
と、いうわけで。
ホントにネタのためだけに胃カメラ飲んだことに、結果的になりました(大笑)。
いやだって私の場合医師から胃カメラお勧めされることなんて滅多にないし。
『何事も経験で、オールオッケー!』
と思う私はやっぱり物好きなんだろうか(苦笑)。
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2004. 6. 18. ちゃれんじ。
胃カメラを飲んでみることになった。
3日程前から胃が重く痛んで時々硬いもので内側から押されるように痛むので、本当は来週まで様子を見ようかとも思ったのだが週の前半に仕事の予定が詰まって診察を受けるのは無理そうだったこともあり、近所の総合病院に行ってみたのだ。
勝手に便秘かと思っていたが、診察を受けてみたらどうやら違っていたらしく、胃が荒れているようだ、とのこと。
「見てみるのが一番速くて確実だから飲んでみますか」
と医師が言うので、「はあ」と、ほぼ即答したのだ。
答えるまでの一瞬に、今なんともなくても履歴(以前胃が荒れていたとか穴があったが塞がったとか)が判るらしいし、とか、親父殿のこともあるし(胃ガンだった)、とかせっかくのチャンスだしとか何事も経験とかこれもある意味ネタとか、考えたことなんてバレる人にはバレバレなのだろうから、ついでに白状しておこう。
で、検査の日と空き時間と自分の仕事を鑑みて予約を入れてもらい、前日や当日の制限や準備を書いた紙をもらって詳しい解説をしてもらったのだが。
『前日:20時以降は絶食。(その他の制限はなし)』
『当日:食事・薬・水も飲まないで下さい。入れ歯のある方は外していただきます。胃の中を見やすくするためにガスコンドロップという薬をゴックンと飲みます。キシロカインビスカスというどろどろした液をのどの奥に5分ほどためておき吐き出します。これはのどの奥の麻酔になりま
5分!? 秒じゃなく!?
瞬時に思う。
『無理!!』
ただの水だって5分ものどの奥にためておけと言われたら途中でうっかりゴックンと飲みそうだ。
他にも胃の動きを押さえる注射を肩に打つとか
『…………へぇ……。』
と思う事が少々。
実際のところどうなのか、処方された薬を飲みながら当日を待つばかりである。
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2004. 6. 13.
プロ野球の、近鉄とオリックスが、合併しようとしているそうだ。
近鉄は、今年1月にも球団名売却・変更の話が出て、周囲からの大反対で取り止めになった経緯もある。
その記憶も新しいうちに。どちらのチームの選手も監督も何も知らないでいるうちに。
何より、今、選手達はペナントレースを闘っていて、ファンは応援しているのに。
近鉄ファンでもオリックスファンでもないけれど、いくら経営不振で赤字がふくらんでいるとはいっても、これはちょっと酷いのではないだろうか。
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2004. 6. 12. ふたたび、「のぞみでGO!」
Kyさま、Krさま、Mさま、Hさまとお会いするため、4月に続いてのぞみに飛び乗りふたたび名古屋へGO!
同じ関東にいる方々とは都合がつけば食事だ遊びだと会って話も出来るのだけれど、遠方の方とはそうはいかないし、イベントの時だとどうしてもゆっくり話す時間が足りない、というわけで、ただ本当に顔を合わせて話すためだけに5人が集まるプチオフ会だ。
本当は、待ち合わせは11時半だったのだけれど、朝11時までならコーヒーを頼めば自動的にトーストとゆで卵のついた『モーニングセット』になって出て来ると噂の、『名古屋のモーニングタイムのコーヒー』を1度体験したかった私のわがままで、10時前に名古屋に着いて、Kyさまにおつきあいいただき、名駅地下の喫茶店へ。
そこは残念ながら「コーヒー」の注文でモーニングセットの出て来る店ではなかったのだけれど、それでも、399円でコーヒー1杯と、パンとゆでたまごのバイキングが食べられる。パンはもちろんおかわり自由。種類もサンドイッチを含めて5〜6種類あって、不思議空間名古屋を軽く堪能させていただいた。
11時にMさま、11時半にKrさま、Hさまと落ち合って、昼食タイム。適当に店を選んできしめん屋に入り、5人そろってざるきし(ざるそばのきしめんバージョン)を注文。ここで、つゆと一緒に出て来たとろろの扱いに、Mさま、krさまと私が悩む。結局つゆに入れて食べたのだけれど、もしこれが間違っていたら、地元民のkyさまHさまのせいである。
とりあえず会って話したいがために集まった、実は「どうする」と全く決めてなかった私達。
昼食を食べた後、どこへ行こうか困ってしまい、向かった先は地下のスタバ(笑)。
ここでも好きに話題を飛ばし『同志』な会話を繰り広げ1時間ほど喋っていたのだが、Hさまがカラオケ未体験なことが発覚した瞬間、残り4人の意見が目線だけで通じ合った。
ザッ! と効果音が入りそうな勢いで立ち上がり、嬉しそうーに声を揃えて
「じゃあ行こうかカラオケ!」
本当にカラオケ屋に行って歌ってやっぱり喋ること1時間。Hさまのカラオケお初は我々4人がいただいた。
そうこうするうちにMさまのお帰りになる時間が迫り、同じくKrさま、Hさまともお別れの時間になったため、それぞれを駅の改札までお見送りして、残ったのは何故か一番近い人と一番遠い人間。
もうお茶は飲み飽きていたので、4月に存在を知った高島屋の休憩スペースに場所を移し、そこで1時間半。
それから、夕食に、面白がった私のために名古屋名物あんかけスパゲティ−の『Ciao』というお店に連れていっていただいた。
これがまた珍しい代物で。五目あんかけ焼そばのようかと思えばまた違って。
やきそばだと、麺の上にとろみをつけた具材入りのあんがかかっているものだが、ここのあんかけスパは、ケチャップで味を付けて炒める昔の『スパゲティ−』のような太麺の下にトマトベースのソースが敷いてあり、麺の上に炒めた野菜だとかが乗っているのだ。この、上に乗る具材に種類がいろいろあって、魚介類だったりサラミやハムだったり茄子だったり、ピカタだったり、果てはトンカツだったり海老フライだったり! サイズも『S』『R』『J』とあるのは何かと思ったらこれが『スナック』『レギュラー』『ジャンボ』の略で、レギュラーとジャンボはともかくなぜスナック、と、首を傾げたり笑ったり。だいたいスパゲティ−(敢えて『パスタ』とは言わない・笑)のメニューに「トッピング」の項目があってそこに「海老フライ」が並ぶ時点で面白すぎる。
本気で店のメニューを土産としてネタとして売って貰えないものかと思ったが。相当本気で店の方に交渉しようかと思ったが。さすがにKyさまに悪くて実行出来なかった。残念。
そして私の帰りののぞみの時間が差し迫り、やっぱり名残りを惜しみつつ、名古屋に、いやKyさまに、別れを告げたのであった。
朝から夜まで本当に楽しい1日だった。
おつきあいくださったKyさま、Krさま、Mさま、Hさまに、心より御礼申し上げる。
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2004. 6. 11.
レイ=チャールズ氏が、現地時間10日午前、亡くなったそうだ。
『Georgia On My Mind』に、『愛しのエリー』のカバー『Ellie my
love』。
ヒット曲は数多いけれど、何故か私の脳裏に最初に浮かぶのは、『We
are the world』。
なんだか巨星が次々落ちてゆく気がする今年。
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2004. 6. 6.
5月29日の九州、中国、四国に続いて、近畿、東海、関東甲信越地方で今日、梅雨入りが発表された。
今年はだいたい平年並み。
少々鬱陶しい季節ではあるけれど、これも必要なものだから。
雨の中が一番綺麗な紫陽花でもながめながら、『日本の梅雨』を楽しもうか。
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2004. 6. 5. 『髑髏城の七人』
劇団☆新感線のいのうえ歌舞伎『髑髏城の七人 ― アカドクロ
― 』を、祐さんと観劇。
1990年の初演、97年の再演を経て、3度目の今年は、古田新太主演で春にアカドクロ、市川染五郎主演で秋にアオドクロ、同じ芝居を同じ演出家でキャストを変えて見せる趣向。
で、5日に見たのはもちろんアカドクロ。
感想はもう、ひとこと、
「カッコイイ!!」
に尽きるのだが、そこで終わるのもアレか(笑)。
でも本当にカッコイイのだ。
新感線らしく随所に爆笑のツボがあって、バカもやって、でもきちんと筋の通った『芝居』で、そうして、カッコ悪くて、カッコイイ。
出て来るキャラがどいつもこいつも負けて、逃げて、行き場がなくて、また負けて、逃げて、追い詰められて。それで開き直って腹据えて、自分自身に筋を通す。
これがカッコ良くないわけがない。
それもただカッコイイだけじゃなく、ちゃんと情けないところは情けないし、カッコ悪いところはカッコ悪いし、間抜けなところは間が抜けていて、バカなところはバカなのだ。
笑い過ぎた蘭兵衛(水野美紀)が台詞を言えなくなったり、回り過ぎた犬神泥師(右近健一)が立ち位置を見失って舞台袖から落っこちたり、笑って、呆れて、「ちくしょーカッコイイぞ!」と思って、休憩を挟んで3時間。
終演後のアンコールまで、たっぷり楽しませていただいた。
さらにこの回、昼の公演でなにか大ミスをしたらしい贋鉄斎役の梶原さんが、罰ゲームにアンコールで『夏のお嬢さん』を歌って踊って笑わせてくれて、非常にお得な観劇だった。
次は秋のアオドクロ。
無事チケットが取れると良いのだけれど。
(夏のお嬢さんを歌ったのは梶原さんだと祐さんから突っ込みが入ったので慌てて修正しました。ありがとう祐さん!)
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2004. 6. 2.
1日。佐世保で、また子供の事件。
今度は小6の、同じクラスの女の子同士で。
ウェブサイトの掲示板だかチャットだかで悪口を書かれてトラブルになった、と。殺そうと思った、と、本当に友人を殺してしまったその子は言っているという。
警察は彼女のパソコンの任意提出を求めて内容の確認をするというが、問題は書き込まれた内容ではおそらくない。
たとえそこに本当に悪口があろうと、それでトラブルになっていようと、本当に問題なのは、そこからまっすぐ『殺人』に向かった彼女の心の方向だろう。
喧嘩になって「死ね」と言う。激しい言葉だが、「殺す」と言う。売り言葉に買い言葉で飛び出すことは別に珍しくもなんともない。
だが、それはあくまでも『言葉』である。
リセットのきかない死を。人を殺すということの重さを。教えられない『社会』があって、知らない、学ばない『人』がいる。
冥福を、という言葉すら、殺された少女とその御家族に向けるには痛ましい。
ただの喧嘩ですんだかもしれない事で、奪われた命に背筋が冷える。
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