2002年12月の私淑言

 


2002. 12. 30 きのこ、の、こ……のこ……

先日兄夫婦から届いた菌床ブロック。
育て方を書いたパンフレットを見て、まだパックを開けていないし発生作業もしていないから当然芽も出ないはずだ、と、油断していたのだが。
開封もせず段ボールに入れ、とりあえず日の当たらない場所に置いていたのを、今日しばらくぶりに見てみたら。

……生えてました、椎茸。しかも大量に(汗)。

ブロックのあちこちからぽこぽこぽこぽこ、中にはもう十分食べられるくらいに育ってしまっているのもあって、慌てて開封した次第。

従兄と伯母から届いた野菜と果物が一杯の段ボールに、椎茸の生えた菌床ブロック。
今、我が家の玄関は、野菜室も兼ねている。
それって……どおよ?(^^;;;)

 


2002. 12. 27

今年最後の就業日。つまり、職場恒例の『忘年会』の日。
例によって例の如く、料理はほとんど手作りだ。
今年のメニューは、豚の角煮大根入り、ブリの刺身、イカの刺身、イカの塩辛に明太子合え、たこ焼き等の料理に、セロリの浅漬け、チーズ、クラッカー、黒パン、その他乾きもの。
ブリは1尾丸ごと買ってきて夕方会社で捌いたものだし、イカも同様。たこ焼きも生地から作ってその場で焼いた。豚の角煮に到っては、後輩の女の子が朝6時過ぎに出社して仕込み始めたという絶品である。
私は所用で20時前に失礼したが、ブリを捌いて出たアラで大根も煮ていたらしい。
わざわざ店に行く気が失せるのもお判りいただけることだろう。
今回は仕事でばたばたしたから準備もあまり手伝えなかったのが心残りだが、いつもは来ない面々も顔を出してくれて、食べて飲んで話しての、楽しい1年の締めくくりなのだった。

で、年明けは年明けで、みんなの土産で突発宴会とか、始まったりするんだよなぁ(笑)。

 


2002. 12. 24 きのこのこのこ

『おーい しいたけ君』という名のしいたけ菌床ブロックが2つ届いた。
あらかじめしいたけの菌を埋め込んだ菌床ブロックに湿気を与え冷暗所に置いて、自宅でしいたけ収穫を楽しみましょう、というヤツだ。
今度の送り主はウチの義姉。
自分では育てたことはないが面白そうだし、ノルマのあるらしい郵便局の局長さんに「誰か送るヒトいない? 使ってみてよ」と頼まれたのだそうな。
まだパックを開けていないし発生作業もしていないから当然芽も出ていないが、その内開封してやろうと思う。
自宅でしいたけ。一度に沢山発生しても、まあ干し椎茸にすればいいだけだ。
ただ、問題がひとつ。
さすがに本とは同じ部屋に置きたくないし、他の部屋も使っている、となるとブロックの置き場所は玄関、ということになるのだが……驚かれる、だろうなあ、そうなると(笑)。

 


2002. 12. 18 恐怖の贈り物。

と言っても別に本当に背筋の冷えるホラーなわけではなくて(いやある意味そうだが)。
夏冬に「いつもお世話になってます」と付けとど……もとい袖のし……でもなくて感謝を気持ちにして中元歳暮を贈っている従兄宅から、また返礼の荷物が届いたのだ。
送り主は、2001年7月に大玉西瓜2個を送るというありがたい暴挙に出てくれた彼の御仁。
今度の荷物もなかなか大量である。
青梗菜6株。ほうれん草が、普通に売っている分量の2把分。ピーマン12個に赤ピーマン大3個。大根1本、聖護院大根ほどありそうな蕪が1個、ジャガイモが10個ほどにインゲン豆1袋。ぽんかん1ネットに、プラス、サツマイモ1箱。サツマイモに到っては一体どれほど入っているのか怖くてまだ箱を開けられない。
非常にありがたいのだがちょっと大量すぎるので、電話で礼を言うついでに
「あんなにいっぱい送ってくれなくていいって」
と苦笑に混ぜて訴えたら、従兄の奥方は笑って宣う。
「いいじゃない、頑張って食べてよ。冷蔵庫入るでしょ?」
──いや入んないって普通(^^;)。
容量100リットルちょっとのウチの冷蔵庫はいわずもがな、ファミリーサイズの冷蔵庫でもちょっとこれは難しいのではなかろうか。

母や親戚からこうして食料が届く度、
「大きな冷蔵庫買おうか」
と思うのだが、それもなんか違う気がするんだよなぁ……(苦笑)。

 


2002. 12. 15 なべて世はリサイクル。

私の移り住んだ市は、一般ゴミ、有害ゴミ、粗大ゴミ、瓶、缶、金属類、ペットボトル、布製品等の繊維類に紙パックという区分けでゴミの回収を行っていたのだが、今月に入ってその項目に新たに新聞紙、雑誌・雑紙、段ボール、紙製容器包装、プラスチック製容器包装が加わった。
瓶、缶以下は全て資源ゴミとしてリサイクルに回されることになる。
良いことだ。
良いことだと本気で思う。が。
当然ながらそれぞれのゴミの回収日は決まっているわけで。
当然、それぞれ月1回だか2回だかの回収日にあわせて、ゴミステーションに持って行かなければならない。
アタリマエだがここで問題。

項目が多すぎて回収日覚えられねぇ…………っ(汗)

某判る人は判る金髪紫眼の最高僧は、「ゴミの収集日も覚えてない」と同居人に呆れられた紅エロ河童を評して「猿以下」と宣ったが、もしも桃源郷は長安とその近郊のゴミの区分がウチの市と似たり寄ったりだったら、きっちり覚えてる方が尊敬に値する。

などと煩悩混じりに阿呆なコトを考えながら、とりあえず来年からは馴染みの薬局(化粧品をいつも買うのだ)でもらった卓上カレンダーに収集日を書き込むことにして、今日も私はリサイクルマークをチェックする。

 


2002. 12. 13 「……大丈夫か、俺?」

と、真剣に頭を抱えたくなるような素ボケを職場でかましてしまった。
簡単に言ってしまえば『人を間違えた』なのだが、その間違えっぷりが素晴らしく派手。
何しろ、1時間ほど同じテーブルの、しかも正面に座ってミーティングしていた後輩を、ミーティングの間中ずっと別の後輩(それも別部署)だと思いこんでいたのだから目も当てられない。
コトが発覚した瞬間、私も真顔で
「すみません何かヤバそうなんで今日もう帰っていいですか」
と言ったくらい驚いたが、それ以上に当の後輩と周りにいた上司に営業が本気で焦って驚いていた。(←アタリマエ)
そんなに疲れているのか俺!? ストレス溜まってんのか自分!? それともひょっとして若年ボケでも始まったのかっ!!?

予告もなしで2週間くらいここの更新が止まって掲示板にも現れなくなったら本気で何かあったと思ってください。
あ、でもそうなったら職場の友人たちが掲示板で知らせてくれるか。(←をい)

 


2002. 12. 9 雨は夜更け過ぎに

9日未明、折からの雨が雪に変わった。
初雪。
積もるほどは降らない、という予想だったから、山下達郎のかの名曲を口ずさみながら
「でもちょっと残ってるといいな、朝」
などとのんびり思いながら眠りについたのだが、目覚めてカーテンを開けたら眼下に広がる景色は白、目の前も降りしきる雪で白。多分5cmくらいは積もったのではなかろうか。
去年より12日、平年よりも24日も早い初雪で、しかもこれだけの積雪を東京で12月に観測したのは実に十数年ぶりなのだそうだ。
なんとも気の早い真冬の訪れである。
結局雪はそのまま止むことなく夕方まで降り続いた。
今は雨も雪も止んでいるが、昨夜夜更け過ぎに雪へと変わった雨を更に溶けた雪から氷に変える勢いで外気温は降下中である。
明日の朝が、ちょっと怖い(^^;)。

 


2002. 12. 7

高瀬美恵さまのサイト・Water Gardenの忘年会。
本当はちゃんこ鍋を食べに行こう、という企画だったのだが、時期が時期だけに20名もの予約が取れず、急遽店を変えて『忘年会』にしたのだ。
あいにくの雨だが、さすが新宿人が多い。約束の18時に15分を残して店に着き、やはり早めに到着していたお一方と話していたら、なんと間を置かず幹事の高瀬さんが現れ、うっかり
「どうしたんですか高瀬さんが時間前にいらっしゃるなんて!?」
と2人して驚いてしまった。(←大失礼)
やがて三々五々人が集まって、料理も飲み物も運ばれて、ワインを注ぎあって、とりあえず乾杯。
が、今回初めて参加する方が1人もおらず、すっかり全員顔見知りなので、挨拶もなにもありゃしねぇ(大笑)。
途中でどなたかが「じゃあせめて今年一年を振り返って一言、とかやってもらう?」と提案したが、それも会話と料理と飲み物に紛れてどこかへ流されていってしまった。
チゲ鍋をメインに食べて飲んで話して2時間。
私は1次会で失礼してしまったが、久々の水庭オフ会参加だったのでお会いできてとても楽しい時間を過ごした。

で、新年会はどこにしますか高瀬さん。(ってココで言っても自分。)

 


2002. 12. 3

今年も、『現代用語の基礎知識』が決める流行語大賞が決まったそうだ。
『タマちゃん』と、『W杯(中津江村)』。
FIFAワールドカップはともかく、何故中津江村が含まれるのだ?
東京・多摩川から神奈川は鶴見川に移動したゴマヒゲアザラシ『タマちゃん』の選定理由は「日本中を巻き込んだ癒やしイベントの始まり」なのだそうだが、ホントにそうか? 私から見ればあの騒動は「そっとしといてやれよ可哀想に」の感想しか出ないのだけれど、私が少数派なだけだろうか。
『タマちゃん』よりも、『小一時間……』とか『いかがなものか』の方がよく耳に入った気がするのだが、それも私の周りだけ……なんだろうなあ(苦笑)。
「梵天丸もかくありたい」や「同情するなら金をくれ」、「おっはー」くらいインパクトのある言葉がなければ、いっそ『今年の大賞受賞はなし』にしてもいいと思うのだがどうだろう。

ノミネートされていたいくつかの言葉のうち、「拉致」は「国民を震撼(しんかん)させた一語として記録した」として選外となったそうだ。
そもそも『流行語』にノミネートするなよ、とか、言いたいことはあるけれど、妥当な決定だとは思う。
これを『流行語』にしてはいけない。
これを『流行』で流してはいけない。
本当の解決は、まだ、これからなのだから。

 


2002. 12. 2

今年も残すところあと1ヶ月になってしまった。
思えば色々あった年。
去年の今頃は、親父殿の病名に家族揃って頭を抱えていたのだそういえば。
まさか自分がマンションを買って引っ越し、直後に親父殿を彼岸へ送り出すことになるとは思ってもいなかった。
思い返せば不思議な気がする。

ともあれ今年もあと1ヶ月。
今年の忘年会の鍋は何かなー♪(←をい?)

 


 

 

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