2004年3月の私淑言

 


2004. 3. 28. 書棚到着。

今の家に引っ越して以来、そもそもの引っ越しの一大要因だった『本』を整理する書棚を、入れたいと思いつつ果たせずいたが、やっとサイズと収納量と値段と私の財布の折り合いがついて、スライド書棚を二棹購入、本日配送設置してもらった。
入れたい入れたいと散々言いながら書棚を買うのが何故こんなに遅くなったかというと、それは電子レンジが壊れたりついでに洗濯機を買い換えたり親父殿の初盆と一周忌で実家へ行ったりそろそろヤバそうだったMacを買い換えたり同じくそろそろヤバそうだった冷蔵庫を買い換えたり更にうっかり本を2冊も作ってしまったりで出費が続いたからである。
ちなみに買ったのはここの『ブックマン』。
到着が夕方だったため、本当に『入れた』だけでまだ本は一冊も収納していないが、それはまた後日の楽しみということで。
やっと、本当にやっと、『書庫になる予定の現・物置き』を、ちゃんと『書庫』に出来そうだ。

 


2004. 3. 25. ふたたび、追悼。

20日、いかりやさんの御冥福を祈ったばかりだが、今度は俳優の下川辰平さんがお亡くなりになってしまった。
俳優としての名を知らなくても、『太陽にほえろ!の長さん』と言えば顔が浮かぶ方は多いのではないだろうか。
この方の享年は73歳。
惜しい人が、また、いなくなった。

 


2004. 3. 24. 春は名のみの

20日に永眠なさったいかりやさんの告別式。
参列した一般のファンも多いと聞く。
別れを惜しむ涙雨かと思えるほど肌寒くて「しのつく」という言葉の似合いそうな雨の中、またひとり、時代の星がいなくなる。

 


2004. 3. 20. 追悼

20日午後3時30分、いかりや長介氏、永眠。
ドリフの厳しい、そして要のリーダーだった。
番組が終了してからは俳優として素晴らしい演技を見せてくれた。
『踊る大捜査線』の和久さん。『取調室』。の水木さん。
あの方だから出来た役だと思っている。
享年、72歳。
もっともっとこの方の演技を見たかった。
今はただ、心よりの冥福を。

 


2004. 3. 18.

17日の福岡に続いて、東京、横浜、静岡で、ソメイヨシノの開花宣言。
2002年の16日(東京)、15日(横浜、静岡)に次いで、観測史上2番目に早い記録だそうな。
これも温暖化の影響だろうか?

 

同じ今日、サッカー日本代表がUAEを3-0で下してアテネ五輪の出場を決めた。
これで、3大会連続出場。
ワールドカップに比べれば規模も盛り上がりも劣るオリンピックではあるけれど、それでも出場選手には、そんなことは関係ないから。
楽しんで、世界の舞台を楽しんで、見せる試合をしてほしい。

 


2004. 3. 13.

英国留学から帰国した方の歓迎会と今月末で名古屋へ転勤になる方の送別会を兼ねて、今日は某サイトのオフ会だった。
飲んで食べて色々話す流れで、英国帰りのMさんが「イギリスで偉大な活躍をした人のアンケートを取ったら1位がチャーチルで2位がダイアナ元妃だった」という話に。
途端、話が「日本だったら」に流れ、そこから更に「お札にするなら」に流れてしまった。
そのどちらにも名前が上がったのが、長嶋さん(笑)。
『長嶋さん、美空ひばり、裕二郎』だの、『姫で揃えたら』だの、アニメでは、ロボットでは、と、一番盛り上がったのは何故なのか(苦笑)。
ネタにするだけなら楽しくていいが、『アトム、ドラえもん、サザエさん』なお札って相当嫌じゃないだろうか(^^;)。

 


2004. 3. 10.

先月末、5月の気温に騙されて駅前の桜数本が咲いたが、今度はここ2・3日の温かさに、ウチのマンション前庭の白木蓮が騙された。
確か朝出る時は、ふっくらとはしていたがまだ蕾だったのが、夜、帰宅した時見上げたら、ほとんど全部の蕾がぱっくり開いてしまっている。
余韻もなにもあったもんじゃ…………(--;;;)。

新しい桜の開花予想が発表されたが、前回発表では東京は例年よりも早い20日だったのが、今回更に早まって、18日になるそうな。

去年は冷夏、この冬は暖冬。
さて、今年の夏は、一体どんな夏になるやら?

 


2004. 3. 6. 『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』

『ロード・オブ・ザ・リング』第三部『王の帰還』をやっと見て来た。
先日のアカデミー賞で作品賞・監督賞はじめノミネートされた11部門を総なめにしたこの作品。
例によって朝イチの回を狙ったのだが、今回は朝イチが10時から。比較的ゆったりな時間設定だったので少し不安になりながら映画館に行ったが、20分前でもまだ席には余裕があってほっとした(それも直前には満員になったから、早めに行って良かった良かった)。

以下、ネタばれしつつの感想を。白字にもしないのでネタばれが嫌いな方はここから飛ばしていただきたい。

 

見終わっての感想は「圧巻」の一言に尽きる。
あの『指輪物語』を、あの壮大な物語を、よくぞここまで見事な映像にしてくれたものだ。
長い長い物語を、ただのハッピーエンドではなくきちんと原作の最後まで。
死を覚悟してミナス・ティリスから出て行くファラミア達騎馬隊に泣き、救援を求めてゴンドールからローハンまで次々灯される狼煙に泣き、援助を即決するセオデン王に泣き、駆け付けたペレンノール野で「Death!」と叫びながら突進するローハン軍に泣き、ぼろぼろになりながらそれでも滅びの山を目指すフロドと、一度は疑心から追い払われながら最後までフロドを助けて共にあるサムに泣き、フロドが指輪を滅びの山に捨てる時間をつくる、ただそれだけのために命を賭けサウロンの軍勢に立ち向かうアラゴルンの「For Frodo」に泣き、フロドとサムを助けにグワイヒアで飛んで来るガンダルフに泣き、目覚めたフロドと仲間達との再会に泣き、戴冠式でのアラゴルンとアルウェンのラブシーンに泣き、旅立つフロドの「But not for me」に泣き、サムの「Now I'm back」に泣いた。

これを映像にしてくれた監督、キャストはじめスタッフに感謝するしかない。
よくぞこの時代に揃ってくれた。

で、最後に懺悔。
戴冠式のシーンで、アラゴルンに授けるべく王冠を掲げにこやかに微笑むガンダルフが、ちゃっかりそのまま自分の頭にそれを載っけたりしないものかと。
ちょっとだけ思った私を許してください、サー・イアン・マッケラン!

 


2004. 3. 3. 5周年。

先月末の初夏の気温から、最高気温がひと桁の冬に逆戻りした今年の3月。
3日で、ここも5周年だ。
へろへろのんびり適当に好き勝手やって更新もスローペースなこのサイトを、それでも閉めずに続けていようと思うのは、ひとえにおいで下さってお言葉を下さるみなさまのお陰であるのは言うまでもない。
というわけで、あらためて。

日頃の御愛顧ありがとうございます。
こんな茶寮ですが、よろしければ今後ともどうぞ御贔屓に。

 


2004. 3. 2. 磨け、本能。

先月末に社内の大レイアウト変更をしたが、そのおかげで少々命の危険が増してしまった。
デスクの背後に自分用の本棚がどっかり。まあそれは必要なものだから良いとしても、その右側、パソコンラックの背後に、仕事の資料やサンプルを入れた幅25cm、高さ20cm、奥行き45cmほどのキャビネットが、3列7段、積み上がったのだ。
一応連結金具で留めてはあるが、それもかなり不安定な代物で、軽く押しただけでゆらーっと揺れる。
引き出しは通路側にあるからまだマシとしても、これでは大きな地震が来たらひとたまりもない。
何しろ中身のある、しかも金属製のキャビネである。1つでも落ちてくれば衝撃は相当なものだし、当たり所が悪ければ一発であの世行きだ。
確実に身を守る手段はひとつ。
大きな揺れの来る数秒前に察知して、せめてキャビネの真後ろからは避難すること。

本当にそれが出来たらちょっと人間超えるような気はするが、これも我が身を守るためだ。
というわけで。
磨け、自分、生存本能!

 


 

 

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