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2002. 8. 31 カウントダウン。
日付が変わって、31日になったので。
引っ越しまで──あと、3日。
……いつもこういう嬉しいカウントダウンならいいんだけどな(苦笑)。
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2002. 8. 27
会社を休んで区役所に転居届を出し、不動産会社で新居の鍵の引き渡しを受けてきた。
その足でマンションに行ってみたが、鍵の引き渡し当日に引っ越しを済ませたご家庭もあるようで、エントランス前には引っ越し業者の車が並んでいた。
私の引っ越しまでも、もうあと少し。
必要なものもちょこちょこ揃えて、煩雑だが楽しい日々である。
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2002. 8. 21
各地で糊付けされずに誰でも見られる形で届いた、とか、灯りにかざすと透けて見えた、とか、送付早々問題続出の、住基ネットの住民票コード。
先日送付されてきたのを、試しに私も家の灯りにかざしてみた。
…………透けて見えたよ住民票コード(^^;)。
一応裏面に模様を入れてあって、一見透けて見えないようには思えるから、まあ対応策は採ったのかもしれないが、イマイチ詰めが甘かったようだ。
裏面の模様をもっと濃い色にするとかコードナンバーが隠れるようにせめてそこだけシールを貼るとかそもそも紙を厚くするとか。
絶対に他人に教えないでください、というならもう一工夫欲しかった。
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2002. 8. 19 名馬よ永遠に
また1頭、存命中に会いに行きたかった馬がこの世を去ってしまった。
サンデーサイレンス。
多少なりとも競馬を知っている人なら1度ならずその名を耳にしたことがあるだろう、自身1989年のアメリカ年度代表馬に選ばれ、91年に種牡馬となって以降は数々のG1馬を世に送り出した名馬だ。
タヤスツヨシ、スペシャルウィーク、アドマイヤベガ、アグネスフライト、ジェニュイン、ダンスインザダーク、マンハッタンカフェ、バブルガムフェロー、子供の名を挙げればきりがない。
衰弱性の心不全、だったのだそうだ。
今年5月に右前脚を感染性腱鞘炎で手術を受けた後、右を庇った左前足が、サラブレッドにとっては不治の病の、血行障害でひづめが腐る蹄葉炎になっていた。
今でも最愛だと言い切れるナリタブライアンが生涯を終えた、同じ社台ファームで、ブライアンと同じく私が逢いに行けないうちに、稀代の名種牡馬が逝ってしまった。
さらばサンデーサイレンス。数多のG1勝馬の父。静謐なる休息に眠れ名馬。
せめてトウカイテイオーには存命中に会いに行きたいと思うのだけれど、それまで待っていてくれるだろうか。
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2002. 8. 15
ここ数日、妙なところで季節感を感じる。
新聞。
それも紙面ではない。厚みで、だ。
記事自体にもお盆休みだの夏休みだのという文字がそこかしこに踊って
「ああ、世間様はお盆か」(私の職場に時期の決まった『夏期休暇』はない)
と思うのだが、持った瞬間の厚みが違うのである。
ページ数自体にさして差はないが、折り込みチラシの量が格段に少ない。
つまりは広告を入れても見る人が少ないということなのだろう。
が。
ガラガラに空いた通勤電車も、薄い新聞も、滅多に鳴らない職場の電話も、きっとこの週末限りだ。
せいぜい堪能しておこう、などと思うひねくれモノの妖怪がここに一匹。
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2002. 8. 12
会社帰りの通勤電車で、乗り込んできたカップルのこんな会話をうっかり耳で拾ってしまった。
「ここ先頭車両だから次の駅のライトが見えるよ」
その通り。地下鉄の先頭車両だから闇に浮かぶ次の駅の灯りが見える。
彼女が言った。
「えっ? あ、ホントだ。きれーい、アトラクションみたーい!」
「でしょ?」
ここまでは判る。
が、更に続けて彼女
「いやっほーお!」
とは何事?
挙げ句
「楽しかったー、ありがとーお」
「どういたしまして」
ときたもんだ。
繰り返すが、単に先頭車両に乗っただけである。別に彼氏が運転手で、運転席に入っていたわけでもない。
以前同じ車両に乗り合わせた、「あたし、炊飯器炊くの覚えなくちゃ」「そっか、がんばれー」という『やれるもんならやってみろ』的カップルほどのインパクトはないが、この2人もなかなかのものだった。
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2002. 8. 11
友人につきあってもらって、朝から新居の家具探しに出かける。
一番の目的にして予算内の最優先事項はソファ。次にベッド、チェスト、リビングのセンターテーブルときて、最後に来るのがダイニングセットだ。
その他の必要経費を鑑みて、これらの家具にかけられる金額は約30万。きっぱりはっきり「お前そりゃ無理だろうよ絶対」と我ながら苦笑する金額設定だった(それなりの品質のものを選ぼうと思ったらソファだけで下手をすると20万かかる)ので、まずソファを決めて、その価格次第で残りのどれを落とすかを決めるつもりでいた。のだが。
なんと揃ってしまったのだ、その予算で、全部。
店をいくつかオファーしてくれて、歩き回ることも厭わず1日私につきあってくれた友人Kにひたすら感謝! なのである。
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2002. 8. 4
明日から住基ネットが始動する。
正式名称は、住民基本台帳ネットワークシステム。
全ての住民票に11桁の番号をつけて、国や自治体の行政事務の円滑化を図ろう、というのが謳い文句のシステムである。
全国どこからでも住民票が取得できるとか、資格申請する時本人確認用の住民票がいらなくなるとか、メリットは確かにあるのだろう。
が。
問題は実は山積みだったりする。
全国どこからでも住民票が取得できるということは、全国どこからでも個人情報が見られるということだ。どこかの自治体のコンピューターがハッキングされれば全国の情報が漏れる。自治体内部の誰かが情報漏洩する可能性だってもちろんある。防衛庁がやらかしたプライバシー侵害は、まだまだ記憶に新しい。なのにそれに対する確固たる規制も法案もない。
だから離脱を宣言する自治体があるし、システムに苦言を呈した自治体もあるし、街灯でインタビューすればほとんどの人が不安を口にするのだ。
さて、この国の真ん中にいる方々は、こうした声に果たして耳をわずかでも傾けているのかどうか?
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2002. 8. 3
あまりの暑さゆえなのか、近所のスーパーが、麦茶のサービスを始めた。
店頭に置いてあるのだ。大きなクーラーボックスと、使い捨ての小さなプラスチックコップを、誰でも自由に飲めるように。
『至れり尽くせり』
という言葉を思い出したり、客商売ってすごいなと、思ったり。
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