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いよいよ今日は帰国への旅。その前にモーツァルトマチネで今回の滞在を締めくくる こととなりました。プログラムは前半にハイドンの序曲とシンフォニー。後半は何時 ものようにシェーンベルク合唱によるモーツァルトのミサというパターンです。指揮 はイヴォール・ボルトンで昨年の「トーリードのイフィジェニ」とモーツァルトマチ ネでも良い指揮をしたのが記憶に新しいところです。今日の指揮も気合一杯で、とて も伸びのあるアンサンブルが聴けました。ハイドンのシンフォニーは演奏がとても難 しいところですが、ごく自然に躍動と味わいの良さを聞かせてくれる手腕に納得。後 半のシェーンベルク合唱も何時きいても100点満点に近い出来栄えで、ツィザーク のソプラノの歌いっぷりの良さと相まって最高のミサでした。2階のバルコニーには モルティエの姿も見えましたが、後半はもう居られなかったようでした。しかしこれ だけ素晴らしい演奏、日本に持ってくればきっとモーツァルテウム・ファンも増える ことでしょう。もう余り書くことはありません。唯ひたすらザルツの余韻を残して今 年もまたこの街を離れます。次回は先ずイースターで再び訪れる予定です・・・
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