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2003. 6. 29 『恐るべきさぬきうどん』第4回
恐るべきさぬきうどん第4回『味でこい』のうどんが届いた。
今回来たのは調理時間1分30秒の湯で麺で、オーソドックスなつゆで食べるうどんである。
薬味はねぎ、ごま、そしておろしショウガ。
ちょっとつゆの味が、私の好みよりは濃かったが、やはりそこらのうどん屋で食べるのなどは及びもしないコシとつやと味だった。
次回は松家。細麺と太麺が届くようなので、その違いがどう出るのかとても愉しみだったりする。
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2003. 6. 28 今さらタイタニック。
今さらながらにタイタニック。
最初に見たのは○年前、出張に行く飛行機の中だったのだが、単に丁度某ロードショーでテレビ放映されていて、新聞を見たら日本語の吹き替えが石田彰氏だったのでついうっかりちょっと見て、やっぱり笑えて大変で見るのを止めてしまった。
で、突っ込みをいれまくりたくなったわけだ。やっぱり。
劇場公開当時、「泣けた」「感動した」という声もあったあの作品だが、私の周りの評価は、それこそ職場の上司から友人まで、見事に一致している。曰く、
『あれは、ディカプリオファンへのサービスと、ローズって女がいかに最強かをたっかい制作費と時間をかけて世界に知らしめるための映画である。』
だいたいローズが何故あんなに婚約者を嫌って自殺までしそうになっているのかがのっけから謎。
そもそも鍵になるあのネックレスを、自分のものじゃないにもかかわらず(だって婚約解消したんだったらそうだろう)婆さまになったローズが持っているのかも謎。
デキて逃げ回ってるはずのジャックとローズが悠長に車の中でヤるのもお笑いならわざわざ手形なんてつけるローズはただの阿呆だろう。
いくら切羽詰まってるからって、ジャックを拘束している手錠の鎖を斧で一発なローズにはただただ感嘆するばかりだが、そんなの見せられたら百年の恋もさめないかジャック?
他にも色々突っ込み所がありすぎて、とても書ききれないのだが、極め付けはやはりこれだろう。
ラスト間近。
ここで我々のローズの最強伝説は不動のものになったのだ。
だっておかしいじゃないか。
ジャックに渡された笛すら吹けなくて、「ヘルプ」すら叫べなかったはずのローズが。
救助船が行ってしまうと思った途端、海に入って泳ぐんだぞ?
これが笑わずにおらりょうか。
初見の時、あのシーンで、つい「すげぇ……」と呟いたのを、今も私は忘れない。
一体これのどこを見れば「泣けるラブロマンス」だというのか、私には今もって謎である。
だから、私の中で、あの『タイタニック』は、笑える映画なのだ。
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2003. 6. 27
職場の後輩M嬢。
週明けからかーなり厄介な仕事に巻き込まれ、木曜は危うく日付けが変わりそうな時間まで会社にいて、金曜は朝8時前に出社していたという彼女、さすがに夕方にはへろへろになっていた。
あんまりへろへろなので、帰宅の準備をはじめた彼女に私と同僚Hが
「……週末はゆっくり休め」
「無事に家に辿り着いてね」
言うと、M嬢は2・3秒その動きを止めて、宣った。
「……今、やばかったです。『お先に失礼します』って言うつもりで、『お世話になりました』って言いそうになりました……」
M…………(^^;;;)。
──月曜日、彼女がちゃんと会社に来てくれることを切に祈る私である。
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2003. 6. 21
翠條さんと2人でちょっと優雅な午後を過ごした。
東京都庭園美術館で7月1日まで開催中の、『ヨーロッパ・ジュエリーの400年』展を見て、同日午後2時から同美術館のホールで開かれるミニ・クラシックコンサートを聴いたのだ。
『ヨーロッパ・ジュエリーの400年』は、ルネサンスからアール・デコまでの代表的なヨーロッパ・ジュエリーを一同に集めて見せてくれる展示。
時代時代の流行や技術の進歩、停滞までがありありと判って面白い。
現代の物が技術も凄くて美しいかといえば、決してそんなこともなくて。プラチナを使うようになったことで繊細でありながら強いジュエリーを作れるようになった現代のカルティエの作品も、側面にまで気を配り装飾を施した第2次世界大戦前の作品には及ばないように見えるのだ。
もっとも、例によって例のごとく、我々2人がこの手の展示会に行くと、周囲の女性陣の漏らす声と我々のそれとは大幅に違う。
「きれいねえ」「ステキ」「欲しいわぁー。無理だけど」等の言葉を横目に、「ここの細工すごいな」「うっわ細かっ」「……重そう」等々、およそ色気とは縁がない。
そもそも見に行く目的が『参考』『資料(何の)』『身の肥やし』だったりするのだからそれもあたりまえではなかろうか。
で、コンサート。
整理券はもらっているものの、ホールは自由席なので、見られるところまで先に回って、開場の1時半にホールに入る。
構成はバイオリンとピアノのデュオで、クライスラーを主に、シューマン、サラサーテ他を演奏してほぼ1時間のプログラム。
ピアノ担当の方がまだ少し手慣れてない感じで、バイオリン担当の方が引っ張る形で、演奏もバイオリンが表に出る感じだったけれど、最後のツィゴイネルワイゼンからアンコールまではお二方とも乗りきって音を奏でておられるようだった。
良質のジュエリーを見て、音楽を聴いて。
豊かに過ごした土曜の午後。
……どうでもいいけど、展示を見に来ていたとある年輩の男性。
オレンジ系のアロハに、フレームがとがりぎみのオレンジ系の眼鏡、腕にも指にも胸元にもゴールドのアクセサリーをじゃらじゃら付けて、「これはでもオークションに出るとそう値も高くならないんだよね」などとのたまっていたのだが。
──何者ですかアナタ、一体……?
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2003. 6. 17 I'll be back
仕事中、ずっとモニタを見続け、キーボードを叩き続けていると、いい加減目も指も疲れてくるので、そうなると気分転換を兼ねて、友人のところへマッサージに赴くことにしている。(いやだからこのへんの因果関係は突っ込まないでくださいって・^^;)
今日も今日とて友人の肩をマッサージしていたら、営業M氏から呼び出しがかかった。
で、友人に。
「ちょっと行ってくる。後でまた来る」
と、言ったら。
「後でまた来るって狐(仮)ちゃんそんな、まるでターミネーターみたいに」
笑われた。
「I'll be backって?」
「そうそう」
「『帰ってくるぜ』ってマッサージにか」
「そうそうv」
「I'll be
back!」と言い置いて去り、マッサージしに戻ってくるターミネーター。
それって、『殺人マシン』どころか、かなりな『いいヒト』なんじゃ?(笑)
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2003. 6. 13
家が広くなって置き場所が出来たので、梅酒を漬け込んでみることにした。
広口の入れ物と、青梅、氷砂糖に、果実酒用の焼酎。
飲む時に甘さを調節出来るように、砂糖をほとんど入れずに漬けたので、熟成にはその分時間がかかるらしい。味も香りも良くなって飲み頃になるのは1年後だとか。
さて、来年の今頃、美味しい梅酒を私は飲んでいるだろうか?
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2003. 6. 10
9日の九州全域・山口地方に続いて、10日、近畿・四国・中国・関東甲信越も梅雨入りしたようだ。
九州南部が平年より11日、九州北部、近畿、中国が4日、四国は6日、関東甲信越で2日、それぞれ遅く、昨年よりは1日早い梅雨入りとのこと。
これから、40日ほどの、雨の季節がやってくる。
さて、今年の梅雨はどんな梅雨だろうか。
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2003. 6. 8
某百貨店から、御中元の会員優待早期割り引きの案内が届いたので、行ってきた。
御中元とは言っても、私が送る相手は伯母や伯父、従兄たち。
季節の挨拶だとか礼儀とかではなく、要は「わたしゃちょっとやそっとじゃそちらに行けませんので、親や兄一家をすみませんがよろしくお願いします」の付け届けである(笑)。
気張る相手でもないし、せっかくなので優待を利用しようと、デパートの催事場に赴いて。
送る品物を選び、シートに必要事項を書き込んで、さあ発送と支払いの手続きを、と思ったら。
午後1時の時点で、既に約80人待ちになっていた(^^;)。
やはり手続きに来たお客に、係りの人が、銀行か郵便局の窓口のような番号札を案内しながら渡していたが、その時の言葉は
「ただいま80人ほどお待ちです。30〜40分程かかってしまいますがよろしいでしょうか?」。
私の知る限りで、待ちの人数は、最大100を数えていた。
まるで何かのアトラクションのようだ、と、ふと思った光景だった。
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2003. 6. 4
もう数日前のことだが、こんなタイトルのメールが届いた。
『お待たせしてすみませんでした』
何か、誰かから、急ぎで返事をもらうようなことでもあっただろうか、と、不思議に思って送信者のアドレスを確認したが、覚えがない。
ウィルスメールならプロバイダーが無料サービスで弾いてくれるため、感染の心配はないと見て、とりあえず開いて本文を読んだら。
お求めになっている例の件、以下にご案内いたします。
ご要望の特殊な?パートナー探しならXXXXXXという
サイトで紹介されているようです。
出会い系サイトにはない確かさ、一切手間がかからないといった
特色をそろえているようです。しかも女性スポンサー、セレブ系
女性会員が思いのほか充実しているようです。
と来たもんだ。
待ってないからそんなメール。
求めてないし、そんな情報。
『特殊な』パートナーってどんなパートナーなのだ一体?
『女性会員が思いのほか充実している』から何だと言うのだ。
しかもこのメールの内容は、『日本の情報通からリークされた』ものであるらしい。
こんなメールを「では、よい出会いを」で締めくくられても苦笑するしかないではないか。
こんなのに、ひっかかるヤツ、いるのか?
それにしても相変わらずこの手のメールは男性向けしか来ない私なのだった(苦笑)。
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2003. 6. 1 『恐るべきさぬきうどん』第3回
千趣会『恐るべきさぬきうどん』5月分、『三徳』のうどんが届いたのが先月末。
結局ばたばたして食べるのが週末になってしまった。
今回は、醤油うどん。
茹であげて水でしめたうどんに、ただ添付のだし醤油をかけて食す、というものである。
茹で時間12分を守ってざるにあげ、水でしめれば、湯の中では白かった麺が途端に透き通る。
薬味に、1玉はねぎを、もう1玉は黒七味を入れて食べたが
……やられた。
何故ただ茹であげて醤油をかけただけの麺がこうも美味なのだ三徳!?
もちろん添付のだし醤油だから、というのもあるだろうが、そもそも麺が不味ければこうはいかない。
こういうのが毎月届くから、そこらのうどんを食べに行く気がなくなるのだ。
やはり、恐るべし、さぬきうどん。
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