Lucerne Festival 2003







G
USTAF MAHLER
Sinfonie Nr.2 c-Moll
<<Auferstehung>>


LUCERNE FESTIVAL ORCHESTRA
CLAUDIO ABBADO




LUCERNE FESTIVAL, SOMMER 2003
Sinfoniekonzert vom 19.August 2003
in Konzertsaal des Kultur-und Kongresszentrums Lucerne

Orfeon Donostiarra, Chor
(Jose Antonio Sainz Alfaro, Chorleitung)
Claudio Abbado, Leitung
Eteri Gvazava, Sopran
Anna Larsson, Mezzospran

本日12/26、ルツェルン・フェスティバル12/22発送の郵便物が届いた。封を開けると何と、今年2003年8月19日に収録されたアバド&ルツェルン祝祭オーケストラによるマーラー交響曲2番「復活」のCDだった。そういえば、今年はサントリーホール小ホールでルツェルン・フェスティバルのイヴェントがあった。その際、3,000円で友の会へ登録したが、プログラム冊子などが送られてくる程度であった。まさか今年のライブCDが送られてくるとは思わなかった。

先日、NHKでTV放送された時にも驚嘆したが、さすがにCDでも臨場感溢れるマーラーは凄い。冒頭、1楽章は実にゆったりとしたテンポで、じっくりと聞かせてくれる。特に木管のフレーズにはしみじみとした情感が漂い、思わずアバドの繊細で柔軟な音楽性に感心するばかり。CD1は1楽章、20分33秒、2楽章9分20秒、3楽章11分11秒で、CD2は4楽章5分0秒、5楽章33分39秒。比較的凝縮された時間に奥行き感溢れる音世界が広がっている。特に4楽章以降は全くの釘付け状態にさせられた。

開幕ガラの時にも感じた祭ホールの音響の良さがCDからもはっきりと聞き取れる。特に合唱が盛り上がった時のホールに反響していくスケール感までもが録音されている。それにしてもフィナーレは怒涛の感動に震えが来る。この2枚組みにはレーベルも、CD番号もなく、単に19.8.2003と番号の代わりとして記載されている。録音レベルはやや低目に設定し、ダイナミックレンジが広く取られている。いわゆる商品を目的としたものではなく、あくまでもライブの空気を忠実に録音しようという記録に徹している。それだけに虚飾なくアバドや奏者達の息づかいが感じられる。このライブに居合わせた方々の感動が伝わってくるようだ。おそらく実演を聞くことができれば、CDの何十倍もの情報量と緊張感に圧倒されるに違いないと感じた。


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