'97ザルツブルク音楽祭旅行記

チケットと旅の準備〜現地到着

■#2689 芸術劇場 97/ 9/ 9 0: 2 (ID:DAT19113@biglobe.ne.jp)
ザルツブルク音楽祭(1)チケットと旅の準備     tujimoto

長らくお待たせしました。いよいよ旅行記の開始です。連載は20回近くになりそうです。1週間分の原稿は出来上がってますが、来週からはのらりくらりのペースになるので、ご勘弁を。

●チケットの準備

今年2月の旅行から帰ってきて、次回の旅は1年後くらいと考えていました。しかしザルツブルク音楽祭のホームページでプログラムを見ていると、無性にザルツブルクに行きたくなりました。

アバドの『ヴォツェック』、ゲルギエフの『ボリス・ゴドノフ』、それにカンブルランの『ペレアスとメリザンド』!・・・
キャスティングはターフェル、ラミー、ボロディナ、アップショウ、ロイドなどなど! 特にゲルギエフ/ウィーンフィルの組み合わせは滅多に聞けないとも思いました。それと『魔笛』にデッセイやマクネイヤーが歌うとなると溜め息が。何よりもインターネットでチケットを購入出来ることがザルツ行きを決定的なものにしました。

予約はとても簡単。フォームに書き込んでボタンを押すだけ。しかしその前にプログラムの順番を考えなければ。・・・あちらこちらの会場でいろんな演目があり、さらに同じ演目が繰り返されています。すなわち限られた日程で、いかに多くの演目を聴けるかを考えました。室内楽やリサイタルもあって、これらを入れるともっとバリエーションが増えそうです。私の場合下記の2案どちらにしようか迷いました。

月日   案1                     案2
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8/10 日 オスロ・フィル          オスロ・フィル
     「ペレアスとメリザンド」  「ペレアスとメリザンド」
8/11 月 「ヴォツェック」          「後宮からの誘拐」
8/12 火 「ボリス・ゴドノフ」     「ボリス・ゴドノフ」
8/13 水 「グラン・マカブル」     「魔笛」
8/14 木 「ハ短調ミサ」            「ハ短調ミサ」
     「後宮からの誘拐」        ユーゲント・オーケストラ
8/15 金 ウィーン・フィル          ウィーン・フィル
     「ルーチョ・シッラ」      「ヴォツェック」
8/16 土 モーツァルト・マチネー    モーツァルト・マチネー
     「魔笛」                  アップショウ/リサイタル

ところで今年のオペラ演目は上の案1にモーツァルトの「ミトリダーテ」と「ティトの慈悲」を加えた9本です。全部見るには7月下旬から8月下旬までの滞在が必要。でも夏休みの正味7日間で7本も見れると言うのは何とラッキーなことでしょう。これで案1に決定です。そしてついにオーダー・ボタンを押したのでありました。

1カ月程してから予約確認書なるものが郵送で届き、封を開けてびっくり。 Parterre Reihe 1 Sitz ○○などなど・・・とても良い席がリザーブされているではありませんか。確かに「ペレアス」「ヴォツェック」「ボリス」はできるだけ前の方で見たいと思い、一番高いランクを指定しました。平土間の最前列の中央がアサインされていたのには驚きました。ザルツブルク音楽祭のチケットは年末までに予約しないとダメと聞いていましたが、こんなに良い座席が残っていたなんて不思議です。しかしチケット業者を経由せず額面で購入できるものの、音楽祭のチケットそのものが高くて、トータルでは大出費となってしまいました。

●旅の準備

さてこうなると次は旅の準備です。最も混みあう時期なので、飛行機が取れるかどうか心配です。この時期、特にザルツブルクのホテル予約は難しいので、とりあえず旅行会社に依頼しました。

2カ月後ついに郵便書留でチケットが届きました。予約は2回に分けたのですが、全部のチケットがまとめて入っていました。実に合理的でA5サイズくらいの紙に縦横のミシン目が入っていて、1枚1枚切り離せるようになっています。それぞれには月日/演目/座席番号と音楽祭ロゴが綺麗に印刷されています。やはり出発前にチケットを手にすると安心です。あとは持って行くことを忘れないだけです。

●オペラの予習

さて今回の演目で「ルーチョ・シッラ」と「グラン・マカブル」は未だ聴いたことが無いので、お勉強が必要。モーツァルト「ルーチョ・シッラ」は「ルチオ・シルラ」とも呼ばれていますが、CDはハーガー/アーノンクール/カンブルラン指揮の3種類出ています。とりあえずハーガー盤とスコアを買って特訓。このオペラ意外と単調でアリアが長く、とても疲れました。

一方の「グラン・マカブル」は名前すら聞いたことの無いオペラ。案の定いろいろ探しましたが、見つかりません。が、ついに渋谷タワーでホーヴァルト指揮ORF盤を見つけました。リゲティの変わったオペラですが、話は意外と単純で「ルーチョ」より気軽です。

その他のオペラもCD/LDなどで繰り返し復習。特に大変なのが「ボリス」ですね。タルフコスキー演出ゲルギエフ指揮のLDを1日で観るのが苦しい。その点「ヴォツェック」は90分しかないので楽勝。これは6回くらい観たでしょうか。

●出発直前の準備

今回は夏で、冬より荷物が軽いと思うと大間違い。確かにコートなどありませんが、昼(マチネー)と夜(オペラ)の衣装すなわちジャケットとタキシードにエナメルシューズと結構面倒です。それに大量の演奏会プログラムを収容できるスペースをスーツケースに空けておく必要があります。という訳で、持っていく荷物を厳選した後パッキング。あとはいつも利用しているabcスカイパートナーに荷物を引き取って貰いました。

手荷物にはカメラと例によってモバイルギア(+フジのリチウム電池8本)。それにオペラの解説書類多数。意外とこれらが重いんですよ。解説書なんて結局は余り読まなかったので、必要なところだけコピーすれば良かったかなと後悔。

以上、準備編でした。次回は出発からザルツブルク到着までです。
(時間稼ぎがあと2回続きます)

             tujimoto

■#2690 芸術劇場 97/ 9/10 0:20 (ID:DAT19113@biglobe.ne.jp)
ザルツブルク音楽祭(2)憧れの地へ出発     tujimoto

●97年8月9日(土)/1日目

朝5時前に目覚まし時計で飛び起きました。3時間くらいしか寝ていませんが、ここで寝すぎると全てはアウト。そんな大変なことにならないよう気合いを入れて出陣!

今日のルフトハンザは朝(LH711)と昼(LH715)の2便飛びますが、運良く朝の便が取れていました。もし昼の便だと乗り継ぎに大分待たされ、ザルツブルク着は真夜中になってしまいます。

眠気をこらえて都立大5:30頃の電車に乗りました。中目黒で日比谷線に乗換え。意外にもホームには朝帰りの会社員で一杯。やっぱり夏休みになるので、朝まで飲んでた人が多いのですね。上野→スカイライナ→成田7:40分着。スーツケースを回収して8時にはチェックインしました。後は搭乗までのんびり待つだけです。空港は思ったほど混雑していませんでした。

飛行機の中はいつもながら暇で、行きは余り寝ないことにしています。ゲオルギュー/アラーニャが歌うプッチーニ「つばめ」なんかを聞きながら、本を読んでいると、睡魔が襲ってきてます。そのままぐっすりと眠れました。

やっとフランクフルトです。追い風に乗った為、30分早い着陸で、午後2:30頃です。のんびりするにはここからウィーンへ行き、翌日車窓の旅ということになるのでしょうけど、明日の朝からスケジュールがびっしりの為、今日中にザルツ入りしなければ。ということで17:30の乗り継ぎ便まで3時間くらい待ちます。

フランクフルトは30度C以上あり、空港の冷房も余り効いていません。やたら暑い! CゲートからBゲートに行くのに矢印に従って歩いているとエスカレータがあり、それで上がると全面ガラス張りの部屋に出ました。連絡モノレール駅です。一応スカイラインと表示されていました。確か半年前の2月にはこんなもの無かったと思います。さてBゲート駅に降りてから通路の途中にベッドのような長いベンチがあり、人も少なくて静か。時間を潰すには格好の場所です・・・ここで暫しの昼寝と決めました。

いよいよ乗り継ぎ便への連絡バスに乗り込みましたが、外はとても暑いのにびっくり。蒸し暑さと言うよりも肌がジリジリと焼けるような乾いた暑さ。乗継ぎ便はLH6205便となっていたから、ルフトかと思ったらラウダ航空でした。機体にはフルトハンザのパートナーと書いてあり、笑ってしまいました。とても小さな50人乗り程度のジェットです。スチュワーデスは陽気な男女1名の二人組で、ジーパンに赤のベストと青の野球帽という実に気楽な出で立ちです。

離陸すると、早くもメニュー表が配られました。ザ・マジック・テーブル(名付けて空飛ぶビストロ)と書かれてあります。メニューは

  frisch gepresster Orangensaft   フレッシュ・オレンジジュース
              〜             〜
    Schweinsfilet in Kraeuterbutter ポークフィレのハーブバター焼き
    Pommes gratines                 ジャガイモのパイ
  Gemuesevariation                野菜のアソートサラダ
       〜                          〜
    Apfel-Mohn Torte                アップル・ケーキ

ずいぶん立派な献立だなあと眺めていたら、突然大きなナプキンのロールが配られました。赤いリボンで結ばれており、開くと大きなテーブルクロスに変身。左右にポケットがあり、そこにはナイフ・フォーク・スプーン類が入っています。中央にはナプキンが納められています。紙ではなく真っ白の布です。暫くするととてもおいしそうな料理が置かれました。

プレートは2重構造で、外側が三角形。その内側にさらに三つのプレートがぴったり収まっています。奇抜なデザインに美しく盛りつけられた料理はまさに出来たてのレストラン料理そのもの。味はマジックと自負するだけのことはあり、とてもグッドです。これに比べるとルフトハンザのは一体何だったのかと思います。

食事が終わって暫くするともう着陸です。フランクフルトからザルツまでは45分程です。夏の夕方はこの付近は雨や雷が多いとのことですが、良く晴れています。窓からホーエンザルツブルク城が夏の日差しで輝いて、周囲は山に取り囲まれたザルツブルクの城下町が手に取るようです。飛行機から見ると模型のように小さな街に見えます。この狭い街で盛り沢山の音楽祭プログラムが上演されているのが不思議に思えました。1週間以上もここに居るのかと思うと妙な息苦しさを覚えるのでありました。

                               tujimoto

■#2692 芸術劇場 97/ 9/11 0:12 (ID:DAT19113@biglobe.ne.jp)
ザルツブルク音楽祭(3)音楽の街に到着      tujimoto

●まだ8月9日午後6:30

ザルツブルクの飛行場はとても小さくて、着陸しているのは小型機ばかりです。外はやっぱり暑いですが、フランクフルトに比べると風があります。パスポートコントロールではパスを見せるだけ。手にとって確認すらしない怠慢さでした。

出口に向かう通路では観光用チョコレートが配られていました。音楽祭最大のスポンサーのネッスルの宣伝カードが入っています。チョコレートが張りつけられた面にはオペラの写真が映っていて、説明には「ルーチョ・シッラ」と書かれていました。おお!これは素晴らしいデザインの舞台!このオペラを見るのだと思うとおもわずウキウキしてきます。

空港出口の右側にはインフォーメイション(i)があり、ここでもT/Cの両替が出来ます。でも前回の旅行のシリングが余っているので、ここでは両替しません。両替は銀行で。

もともと小さな飛行機しか着陸しないので航空はとても空いていて、すぐにタクシーを拾えます。まずはホテルへ直行。街まで10分程度でしょうか、とても近い。飛行場から街までは新興市街を通ります。町並みはヨーロッパの普通の住宅街で、アパートなんかも建ち並び、前方奥の方に旧市街とお城が望めます。滞在するホテルはザルツァッハ川のずっと手前でミラベル公園の近く。午後7時前には着きました。

●最初の散歩

ミラベル公園 まずは荷物を運んで貰い、ひと休みして外出です。時差ボケ解消には到着日の散歩が一番。明日の朝から演奏会なので、まずは順番に歩いて祝祭劇場まで往復しようと思いました。午後7時半ですが外は太陽がまだ照りつけています。でも昼間よりはしのぎやすくなっていて、長時間座ってばかりの足には散歩が嬉しい。

ミラベル公園はさすが散歩の人で賑わっています。色とりどりの花と噴水、そして奥にホーエンザルツブルクが聳えているのは絵になりますね。夜なのに昼間と変わらない明るさ。ヨーロッパの夏はいつも時間を得した感じになりますね。

ミラベル公園をほどなく通過するとカラヤンの生家があり、その奥のマカルト橋に出ます。この当たりは観光客の往来が激しいところですが、橋からは宝石箱のような旧市街はもう目の前です。川の水はコバルトブルーでとても綺麗。

ザルツブルク旧市街 さてここから祝祭劇場までの道のりは地図によると右か左に大きく迂回して行かなければなりませんが、地図に載っていない抜け道は沢山あります。まずマカルト橋を渡ると、左右に道路が1本川沿いに走っています。これを横断すると商店がびっしりと並んだ建物が延びていますが、ところどころに中庭へ抜ける入り口があります。あるところはアパートの一部やカフェの一部だったりしますが、これをどんどん抜けて行けば祝祭劇場への近道です。観光客で一杯のゲトライデガッセに出て、さらにショーウィンドウが並んだ通り抜けを横断すると露店が並ぶコレーギエン教会の前に出てきます。ここにはいろんなものが売っていて楽しそうですね。もうすぐそこが祝祭劇場前です。

メンヒスベルクの岩盤にくい込んだ劇場は左から、フェルゼンライトシューレ、祝祭小劇場そして大劇場とまとまっていて、これから毎日通うことになります。ちょうど8/9の今は大劇場で「ボリス・ゴドノフ」をやっているはずです。小劇場入り口の左側にはフェストシュピール・ショップがあり、結構いろいろなお土産があります。

まずここで買ったものはCD−ROMです。1920年から97年までのザルツブルク音楽祭の歴史とか映像、写真を整理したマルチメディア・エンサイクロピディアです。2枚組みになっていて、お値段は680シリングでした。2枚とも総監督モルティエの同じアナウンスが収録されているのは若干無駄と思われますが、結構面白いものです。ウィーン・フィルのホームページで宣伝されているCD−ROMも売られていますが、こちらは980シリングと割高です。あとは魔笛をモティーフにしたスカーフが1600シリング、音楽祭ロゴ入りのメダルとか時計なんかもありましたが高価です。このショップで面白いと思ったのは各演目のプログラムが売られていることでしょうか。予め買っておくと便利かもしれませんね。でも当日のキャスティング変更があった場合、そのビラがプログラムに添付されますから、会場で買った方が無難です。

また今年の公演写真が各演目毎に売られています。1枚68シリングと高いのですが、つい買ってしまいます。実はオペラを見る前はさほど欲しいと思いませんが、見てから急に買いたくなるのです。同じ演目でも日替わりで写真を入れ替えてくる商法にはつい乗せられました。例えば「ヴォツェック」にしてもショップを訪れる度に売られている写真の種類が違うのです。結局お目当ての「赤い大きな月」の舞台写真を手に行れるまで、いろんな写真を買うことになるのです。おかげでこのショップには毎日通うことになりました。

さて、祝祭ショップを出てドーム方面に向かいます。歩いていると後ろから馬のひずめの音が迫ってきます。これはスピードがあって非常に怖く感じますよ。立ち止まって、馬車に道をゆずります。ここはウィーンと同様、いやそれ以上に歩道のいたるところが汚れているので、注意が必要。向かって右側に曲がる通りはザンクト・ペーター教会への中庭へ出ます。ちょうどここで、ストリート・アンサンブルがモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハト」を始めました。周囲が建物の壁に囲まれているので、とても豊かな響き。いつしか往来の人々は足を止め、聞き入っていました。こんな光景はあちらちらで、また建物からもレッスンらしき音楽が聞こえていました。やっぱり音楽の街に来たという喜びを実感します。

ザンクト・ペーター教会でもコンサートを聴くので、一応中庭に入り外から教会を確かめました。中くらいの大きさでとても古そうです。教会はこれくらいにして、ドーム広場へ。「イェーダーマン」が上演される特設会場が組まれています。木の長椅子を段々畑に並べただけで、後ろは真っ黒な板で塞いであります。舞台の壁にはスクリーンがあり、映画の上演もあるのでしょうか。

モーツァルト広場 正面の大聖堂を回り込めば、レジデンツ広場です。そういえばモーツァルトの「後宮」はレジデンツで観る予定ですが、一応場所を確認しようと思いましたが、もう既にレジデンツの門は閉まっていました。モーツァルト広場のモーツァルト像も見えましたが、そろそろ薄暗くなってきたので、引き返すことにします。カフェ・トマゼリの前を通ってゲトライデガッセへ。時差ボケなのか食欲が沸かないので、8シリングのクーゲル(アイスクリーム)を食べながら再びザルツァッハ川方面へ。いよいよ暗くなりました。マカルト橋から見る夜景には息を呑む美しさで、思わず足を止めました。これが「北のローマ」かと感慨に更けるのでした。もう風も冷たく少し寒いくらいです。こんな散歩は疲れませんね。そのまま来た道をホテルに戻りました。

●PCVAN接続に挑戦

モバイルギアをせっかく持ってきたのだからと、ホテルの電話機からモジュラージャックを外し、それをモバに接続。いろいろ試しても反応なし。ホテルのフロントに聞いてみたら、0発信ではなく、82発信でモデム接続できると教えてくれました。言われた通りにすれば、ウィーンのTYMNETアクセスポイントに接続できました。しかし14.4K接続になっている。確かこれは2.4Kのはず。接続音も正常だけどモバの画面表示が全く無くて、結局PCVANには接続できず。これはおそらくAPの不具合だと信じて諦めました。こんなことをしていると急に疲れが出てきました。シャワーを浴びて眠ることします。先ほどの散歩の効果でしょうか、今晩はよく眠れそうです。

いよいよ明日から最初の演奏会が始まります。

                              tujimoto

■#2697 芸術劇場 97/ 9/13 11:41 (ID:HDM09592@biglobe.ne.jp)
ザルツRES>tujimotoさん            BMW

●#2690 

ご覧になられた数が比較にならないのですが、内容の濃い旅行記の波状攻撃を
楽しく読ませてもらっています。

>はLH6205便となっていたから、ルフトかと思ったらラウダ航空でした。機
>体にはルフトハンザのパートナーと書いてあり、笑ってしまいました。とても小
>さな50人乗り程度のジェットです。

ラウダ航空といえば、F1ドライバーだったニキ・ラウダが経営しているエア
ーですね。いわゆる大手ローカル路線の下請けといった感じなんでしょうかね。
50人乗りとの記述で、我々が以前ミュンヘンからヴェローナへアルプス越え
をしたルフトハンザの“フォッカー50”かと思いました。あれはプロペラ機
なんですが。その時は、アルプス上空の乱気流で客のほとんどが青ざめた表情
をしていたのがまざまざと思い出されます。

>離陸すると、早くもメニュー表が配られました。ザ・マジック・テーブル(名付
>けて空飛ぶビストロ)と書かれてあります。
>たてのレストラン料理そのもの。味はマジックと自負するだけのことはあり、と
>てもグッドです。これに比べるとルフトハンザのは一体何だったのかと思います

どうせまずい機内食なんだと、ルフトは居直りすぎてるような気がしますね。
行きの到着前にチョイスした和食が“カツ丼!!”だったのには笑いました。
しかし、アイデアに味が伴っておらず、カツをとじている卵がカチカチという
のでは失敗作の誹りを免れません。

去年の野ざらしさんも、あんな機内食なら“ホカ弁”でも出してくれたほうが
よっぽどいい、と書いてましたがむべなるかな、です。






*******************************************べんべ(TAMA-NEWTOWN, TOKYO)

■#2698 芸術劇場  97/ 9/13  21:55 (ID:DAT19113@biglobe.ne.jp)
RES>ザルツRES>BMWさん        tujimoto

●BMWさん
>ラウダ航空といえば、F1ドライバーだったニキ・ラウダが経営して
>いるエアですね。いわゆる大手ローカル路線の下請けといった感じな
>んでしょうかね。

F1ドライバーだったのですか。そういえば「食事とサービスは如何で
したか?」というアンケート用紙が配られ、それには Niki Lauda の
サインと帽子を被った写真が印刷されていました。たしかにその帽子は
F1用に似ています。ひょっとしてスチュワーデスの帽子もF1かも?

>50人乗りとの記述で、我々が以前ミュンヘンからヴェローナへアル
>プス越えをしたルフトハンザの“フォッカー50”かと思いました。
>あれはプロペラ機なんですが。その時は、アルプス上空の乱気流で客
>のほとんどが青ざめた表情をしていたのがまざまざと思い出されます。

フォッカーに似ていましたが、カナディアンジェット何とかという飛
行機でした。ちなみに私もウィーンからミュンヘンに行く時フォッカー
というプロペラに乗ったことあります。おっしゃる通り気流に揺れや
すく、恐かったです。

>去年の野ざらしさんも、あんな機内食なら“ホカ弁”でも出してくれた
>ほうがよっぽどいい、と書いてましたがむべなるかな、です。

そうですね。吉野やの牛丼でも良いかも知れませんね。

●BMWさんがご覧になられた「トリスタン」楽しみにしてます。
 バイロイトの「パルシファル」のチケットが余っているとは勿体ない
 話ですね。日本だと完売なのに。

                          tujimoto


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