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2003. 11. 29.
情報収集衛星2機を積んで宇宙へ飛ぶはずだったH2Aロケットの打ち上げに、29日、失敗したそうだ。
もともと9月打ち上げの予定だったのが、都合3回の延期を経て、今日打ち上げとなっていたこのロケット。
今度は補助ロケット1機の切り離しに失敗し、自爆命令が出されたらしい。
素直に思う。もったいない。
情報収集衛星を4機に増やす計画での打ち上げだったのに、それも出来ない。
気象衛星も新しいものの打ち上げが出来ず、アメリカの衛星からデータをもらっている現状である。
「何をやってるんだ?」
と、思うのだ。
翻って東大阪では、町工場が持てる技術を持ち寄って、小型衛星を製作・打ち上げしようと活動を開始しているという。
小型衛星。名付けて『まいど』。
こちらの方がずっと早く実現しそうに思うのは、私の願望なのだろうか。
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2003. 11. 24. 『恐るべきさぬきうどん』第9回
『恐るべきさぬきうどん』第9回。田村。
今回届いた『田村』の麺は、茹で時間1分の冷凍茹で麺。つゆは『やまうち』と同じく200mlのお湯で希釈するタイプだが、味はいりこ出汁のきいていて、『やまうち』より更に薄味。
意外だったことに、讃岐うどんに使われる粉はほとんどオーストラリア産なのだという。品種改良を重ねてうどんに最適な小麦をつくり出したのだそうだ。地元産のもの(地粉、というのだそうな)は、比べるとどうしても見劣りする、ということなのだが。
ここ、『田村』の麺には讃岐産の粉もブレンドしてあるとのこと。
だからと言って味が劣るわけではない。そんなことになっていたらこの『恐るべきさぬきうどん』シリーズに名を列ねてない。何より麺通団が、そしてそもそも香川の人が、行列を作ってまで食べに行かない。
当然ながら、美味しいのである。コシもある。
「ビバ、地粉!」と、言いたくなる。
麺通団団長曰く
「田村の大将が作ったら、どこの粉のうどんでもうまい」。
納得、なのである。
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2003. 11. 22.
久々に、本当に久しぶりに、原作付きのドラマで、良いと思うものを見た。
22日21時〜22時30分、N○Kで放送された、宮部みゆき原作のドラマ『R.P.G.』。
もともと原作が好きなのだけれど、原作の設定を、大筋に関係のないところだけをほんの少し変えて、見事に1時間半のドラマに仕立ててあった。
メインキャストは伊藤四郎、風吹ジュン、そして後藤真希。
演出が上手いのだろうが、まさかゴマキに泣かされる日が来ようとは…………。
原作を知らない方がドラマのストーリー自体を楽しめるとは思うけれど、原作を既に読んでいる私が見ても、いいドラマだった。
再放送されることがあったら是非。
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2003. 11. 17.
16日の日曜日に最高気温24.8度のあわや夏日を記録した東京地方。
明けて17日、木枯らし1号が吹いた。
気象庁の定義では、木枯らし1号は、10月中旬から11月末までの期間に、西高東低の冬型気圧配置のもとでその年最初に吹く風速8メートル以上の西北西から風を指すのだそうな。
今年は暖冬との予想もあるが、夏も酷暑と予想しながら終わってみれば久々の冷夏だった2003年、どんな冬かは、終わってみないと何とも言えないのだろうな、と、思ったり。
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2003. 11. 15.
世間様では七五三だった本日。
私にとってはバレーボールワールドカップ女子の最終戦だった。
東京で3勝、名古屋で2敗、札幌で3勝して乗り込んだ大阪で、ブラジルに破れながらキューバに辛勝、最終の中国戦に、アテネ五輪出場の望みを繋いだこの大会。
結果は中国にストレート負けで、アテネ五輪への出場権を今大会で手に入れる事は出来なかったのだけれど、それでも、随分強くなった。
前日の負けを翌日に引きずらない。長身の相手を前に、一歩も引かず強気に攻める。連続得点を許しても、粘って断ち切るようになった。
聞けば、柳本監督率いるこのチーム、組んでまだ5ヶ月ほどにしかならないという。
17歳の木村、19歳の大山・栗原。1試合ごとに強くなった。
五輪出場の残り枠は、5月の世界最終予選で決まる。
アジア最終予選も兼ねるこの大会で、是非とも出場権を獲得してほしいものである。
でも、今はただ、「おつかれさま」と「ありがとう」を。
熱戦を闘い抜いた彼女達に、言いたい。
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2003. 11. 11.
晴れて危うく夏日な日があるかと思えば雨が続いて12月半ばの気温になったりと、ここのところ安定しない天気の続く関東地方。
気温もさることながら、この雨続きは、ひょっとして少々異常だろうか、と、つらつら思っていたのだが、どうやらそうでもないらしい。
11月初旬から中旬にかけて天気が崩れるのは、よくあることであるらしいのだ。
山茶花梅雨、という言葉があるほどに。
鬱陶しいばかりの肌寒い雨も、そう聞けばなんとなし柔らかく感じるから不思議だ。
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2003. 11. 8. Riverdance──The
Journy──2003
翠條さんと一緒に、リバーダンスを見て来た。
先の来日公演から3年。
前回は最前列などというものすごいラッキーを引き当てて、至近距離でのダンスのパワーを堪能したが、全体のフォーメーションが見えないのだけが残念だった私達。
今度のチケットは、だから、2階席を取ることにしたのだ。
3年ぶりのリバーダンスだ。とても、とても愉しみだった。
照明が落ちて、メロディが流れて、ダンスが、始まって。
そこからはもう、すっかり『リバーダンス』の世界である。
とても人間の動きとは思えないようなアイリッシュダンス。パワーのあるフラメンコに、アイリッシュダンスの群舞。アメリカンブラックのタップダンスがあればロシアのコサックダンスもある。
時にソロで、時に群舞で、時に全員で同じ動きを、時には互いに異なるダンスを競うように。
総勢40人にもおよびながら音の乱れない──つまりはステップの乱れない──タップダンスの迫力は、リバーダンスでなければ堪能できない。
そして、地響きのようにホールを包む、バンドとダンサーの靴音と観客の拍手の生み出す、あの、『音の威力』は、生でなければ味わえない。
今年のリバーダンスの東京公演は8日・9日の2日間だが、少しでも興味を持ったなら、機会があれば是非、生のリバーダンスを見てほしい。
百聞は一見にしかず。
私と翠條さんは、ホールを出る時点で既に、
「次は前だね、見るなら、やっぱ」
と、次の相談をしてしまっていた。
数年後にまたきっと来てくれるだろうリバーダンスが、もう愉しみな私達なのである。
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2003. 11. 4. 『恐るべきさぬきうどん』第8回
『恐るべきさぬきうどん』第8回。やまうち。
やっとこの連休に「おあずけ」状態を脱して味わう事が出来た。
今回の『やまうち』の麺も、12分茹でる冷凍生麺。つゆは200mlのお湯で希釈するオーソドックスなタイプで、出汁のきいた薄味のつゆである。
この時期なので2玉ともあつあつ(熱い麺に熱いつゆ)で。
ただし1玉は黒七味、1玉はおろししょうがを薬味にしてみた。
どちらも好きだけれど、個人的な好みはおろししょうがかも。
麺自体の味はそれほど驚嘆するものはないが、コシはさすが。歯応えも喉越しもいい感じで、美味しいさぬきうどんだった。
ちなみにここのうどんはかつて某『厳選素材を使って超絶美味な料理を作り対抗させよう』番組に、うどんすきの具材として出た事があるらしい。が。
麺通団団長も仰っている事だが私も声を大にして言おう。
この麺をうどんすきにして煮込もうなんて考えたやつの気が知れん!! もったいないことするんじゃない!!
気を取り直して。
次回は『田村』。
……どうでもいいけど『宮武ファミリーのおもろい話』読みたいんですが団長……。
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2003. 11. 1.
しばらく前から太陽の活動が活発らしい。
29日を皮切りに、30日にも、過去30年間観測されたことのなかったほど巨大なフレアが発生し、磁気嵐が吹き荒れているようだ。
あおりを喰らった通信衛星みどりの故障は非常に手痛いが、おかげで北海道や、南に下って長野でも、低緯度にもかかわらず、比較的明るいオーロラが観測されたという話。
こういう綺麗な余波なら、大歓迎、なのだけど。
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